※この記事は2024年8月12日に最新の情報に更新されました。
物価の値上げが止まらない昨今、電気代も値上がりが続いています。中には、
「二人暮らし(同棲)をはじめてから電気代や光熱費が高くなったので安くしたい」
「今後同棲するにあたり、出費がどれくらい増えるのかを知っておきたい」
という方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では「二人暮らしの電気代の平均額」をいくつかの視点から解説し、家庭ですぐにできる電気代の節約術をご紹介します。
関連記事:【2024年最新】世帯別・季節別・地域別の電気代平均は?電気料金の下げ方・節電方法もわかりやすく解説
最初に、二人暮らしの電気代の平均額をいくつかの視点から見ていきましょう。
上図は総務省が毎年発表している「二人暮らしの月間の電気代平均額」です。2021年まで二人暮らしの電気代は平均して9,000円前後でしたが、2022年度の平均額は11,307円と大幅に値上がりしています。
この値上げの主な原因は2022年に化石燃料費(石油や石炭、天然ガス)が大幅に高騰したからです。火力発電に必要な燃料費が上がったことで、電気代も値上がりする事態となりました。
関連記事:【2024年最新】電気代が高いのはなぜ?電気料金の平均額と高騰する理由、安くする方法を解説
年度別でみると2022年度は電気代が高いことがわかりました。次に、季節別の電気代の平均額をご紹介します。
上図は2022年度における、季節別に見た二人暮らしの電気代平均額です。春から秋にかけて電気代はほぼ一定ですが、冬になると大幅に高くなっていることがわかります。これはなぜなのでしょうか?
冬に電気代が高い主な原因は「室内外の温度差が大きいこと」「日照時間が短いこと」の2つです。
例えばエアコンで考えると、気温が33度の場合に冷房を27度に設定すると温度差は6度です。しかし気温が6度の場合に暖房を23度に設定すると、17度も温度差が生じます。このように冬は温度差が大きくなるため、電気の使用量も増えるのです。
さらに日照時間が短いと照明をつける時間も長くなるため、電気代が上がる原因となります。
関連記事:【2024年最新】電気代はどれくらい値上げした?推移と今後の予測、法人・家庭でできる電気料金の高騰対策を解説!
ここまで年度別、季節別の電気代を説明しましたが、あなたの電気代は平均よりも高いでしょうか?安いでしょうか?
電気代は住んでいる地域でも異なるため、地域別の電気代平均額も把握しておきましょう。地域別の電気代については二人世帯以上しか発表されていないため、そのデータの2022年版をご紹介します。
上図は二人以上の世帯における電気代平均額(2022年度分)です。なかでも特に「北陸地方」と「中国地方」の電気代が平均して高いことがわかります。なぜこの2つの地域の電気代は高いのでしょうか?
これは2つの地域には冬の寒さが厳しい地域が多いからです。先述したように寒いと電力使用量が増えるため、特に寒さが厳しい北陸・中国エリアでは電気代が高くなる傾向にあります。
ここまで、年度別・季節別・地域別の電気代平均額を見てきました。それでは一人暮らしから同棲やシェアハウスなどで二人暮らしを始めた場合、電気代はどれくらい上がるのでしょうか?
上図は年度別の一人暮らしと二人暮らしの電気代平均額を比較したものです。当然ながら世帯人数が増えるため電気代も上がりますが、一人あたりの電気代は安くなっていることがわかります。
これは電気代の基本料金は世帯ごとに固定されているからです。基本料金は契約時に決まるため、世帯人数が増えても変動しません。そのため世帯人数が増えるほど一人あたりの基本料金は安くなるのです。
こういった理由から、二人暮らしは一人暮らしよりも電気代が高いですが、一人あたりに換算すると安くなるケースが多いです。
関連記事:【2024年最新】一人暮らしの電気代の平均はいくら?高い原因や節約方法を紹介!
ここまで、さまざまな視点で「二人暮らしの電気代平均額」を見てきました。ここまでの説明をまとめると以下のようになります。
|
「電気代が平均よりも高かった…」という方もいるかもしれませんが、落ち込む必要はありません。平均より高い安いに関係なく、電気代は今よりも安くできる可能性が高いです。
それでは次に電気代の基礎知識を軽く押さえてから、実際に電気代を安くする方法をご紹介していきます。
電気代を安くする方法を理解するためにも、電気代がどのように決まるのかを知っておくことは非常に重要です。それでは、電気代の内訳とはどういったものなのでしょうか?
