電気とガスをまとめるおもなデメリットは、セット割の割引額が小さく節約効果を感じにくいことや、他社との料金比較・乗り換えがしづらくなることなどが挙げられます。割引額は月に数百円程度のことが多く、使用量によってはかえって割高になる場合もあるのです。
一方で、使用量が多い家庭では請求の一本化や割引効果といったメリットもあり、オトクになるかどうかは生活スタイルによって異なります。
本記事では、電気とガスをまとめるデメリット・メリットの両面を解説します。「まとめた方がよい人」「まとめない方がよい人」の特徴や、契約前にチェックすべき注意点にも触れているので、ぜひ参考にしてください。
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この記事を読んでわかること
・電気とガスをまとめるデメリット
・電気とガスをまとめるメリット ・電気とガスをまとめた方がよい人・まとめない方がよい人 ・電気とガスをまとめる際の注意点 |
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結論をまとめると!
電気とガスをまとめるデメリットはおもに以下の5つ!
①人によっては光熱費が割高になる場合がある ②他社との料金比較がしづらくなる ③初期費用や解約金が数千円〜1万円程度発生するケースがある ④切り替え時の手続きに手間がかかる可能性がある ⑤会社の倒産・撤退時に電気もガスも切り替えが必要になる |
電気とガスをまとめると必ずオトクになるわけではありません。セット割にはおもに5つのデメリットがあり、人によってはかえって損をしてしまうケースもあります。契約してから後悔しないために、まずはデメリットをしっかり把握しておきましょう。
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セット割を利用しても、すべての家庭で光熱費が安くなるとは限りません。とくに一人暮らしや電気・ガスの使用量が少ない家庭では、セット割の割引額よりも、個別に安いプランを選んだ方がトータルの料金が下がるケースがあります。
セット割の割引額は月に数百円程度であることが多く、もともとの使用量が少ないとその恩恵はごくわずかです。現在の料金プランと比較せずに契約すると、まとめる前より光熱費が上がってしまう可能性もあるため注意しましょう。
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電気とガスをひとつの会社にまとめると、他社の料金プランとの比較がしにくくなります。セット割は電気とガスの合算で割引が適用されるため、それぞれ単体の料金が妥当なのかを判断しづらくなるのが大きな要因です。
その結果、他社でもっと安いプランが登場しても気づきにくくなり、乗り換えのタイミングを逃してしまうことがあります。「まとめているから安いはず」という思い込みが生まれやすい点も、見落としがちなデメリットのひとつといえるでしょう。
セット割への切り替え時に、事務手数料などの初期費用がかかる場合があります。また、契約期間中に解約すると違約金が発生するプランも存在するため、契約前に費用面の条件をよく確認しておくことが重要です。
仮に初期費用や解約金が数千円〜1万円程度かかると、月数百円のセット割引では元を取るまでに長い期間が必要になります。電気とガスをまとめても、こうした費用がかさむとセット割のメリットが打ち消されてしまうため、トータルコストで判断することが大切です。
セット割を解約して別の会社に乗り換えたい場合、電気とガスそれぞれに手続きが必要になることがあります。別々に契約していればどちらか一方だけを気軽に切り替えられますが、電気とガスをまとめていると手続きの工数が増えてしまうでしょう。
引っ越しの際にも注意が必要です。引っ越し先が電気の供給エリア内であっても、ガスはエリア外というケースは珍しくありません。その場合、ガスだけ別の会社で新たに契約し直す手間が発生するため、転居の可能性がある方はあらかじめ把握しておくとよいでしょう。
電気とガスを同じ会社にまとめている場合、事業撤退などが起きると両方の契約を見直す必要があります。別々に契約していれば影響は一部にとどまりますが、まとめていると手続きが同時に発生する点に注意が必要です。
近年、新電力会社の撤退や料金プランの変更といった事例は実際に起きています。資源エネルギー庁のよくある質問でもあるとおり、供給が突然止まることは基本的にありません。ただし、万が一に備えて契約先の経営状況や実績を事前に確認しておくとよいでしょう。
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結論をまとめると!
電気とガスをまとめるメリットはおもに以下の5つ!
