オーブンはお菓子作りやパン作り、毎日の料理に欠かせませんが、電気代がどのくらいかかっているのか気になる方もいるでしょう。
本記事では、オーブンレンジ・スチームオーブン・オーブントースターの3種類について、1回あたりの電気代を解説します。電子レンジとの料金差や電気代で損しないオーブンの選び方、今日から実践できる節約のコツまでご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:電気代が高い家電ランキング10選|年間の電気代や節約方法も解説!
|
この記事を読んでわかること
・オーブンの種類ごとの電気代
・オーブンと電子レンジの電気代の比較 ・オーブンの選び方 ・オーブンの電気代を節約する方法 |
|
結論をまとめると!
オーブンの種類は以下の3つ! ・オーブンレンジ ・スチームオーブン ・オーブントースター |
家庭で使われるオーブンは、大きくわけて「オーブンレンジ」「スチームオーブン」「オーブントースター」の3種類です。それぞれ加熱の仕組みや得意な調理が異なるため、電気代にも違いが出てきます。
ご家庭で使用しているオーブンがどのタイプに当てはまるかを把握しておくと、このあとの電気代の比較がより理解しやすくなるはずです。まずは各タイプの特徴を押さえておきましょう。
オーブンレンジとは、電子レンジの「温め機能」とオーブンの「焼き機能」を1台にまとめた家電のことです。1台で温め・解凍・焼き調理をこなせるため、多くの家庭で選ばれています。
消費電力は1,400W前後の製品が多く、オーブン機能を使う際は高い電力を一定時間消費し続ける点が特徴です。そのため、電子レンジ機能だけの使用時と比べると、1回あたりの電気代は高くなる傾向にあります。
スチームオーブンは、庫内に蒸気(スチーム)を発生させながら加熱できるオーブンです。通常のオーブン調理に蒸気の力が加わることで、食材の乾燥を抑えつつ、外はパリッとなかはしっとりした仕上がりを実現できます。
消費電力はオーブンレンジとほぼ同等の1,400W前後が一般的で、電気代も大きくは変わりません。ただしスチーム生成に追加のエネルギーを使うモデルもあるため、カタログの消費電力表記を事前に確認しておくと安心です。
オーブントースターは、ヒーターの熱で食材を直接焼くシンプルな構造の調理家電です。トーストやグラタンなど短時間で高温調理したい場面に向いており、予熱がほぼ不要な点も特徴といえるでしょう。
消費電力は1,200W〜1,300W前後と、オーブンレンジやスチームオーブンよりやや低めに設定されています。さらに1回の調理時間も短いケースが多いため、3種類のなかでは1回あたりの電気代がもっとも抑えやすいタイプです。
|
結論をまとめると!
・オーブンの電気代は、30分あたり約20〜22円が目安
|
ここまで、オーブンの種類について解説しました。それでは、それぞれのオーブンの電気代についてみていきましょう。
|
オーブンレンジ
|
スチームオーブン
|
オーブントースター
|
|
|
消費電力
|
1,430W
|
1,400W
|
1,300W
|
|
10分あたりの電気代
|
約7.4円
|
約7.2円
|
約6.7円
|
|
30分あたりの電気代
|
約22.2円
|
約21.7円
|
約20.2円
|
|
1時間あたりの電気代
|
約44.3円
|
約43.4円
|
約40.3円
|
|
1か月あたりの電気代
(1日1時間の使用)
|
約1,329円
|
約1,302円
|
約1,209円
|
※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電気代の目安単価である31円/kWhで計算
※参考:Panasonic「NE-FS3D 仕様・詳細情報」|Panasonic「NE-UBS10D 仕様・詳細情報」|Panasonic「NT-D700 仕様・詳細情報」
オーブンの電気代は、30分あたり約20〜22円が目安です。3種類を比較すると、消費電力がもっとも低いのはオーブントースターで、1回の使用時間も短いため電気代も抑えやすいといえます。
とはいえ、それぞれにそれほど大差がないため、オーブンは電気代ではなく、用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。また、実際の電気代は製品により異なるため、選ぶ際は取扱説明書などを参考にしてください。
|
結論をまとめると!
・オーブンと電子レンジの消費電力はほぼ同じ
・1回あたりの電気代は電子レンジの方が安くなりやすい |
ここまで、オーブンの電気代を種類別にご紹介しました。オーブンの電気代がわかったところで、もうひとつ気になるのが電子レンジとの比較ではないでしょうか。
同じキッチン家電として、1回あたりのコストにどれくらいの差があるのか確認してみましょう。
|
消費電力
|
10分あたりの電気代
|
1回の使用時間
|
1回あたりの電気代
|
|
|
電子レンジ
|
1,400W
|
約7.2円
|
5分
|
約3.6円
|
|
オーブン
|
1,430W
|
約7.4円
|
30分
|
約22.2円
|
※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電気代の目安単価である31円/kWhで計算
※参考:Panasonic「NE-FS3D 仕様・詳細情報」
上図は、オーブンと電子レンジの電気代をまとめたものです。1回あたりの電気代で比べると、電子レンジのほうが圧倒的に安くなります。これは、消費電力の差ではなく1回の使用時間に違いがあるためです。
オーブンと電子レンジの10分あたりの電気代はほぼ同じですが、1回あたりの使用時間が大きく異なるため、電気代には約6倍の差が生まれます。ただし、オーブンと電子レンジはそもそも調理の目的が異なる家電であるため、用途に応じて使い分けることが大切です。
電子レンジの電気代についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:電子レンジの電気代はいくら?計算方法や6つの節約術をわかりやすく解説!他の電化製品とも徹底比較
関連記事:電気代の内訳の見方と計算方法とは?電気代を安くする方法もわかりやすく解説!