大半の電気代の内訳は、上図のように4つの要素から成り立っている場合がほとんどです。
基本料金とは、電気の使用量に関係なく毎月定額で発生する料金のことです。この基本料金に、使用量によって変動する「電力量料金」「燃料費調整額」「再エネ賦課金」が加わって月々の電気代となります。電気代は以下の数式で算出できます。
電気料金 = 基本料金 +(電力量単価 ± 燃料費調整単価 + 再エネ賦課金)× 電力使用量
このように、電気代には毎月固定の部分と使用量で変動する部分があるのです。それぞれの要素に関する解説は以下の記事をご覧ください。
関連記事:電気代は安くできる!電気料金の内訳と計算方法、安くする方法とは?
関連記事:電気代の基本料金とは?仕組みと種類、電気料金を安くする方法をわかりやすく解説
関連記事:【図解】電気代を左右する燃料費調整額とは?仕組みや今後の見通し、安くする方法をわかりやすく解説
関連記事:【2024年最新】電気代の再エネ賦課金とは?仕組みと推移、値上げの理由と今後の予想をわかりやすく解説!
電気代の節約方法をご紹介する前に、一点、二人暮らしで電気代を節約するにあたっての注意点をご紹介します。
それは「無理をしすぎないこと」です。
電気は工夫次第で安くできますが、貴重なライフラインなだけに、極端に節約すると日常生活に支障をきたす恐れがあります。また二人暮らしの場合、節約に対する意識のズレがあるとストレスになり、ケンカに発展するなど関係性を脅かすリスクもあるので要注意です。
二人でしっかり話し合い、無理のない範囲で節約することを心がけましょう。節約の目的や目標となる削減金額を設定するなど、楽しみとして取り組むと互いにモチベーションを維持したまま節約に取り組めます。
関連記事:【2024年最新】今後も電気代は値上げする?高い原因と予測、法人・家庭でできる電気代削減方法を徹底解説!
ここまで電気代の内訳と、二人暮らしで節約する場合の注意点を解説してきました。それでは最後に、電気代を今よりも安くする方法を5つご紹介します。
関連記事:【2024年最新】無料で電気代を安くする方法を徹底解説!電気料金を安くしたい方必見!
関連記事:【2024年最新】電気代を値上げする電力会社一覧!電気料金はどれくらい高くなる?
1つ目の方法が、契約アンペア数の見直しです。電気代の基本料金には、契約アンペア数に応じて決まる「アンペア制」と、最低使用量が基本料金となる「最低料金制」の2種類があります。
もし契約中の電力会社がアンペア制の場合、契約容量を見直せば基本料金が下がります。東京電力で考えると、40Aから30Aにすれば月々の電気代が296.24円、20Aにすれば590.48円も安くなるのです。
ただし契約アンペア数が低すぎるとブレーカーが落ちやすくなります。またアンペア数を変えると、その後1年間は固定の場合が多いため注意しましょう。
上図は家電ごとの一般的なアンペア数です。同時に使用することが多い家電のアンペア数を把握し、余裕のあるアンペア数に変えることをおすすめします。例えば合計アンペア数が26Aの場合、30Aで契約すると停電の心配がありません。
電気代を下げる2つ目の方法が支払い方法の変更です。電力会社によっては、口座振替に変更することで電気代が年間数百円ほど安くなる場合があります。
ただし電力会社によってはクレジットカードでしか支払えないケースもあるので注意しましょう。またポイント還元率によっては、クレジットカード支払いの方が節約につながる場合もあります。どちらがお得か、まずは計算してみましょう。
3つ目が節電の徹底です。先述したように電気代は使用量を減らすことで安くできます。ここからは特に使う機会が多い家電の節電方法と、期待できる節電効果を解説します。
全体の使用電力の約14.7%と、電気代に占める割合が最も多いエアコン。エアコンは温度調整を行うタイミングで多くの電気を消費するため、以下の取り組みで節電できます。
・夏の場合、冷房を1度あげる⇨約13%の節電
・冬の場合、暖房を1度下げる⇨約10%の節電
環境省によると、エアコンの適温は夏が28度で冬が20度です。またオンオフのタイミングでも多くの電気を消費するため、つけっぱなしにしたほうが節電になるケースもあります。
さらにフィルターもこまめに洗いましょう。ダイキンの調査では、3年分のホコリが溜まったフィルターを洗った場合、消費電力量を約5割削減できたことが明らかになりました。最低でも月に一度、フィルターを掃除することをおすすめします。