①光熱費が安くなる場合がある ②家計管理が一本化されてラクになる ③手続きの手間が減る ④問い合わせ先をひとつにまとめられる ⑤ポイント還元やキャンペーン特典を受けられることがある |
デメリットがある一方で、電気とガスをまとめることにはメリットももちろん存在します。とくに電気・ガスの使用量が多い家庭や、家計管理をシンプルにしたい方にとっては大きな魅力となるでしょう。ここからはおもなメリットを5つみていきましょう。
電気とガスを同じ会社にまとめると、セット割引が適用されて光熱費の総額が下がる場合があります。割引額は会社やプランによって異なりますが、月に数百円〜1,000円程度の割引が受けられるケースが一般的です。
とくにファミリー世帯のように電気・ガスの使用量が多い家庭では、割引の効果を実感しやすくなります。年間で見れば数千円〜1万円単位の節約につながることもあるため、現在の料金と比較したうえで検討するとよいでしょう。
電気とガスをまとめると請求がひとつになるため、毎月の光熱費を把握しやすくなります。請求書や明細が別々だと確認の手間がかかりますが、一本化されていれば月々の支出をひと目で確認できるようになるでしょう。
支払い日もひとつに統一されるため、引き落とし日の管理もシンプルになります。家計簿をつけている方や毎月の固定費を細かく把握しておきたい方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
電気とガスをまとめて契約すると、引っ越しや契約内容の変更といった手続きを一社で完結できる場合があります。別々の会社に契約していると、それぞれに連絡して手続きを進める必要があり、時間も手間もかかりがちです。
とくに引っ越しの際は、電気・ガスの開通や停止を同時に手配できるケースもあるため、忙しい状況での負担軽減になるでしょう。手続きにかかる時間をできるだけ減らしたい方には、見逃せないメリットです。
電気とガスの契約先が同じであれば、料金の疑問やトラブルが発生した際の問い合わせ先が一か所で済みます。別々の会社と契約していると、どこに連絡すればよいか迷ったり、それぞれに電話をかけたりする手間が生じることもあるでしょう。
窓口がひとつにまとまっていれば、電気とガスの両方について一度の問い合わせで対応してもらえる可能性が高くなります。日常的なやり取りの負担が減る点は、長く使い続けるうえでも見逃せないメリットです。
電力会社やガス会社のなかには、セット契約をすることでポイント還元やキャッシュバックなどのキャンペーン特典を用意しているところがあります。セット割の割引に加えてこうした特典が受けられれば、トータルでの節約効果はさらに高まるでしょう。
ただし、キャンペーンには適用期間や条件が設けられていることがほとんどです。「初年度のみ」「一定の使用量以上が対象」といった制限がないかを事前に確認しておくと、期待していた特典が受けられなかったという失敗を避けられます。
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結論をまとめると!
電気とガスをまとめない方がよい人は以下のとおり ・一人暮らしで電気・ガスの使用量が少ない人 ・会社の切り替えやプラン変更を柔軟におこないたい人 ・すでに最安級の料金プランを契約している人 ・引っ越しの予定がある人 |
電気とガスのセット契約は、すべての方にとってメリットがあるとは限りません。生活スタイルや今後の予定によっては、別々に契約した方が適している場合もあります。以下に該当する方は、セット割の利用について慎重に検討するとよいでしょう。
一人暮らしなど電気・ガスの使用量が少ない場合は、セット割よりも個別契約の方が適しているケースがあります。セット契約による割引があっても影響が小さく、基本料金が安いプランを選んだ方が結果的に光熱費を抑えられる可能性があるのです。
また、電気・ガスの使用量に偏りがある場合、一方は低使用量向け、もう一方は高使用量向けのプランを選ぶことで、セット割より有利になることもあります。気になる方は、契約前に条件を比較検討するとよいでしょう。
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電気やガスの料金プランは、新しいサービスやキャンペーンが次々と登場する分野です。その都度、より有利なプランへ見直したいと考える場合、セット契約が制約となる可能性があります。
電気とガスをまとめている場合、どちらか一方のみを別の会社へ切り替えると、セット割が適用外となるケースがあります。柔軟にプランを見直したい方は、あえて別々に契約しておくことで選択の自由度を保ちやすくなるでしょう。
現在の電気代やガス代がすでに十分安い場合、セット割に切り替えてもかえって割高になる可能性があります。セット割は「まとめること自体」に割引が適用される仕組みであり、個別のプランの単価が最安とは限らないのです。
とくに、新電力会社の電気料金単価が安いプランや市場連動型のプランを利用している方は、セット割に移行すると単価が上がってしまうケースがあります。切り替え前に、現在の料金とセット割適用後の料金をしっかり比較しておくことが重要です。
近いうちに引っ越しを予定している場合、電気とガスをまとめるのは避けた方が無難です。引っ越し先がセット割の供給エリア外になると、契約を一度解約してそれぞれ別の会社と新たに契約し直す必要が生じます。
さらに、契約期間中の解約には違約金が発生するプランもあるため、余計なコストがかかるリスクもあるでしょう。引っ越しの時期が決まっていない方であっても、転居の可能性がある場合はセット割の契約を急がない方が安心です。
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結論をまとめると!