|
結論をまとめると!
電気代で損しないオーブンの選び方は以下の4つ!
①消費電力(W)や年間消費電力量(kWh)を確認する
②人数に合ったサイズを選ぶ ③用途に合った機能で選ぶ ④天板の枚数で選ぶ |
ここまで、オーブンと電子レンジの電気代の違いについて解説しました。オーブンは消費電力が大きい家電ではありますが、機種の選び方によって電気代を抑えることも可能です。
ここからは、電気代の観点から後悔しないオーブン選びのポイントを4つご紹介します。これから購入を検討している方はもちろん、買い替えを考えている方もぜひ参考にしてみてください。
オーブン選びでまず確認したいのが、カタログに記載されている消費電力(W)と年間消費電力量(kWh)の2つです。消費電力が大きいほど1時間あたりの電気代は高くなり、年間消費電力量を見れば1年間のランニングコストの目安がわかります。
同じ機能を持つ製品でも、メーカーやモデルによって消費電力には差があるため、購入前に必ず比較しておきましょう。年間の電気代は「年間消費電力量 × 電力単価(31円/kWh)」の計算式で算出できるので、候補を絞る際の判断材料として活用してみてください。
関連記事:消費電力(W)とは?消費電力量・定格消費電力との違いや計算方法、電気代の節約術を解説!
関連記事:kWh(キロワットアワー)とは?kWとの違いや電気代の仕組み、節約術をわかりやすく解説!
関連記事:【最新】消費電力の計算方法をわかりやすく解説!電気代の求め方や節約方法も紹介
オーブンの庫内容量は、家族の人数や一度に調理する量に合わせて選ぶことが大切です。大きすぎるオーブンを選ぶと、少量の調理でも広い庫内を温めるために余計な電力を消費してしまいます。
目安としては、1〜2人暮らしなら20〜25L、3〜4人家族であれば26〜30L程度が適しているでしょう。必要十分なサイズを選ぶことで、無駄な電力消費を防ぎつつ、調理の効率も高められます。
多機能なオーブンは便利ですが、使わない機能が多いと本体価格が上がるだけでなく、消費電力も高くなる傾向にあります。たとえば、トーストや簡単なグラタンが中心であれば、オーブントースターで十分対応可能です。
一方、パン作りやお菓子作りを本格的に楽しみたいのであれば、温度調節の幅が広いオーブンレンジが向いています。「自分がよく作る料理は何か」を軸に必要な機能を絞り込むことで、電気代のムダを抑えやすくなるでしょう。
天板が2枚付属しているオーブンを選ぶと、上下2段で同時に調理ができるため、オーブンを稼働させる回数を減らせます。たとえばクッキーを焼く場合、1段焼きでは2回に分ける必要があっても、2段焼きなら1回で済むケースも少なくありません。
稼働回数が半分になれば、予熱にかかる電力も1回分で済むため、電気代の節約効果は大きくなります。まとめて調理する機会が多い方は、天板の枚数をオーブン選びの基準のひとつに加えておくとよいでしょう。
|
結論をまとめると!
オーブンの電気代を節約するコツは以下の5つ!
①予熱時間を最小限にする
②まとめ調理で使用回数を減らす ③庫内サイズに合った量を調理する ④余熱調理を取り入れる ⑤調理中にドアを開ける回数を減らす |
ここまで、電気代で損をしないオーブンの選び方を解説しました。オーブンの選び方を押さえたら、次は日々の使い方も見直してみましょう。
関連記事:【必見】絶対すべき節約術を紹介!やってはいけない節約方法も解説します
関連記事:【必見】一番節約できるものはどれ?すぐできるものとNGな節約方法もわかりやすく解説!