電気代の約14.2%と、エアコンの次に占める割合が大きい冷蔵庫。白物家電メーカーの団体であるJEMA(日本電機工業会)によると、冷蔵庫は以下の方法で電気代を安くできます。
・冷蔵庫の開閉回数を減らす⇨約12%の節電
・冷蔵庫の開閉時間を減らす⇨約5%の節電
・冷蔵庫を壁から少し離す⇨約5%の節電
また冷蔵庫を壁から離せば、冷蔵庫内の食品などから奪った熱を放出しやすくなり、エネルギー消費を効率化できます。
それ以外にも「冷蔵庫内に食品を詰めるのは7割程度にする」「直射日光の当たらない場所に設置する」「食品はぬるいレベルまで冷ましてから入れる」ことで電気代は安くなります。
生活する上で欠かせない照明機器。家庭の電気料金の約13.5%を占めていますが、照明機器も節電によって電気代を大幅に安くできます。
・蛍光灯や白熱電球からLEDに変える⇨約80%の節電
・こまめに電源をオフにする⇨約5%の節電
電気をつけっぱなしにしない、こまめに電気をオフにするのも大切ですが、それよりも照明をLEDに変える方が効果的です。LEDは寿命も長いため、電球代の節約にもなります。
家庭における電力消費量の約10%を占めるテレビ。つけっぱなしや「ながら見」をやめるだけで約2%の節電効果が期待できます。画面を少し暗くするだけでも節電効果が見込めますよ。
また旅行や出張などで長期間自宅を留守にする場合は、テレビの主電源をオフにする、またはコンセントを抜くようにしましょう。しかし主電源を切ると、予約録画できないケースもあるので要注意です。
洗濯機や洗濯乾燥機も消費電力が大きいです。例えばPanasonic社のドラム式洗濯乾燥機を毎日使用すると、月々2,370円もかかってしまいます。
それでも毎日使用する必要があるなら、すすぎを2回から1回に減らしましょう。これだけで約17.5%も節電でき、年間で約5,000円も電気代が安くなります。フィルターをこまめに掃除すれば、さらに電気代は安くなります。
電気代を下げる4つ目の方法が家電の買い替えです。環境省によると、電化製品は年々省エネ性能が上がっていることがわかっています。
例えば、2019年製の冷蔵庫は、2009年のものと比較すると年間消費電力量を約40〜47%もカットできます。エアコンはこの10年間で約17%も節電でき、テレビは約42%も節電できるようになりました。
家電の買い替えはコストが発生しますが、東京都世田谷区や愛知県一宮市など、自治体によっては省エネ家電の買替に活用できる補助金制度を実施しているケースもあります。
環境省の比較サイトでは、実際に家電を買い替えた場合にどれだけ電気代を安くできるのか、製品ごとに調べることができるため、買い替えを検討中の方はぜひご活用ください。
最後に紹介するのが、電気代を安くするために最も効果的な方法である「電力会社の切り替え」です。
これまでに述べた節約方法でも電気代は安くできます。しかし電気の使用量を減らすよりも「電気代の単価を下げる」ことが最も効果的です。そして電力会社によっては、単価を下げることができます。
ニュースなどでよく取り上げられていますが、2023年6月より、大手電力会社は大幅な電気料金の値上げに踏み切っています。
上図は各大手電力会社の値上げ幅です。特に北陸電力は値上げ幅が大きく、プラン内容によっては44〜46%近く値上がりするケースもあります。
「大手電力会社=安心」というイメージがあるかもしれませんが、その神話は崩れつつあります。先述したように北陸地方は地域別で見ると電気代が最も高いため、特に注意が必要です。
一方、新電力(2016年以降に新規参入した電力会社)によっては、格安の電気プランを提供しているケースがあります。電気代が上がる現在でも、安くできる可能性はあるため、特に大手電力会社と契約中の方は、電力会社の切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
電力会社を選ぶ際に重視すべきポイントや、切り替える上での注意点については下記記事で詳しく解説しています。
関連記事:【図解】新電力とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説!
関連記事:【2024年】電力会社・電気料金プランの選び方とは?注意点と電気代を安くする方法を解説!
ここまで電気代を下げる方法を解説し、最も効果的な方法は「電力会社を切り替えて電気代の単価を下げること」だと説明しました。そして電気代を安くしたい方におすすめなのが、しろくま電力が提供する「しろくまプラン」です。しろくまプランの主なメリットとして、以下の2点があります。
①電気料金が大手電力会社の値上げ後より最大3割も安い
②還付金制度があるので、電気料金の急激な上昇を防げる
それぞれのメリットについて説明していきます。
1点目が、大手電力会社の値上げ後より電気料金が最大で3割も安くなる点です。しろくまプランは、電気料金の業界最安値を実現すべく、単価を安く設定しています。
上図は4人世帯の場合の、大手電力との電気料金を比較した図です(契約アンペア数が40A、月間電力使用量が450kWhの場合)。
先述したように、大手電力会社は2023年6月より電気料金を大幅に値上げしました。一方、「しろくまプラン」の電気料金は大手電力の値上げ前よりも安く、便乗値上げも実施しないため、場合によっては約3割も電気代を安くできるのです。
しかし「電気代が大幅に安くなる」と言われても、信じられない方も多いのではないでしょうか?「しろくまプラン」が大手電力よりも安い理由は、電気料金の内訳にあります。
上図は双方のプランを比較した図です。まずしろくまプランは大手よりも基本料金と電力量料金を安く設定しました(再エネ賦課金の単価は国が定めるため、全ての電力会社で同じです)。
さらにしろくま電力は、燃料費調整額でなく電源調達調整費を電気代に組み込んでいます。
燃料費調整額とは、化石燃料費の変動分を1kWhあたりの電気代に落とし込んだものです。化石燃料費だけを反映するため、燃料費が高騰すると燃料費調整額も上がってしまいます。2022年に電気代が上がったのは、この燃料費調整額が原因でした。
一方、電源調達調整費はJEPX(電気の卸市場)で売買された電気の価格(市場価格)をもとに決まります。
市場価格は燃料費だけでなく「太陽光発電の発電量」や「電気の需給状況」なども考慮した上で決まるため、燃料費が高騰しても安くなる場合があるのです(当然、高騰リスクもあります)。
上図は市場価格が0.01円/kWhとなった時間数です(弊社の電力事業部調べ)。2022年は化石燃料費が高騰しましたが、太陽光発電が増えているため、市場価格は多くの時間で0.01円/kWhとなりました。九州に至っては、年間の約10%が0.01円/kWhとなっています。
さらに今後、太陽光は今から2倍に増える予定であり、再エネの安定供給を可能にする系統用蓄電池(大型蓄電池)の設置が各地で進んでいることから、市場価格がさらに安定していく可能性が十分に考えられます。
一方で化石燃料は有限資源です。社会情勢に影響を受けやすいため、燃料費調整額は今後も大幅な高騰リスクがあります。
このように大手電力会社よりもお手頃な料金設定にしているため、しろくまプランにすれば電気代を安くできるのです。
関連記事:【図解】JEPXとは?取引の仕組みや市場価格の推移をわかりやすく解説!
関連記事:電源調達調整費とは?独自燃調の仕組みと特徴をわかりやすく解説
関連記事:【図解】電力自由化とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説
2つ目のメリットが、電気料金高騰時に還付金を適用するため、電気料金の急激な上昇を防げる点です。
電源調整調達費はJEPXの市場価格をもとに決まると説明しました。この市場価格ですが、平均よりも高いと電源調整調達費はプラスになりますが、平均より安いとマイナスになることもあります。
通常、プラスの場合は電力会社は電気料金にプラス分を上乗せし、マイナスの場合はマイナス分を値下げして請求するのが一般的です。しかしそうすると、電気料金の上下の幅が大きくなってしまいます。
そこでしろくまプランでは、電源調整調達費がマイナスの場合、上図の①のようにマイナス分を「料金高騰準備金」として蓄えます。そして③のように市場価格が高騰した際、①で貯めたお金を還付金として充てることで、電気料金の急激な上昇を防ぎます。
これによって、電気料金の激しい浮き沈みを抑えることができ、しろくまプランなら、年間を通して電気料金を安く抑えられるのです。
またしろくまプランの電気は、発電の際にCO2を出さない「実質再生可能エネルギー(※)」です。ただ安いだけでなく、電気を切り替えるだけで環境改善にも貢献できます。
電気代が下がるだけでなく、キャッシュバックも受け取れるので、「電気料金を安くしたい」「電気料金値上げの通知がきた」方は、しろくまプランへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
お申し込みは「しろくまプランお申し込みページ」または以下のバナーより簡単に行うことができます。
またしろくま電力では、電気料金の高騰に悩む法人(高圧・特別高圧)に向けて、昼間の電気使用量が多いほどお得になる電力プランを提供しています。気になる方は、ぜひ「市場連動型しろくまプラン」をご覧ください。
※実質再生可能エネルギーとは、電気に環境価値証書(CO2を出さないという証明書)を組み合わせたもののこと。
関連記事:非化石証書とは?仕組みや価格、種類や購入方法などをわかりやすく解説
関連記事:【2024年】電気の市場連動型プランとは?特徴とメリット・デメリットをわかりやすく解説!電気代高騰を防げる?