オーブンは調理を始める前に庫内を温める「予熱」が必要ですが、この予熱時間が長いほど余計な電力を消費してしまいます。設定温度に達したらすぐに食材を入れることで、無駄な電気代を抑えられるでしょう。
ポイントは、予熱中に食材の準備をすべて済ませておくことです。天板に食材を並べた状態でスタンバイしておけば、予熱完了の合図と同時に調理を開始でき、庫内を空のまま加熱し続ける時間を最小限にできます。
オーブンの電気代を大きく左右するのが「使用回数」です。1回ごとに予熱が必要になるため、少量を何度も焼くよりも、まとめて一度に調理するほうが電力のムダを減らせます。
とくに天板が2枚付属しているオーブンであれば、上下2段で同時に調理する「2段調理」が有効です。たとえばクッキーを焼くとき、1段だと2回に分ける必要があっても、2段調理なら1回の予熱・稼働で済むため、電気代をおよそ半分に抑えられる可能性があります。
オーブンは庫内全体を均一に温める仕組みのため、少量の食材だけを調理しても、消費する電力は大きく変わりません。庫内の半分しか使わない調理を繰り返すと、1食あたりの電気代が割高になってしまいます。
一方で、庫内のスペースをできる限り活用して調理すれば、1回の稼働で得られる調理量が増え、結果として電力効率が上がります。作り置きのおかずを同時に焼くなど、庫内を有効活用する習慣を意識してみてください。
オーブンは、電源を切ったあとも、庫内にしばらく熱が残り続けます。この「余熱」を活用すると、加熱時間を短縮しながら食材にしっかり火を通すことが可能です。
たとえば、ローストチキンや焼き芋などのじっくり火を通す料理では、設定時間の数分前にオーブンを切り、余熱で仕上げるという方法が効果的でしょう。数分でも稼働時間が短くなれば、積み重ねによる電気代の差も大きくなります。
調理の途中でオーブンのドアを開けると、庫内の温度が一気に下がってしまいます。下がった温度を元に戻すために追加の電力が必要になるため、開閉の回数が多いほど電気代がかさむ原因になるでしょう。
焼き加減が気になるときは、ドアを開けずに庫内灯や耐熱ガラス越しに確認するのがおすすめです。どうしても開ける必要があるときは、素早く済ませて閉じることを意識するだけでも、温度低下と電力のロスを最小限に抑えられます。
|
結論をまとめると!
・電気料金単価を安くできると、電気代は手間なく抑えられる
|
ここまでご紹介した節約のコツは、オーブンの使い方を工夫し、使用時間や消費電力を減らす方法でした。しかし、電気代を根本的に抑えたいのであれば「電気料金単価そのもの」に目を向けることが必要になります。
電気料金単価とは、電気を1kWh使うごとにかかる単価のことです。この単価が下がれば、オーブンだけでなくエアコンや冷蔵庫、ドライヤーなど家中すべての家電の電気代が手間なく一括で安くなります。ここからは、電気料金単価を下げる方法についてみていきましょう。
関連記事:【2026年最新】安い電力会社のおすすめ比較!失敗しない選び方をわかりやすく解説
関連記事:【2025年最新】電気代の見直しで安くするためのポイントとは?具体的な方法や注意点も解説!
予熱を短くする、まとめ調理をするといった工夫は節約に有効ですが、削減できる電気代には限界があります。たとえば1回の調理で数分の短縮ができても、節約額は数円程度にとどまるケースがほとんどでしょう。
さらに、節約を意識しすぎると調理の手間やストレスが増え、長続きしないという問題もあります。そのため、電気代を大きく下げるには、料金の仕組み自体を見直す視点が欠かせません。
関連記事:使ってないのに電気代が高い原因とは?調べ方や対処法を解説!
関連記事:【最新】無料で電気代を安くする方法を徹底解説!電気料金を安くしたい方必見!
電気料金単価を下げる方法は、契約する電力会社を見直すことです。2016年の電力自由化以降、家庭でも自由に電力会社を選べるようになりました。大手電力会社より安い単価を提示している新電力も、数多く存在します。
電力会社の乗り換えは、工事や特別な手続きは基本的に不要で、申し込みだけで完了するケースがほとんどです。使い方を一切変えなくても、契約先を切り替えるだけで毎月の電気代が下がる可能性があります。まだ検討したことがない方は、ぜひ一度確認してみてください。
関連記事:電力会社を乗り換える方法とは?切り替え方法とメリット・デメリット、注意点を解説
関連記事:電気の契約はどう進める?引越し・現住所それぞれの進め方や即日開通についても解説!
関連記事:電力会社・電気料金プランの選び方とは?注意点と電気代を安くする方法を解説
しろくま電力では、家庭・低圧法人を対象とした電力プラン「しろくまプラン」を提供しています。
このプランの特徴は「基本料金が0円」であること。それ以外の単価も、以下のように大手電力会社より安いケースがほとんどです。電力を切り替えるだけで、節電をしなくても電気代を安くできる可能性が非常に高いのです。
※ここに別途、大手電力は「燃料費調整額」「再エネ賦課金」が、しろくまプランは「電源調達調整費」「再エネ賦課金」が発生します。
また「しろくまプラン」は電気代が安いだけでなく、発電の際にCO2を排出しない実質再生可能エネルギーをお届けしています。切り替えるだけで、地球温暖化の防止に貢献することができます。
環境にも家計にもやさしい「しろくまプラン」への切り替えをお考えの方は「しろくまプランお申し込みページ」または以下のバナーからお申し込みください。申込ページでは、プランの詳細についてわかりやすく説明しています。