ここまで、二人暮らしの電気代平均額や電気代を安くする方法を解説してきました。ここからは番外編として、追加で知っておきたい情報をご紹介します。
まずは二人暮らしの電気代を含む光熱費の平均額を見ていきましょう。
上図は総務省が発表した、2022年度の二人暮らしにおける光熱費平均額(1ヶ月あたり)です。電気代が上がっていることを先述しましたが、化石燃料費が値上がりした影響でガス代やその他燃料費(灯油など)も値上がりしています(2021年度の平均額は、ガス代が4,330円、その他燃料費は1,311円)。
上下水道代は2021年の4,344円よりも安くなりましたが、光熱費全体としては2021年より価格が上がっています。これらの光熱費を安くする方法はあるのでしょうか?
この記事では電気代を安くする方法をご紹介しましたが、ガス代や水道代を安くする方法もあります。ここからはそれぞれの節約方法をご紹介します。
まずガス代を安くする方法として、以下の4つが挙げられます。
①都市ガスの物件に住む
②節約を意識した入浴を心がける
③調理中の火力を中火にする
④ガス会社を見直す
①について、ガスには都市ガスとプロパンガスの2つがあり、プロパンガスは都市ガスよりもガス代が2倍近く高いです。ガス代を安くしたい方は都市ガスの物件に住むことをおすすめします。
次に②について、お風呂は多くのガスを消費します。「浴槽のお湯を少なめにする」「お風呂の設定温度を下げる」「間隔を空けずに入浴して追い焚きを減らす」といった取り組みで、ガス代を安くできます。
③では、調理の際にフライパンや鍋からはみ出た炎は全てムダなものです。強火でなく中火を心がけ、煮込み料理は圧力鍋を使うことでガス代を安くできます。④は電力会社の変更と同じです。ガス会社を単価の安い会社にすることで、ガス代を下げることができます。
次に水道代を安くする方法をご紹介します。水道代の主な節約方法は以下の3つです。
①水をこまめに止める習慣を身につける
②洗濯物をまとめて洗う
③節水グッズを使用する
①について、食器洗いの際に5分間水を出しっぱなしにした場合の水の使用量は60リットルになると言われています。止める習慣を身につけるだけで、水道代を下げることができます。
②のように洗濯物をまとめて洗うことも効果的です。容量が6kgの洗濯機の場合、4割の量で2回洗うのと8割の量で1回洗うのでは、後者の方が年間の水道代が約4,360円安くなると言われています。
③では、水の勢いそのままに使用量だけを抑えられる「節水シャワーヘッド」やトイレタンクに設置する「節水器」、蛇口に装着する「節水コマ」を設置すれば水道代を安くできます。
電気代だけでなく、ガス代や水道代を安く抑えたい方はぜひ上記の取り組みを試してみてください。
この記事では「年度別」「季節別」「地域別」に電気代の平均額を紹介しました。それ以外にも住居のスタイルによって電気代の平均額が変わるため、興味のある方は参考にしてみてください。
上図は戸建てと集合住宅(マンションやアパートなど)の電気代平均額を比較したものです。戸建てと集合住宅では、平均額が2,000円近く違うことがわかります。
これは戸建ての方が集合住宅よりも床面積が広く、部屋数が多い傾向にあるからです。部屋が広く、数が多いとそれだけ電化製品の稼働が増えるため、戸建ての方が電気代が高くなりやすいのです。
戸建てや集合住宅だけでなく、オール電化かそうでないかも電気代に影響します。
上図はオール電化住宅と電気・ガスの併用住宅の電気代を比較したものです。オール電化住宅の方が、電気とガスを併用するよりも電気代が高いことがわかります。
これはオール電化住宅は家庭内のエネルギーを電気で賄うため、ガス代分の光熱費も電気代に含まれるからです。オール電化の方は、夜間の安い電気を使ってお湯を沸かすエコキュートなどを活用すれば、さらに電気代を安くできます。
さまざまな角度から二人暮らしの電気代平均額を見てきましたが、いかがでしたでしょうか? 繰り返しになりますが、電気代を安くするために最も効果的なのは「電力会社の切り替え」です。
「電気代を今よりも安くしたい」とお考えの方は、ぜひこの機会に大手よりも電気代の単価が安い「しろくまプラン」への切り替えをご検討ください。
お申し込みは「しろくまプランお申し込みページ」または以下のバナーより簡単に行うことができます。