電気とガスをまとめた方がよい人は以下のとおり
・ファミリー世帯など電気・ガスの使用量が多い家庭 ・シンプルに家計管理をしたい人 ・ポイント還元のメリットを受けやすい人 |
生活スタイルや使用量によってはセット割のメリットを十分に活かせる方もいます。ここからは、電気とガスをまとめることでオトクになりやすい方の特徴をみていきましょう。
ファミリー世帯など電気・ガスの使用量が多い家庭は、セット割の効果を実感しやすい傾向があります。とくに、電気代に対して「◯%引き、◯円引き」といった割引率が適用されるプランでは、使用量が多いほど割引額も大きくなり、節約効果が出やすくなるでしょう。
一方で、定額割引のプランでは割引額は一定のため、使用量が多いほど有利になるとは限りません。ただし、もともとの光熱費が大きい分、一定額の割引でも家計への影響を感じやすい場合があります。
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毎月の家計管理をシンプルにしたい方にとっては、電気とガスのセット契約は選択肢のひとつとなるでしょう。請求がひとつにまとまることで、明細の確認や支払いの管理にかかる時間を大幅に減らせます。
とくに、家計簿アプリや口座引き落としで固定費を一元管理している方は、支払い先が一社になることで全体の管理がぐっと楽になるはずです。「管理の手間を減らしたい」という方には、セット契約の方が適しているケースもあります。
電力会社やガス会社のなかには、セット契約をすることで通常より高いポイント還元率を適用しているところがあります。普段からそのポイントを使っている方であれば、セット割の割引に加えてポイント分の還元も受けられるため、トータルの節約効果が高まるでしょう。
ただし、こうしたポイント還元は、提供されているエリアやプランによって条件が異なります。すべての地域で同じ内容が適用されるわけではないため、自分の住んでいるエリアが対象となっているかを事前に確認しておくことが大切です。
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結論をまとめると!
電気とガスをまとめる前にチェックすべき注意点は以下の4つ!
①供給エリアによっては契約できない場合がある ②セット割適用後と現在の料金を比較する ③契約期間の縛りや解約金・初期費用の有無を確認する ④賃貸の場合は個人で切り替えできない可能性がある |
電気とガスをまとめて契約する際は、事前に確認しておきたいポイントがあります。あらかじめ内容を把握しておくことで、契約後のミスマッチを防ぎやすくなるでしょう。ここからは、契約前に確認しておきたいおもな注意点を4つご紹介します。
電気とガスのセット割は、電気とガスの両方が供給エリア内でなければ契約できません。電気の供給エリアには入っていても、ガスの供給エリアには対応していない地域は意外と多いため、あらかじめ確認しておく必要があります。
また、自宅のガスがプロパンガス(LPガス)の場合は注意が必要です。セット割の多くは都市ガスを対象としており、プロパンガスは割引の対象外となることがあります。住んでいるエリアやガスの種類がセット割の条件を満たしているかどうか、事前に確認しておきましょう。
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セット割に切り替える前に、現在支払っている料金と、セット割適用後の料金をしっかり比較することが大切です。「セット割=必ず安くなる」とは限らないため、具体的な金額で確認しないと正確な判断ができません。
多くの電力会社では、公式サイトで料金シミュレーションを提供しています。現在の使用量や契約プランをもとに試算すれば、セット割で本当にオトクになるかどうかを把握できるでしょう。このひと手間が、契約後の後悔を防ぐことにもつながります。
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セット割のプランによっては、一定の契約期間が設けられており、期間中に解約すると違約金が発生する場合があります。事務手数料などの初期費用がかかるプランも存在するため、割引額だけでなく費用面の条件も合わせて確認しておくことが大切です。
とくに月々の割引額が小さいプランでは、違約金や初期費用を回収するまでに長い期間がかかることがあります。何か月で元が取れるのかを事前に計算しておくと、契約するかどうかの判断がしやすくなるでしょう。
賃貸住宅に住んでいる場合、電気やガスの契約を個人で自由に切り替えられないケースがあります。マンションやアパートによっては、建物全体で一括契約をしていたり、管理会社が指定する電力会社やガス会社以外を選べなかったりすることがあるためです。
こうした制限があると、セット割を利用したくても申し込み自体ができません。契約を検討する前に、まずは管理会社や大家さんに「個人で電力会社・ガス会社を選べるかどうか」を確認しておくと、無駄な手間を省けるでしょう。
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結論をまとめると!
・電気料金単価の安い電力会社に乗り換えると節約効果を実感しやすくなる!
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ここまでセット割のメリット・デメリットなどをみてきましたが、光熱費を下げる方法はセット割だけではありません。電気料金単価そのものが安い電力会社に乗り換えるという選択肢もあるのです。
ここからは、セット割とは異なる電気料金単価を下げるアプローチについて詳しくみていきましょう。
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セット割の割引額は月に数百円程度が一般的ですが、電力会社そのものを乗り換えれば、電気料金の単価が根本から変わります。単価が下がると使った分だけ安くなるため、使用量が多い月ほど節約の効果を実感しやすくなるでしょう。
とくに、現在の料金プランと他社の電気料金単価を比較してみると、同じ使用量でも月々の差額が数百円以上になるケースがあります。また、電力会社のなかには基本料金が0円のプランを提供しているところもあり、固定費の削減にもつながるでしょう。
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電力会社の乗り換えと聞くと手続きが大変そうに感じるかもしれませんが、実際にはそれほど難しくありません。ガスの契約はそのまま残して電力会社だけを切り替えるだけなので、セット割のように両方の契約を同時に動かす必要がないのです。
手続きも多くの場合、新しい電力会社にWebから申し込むだけで完了します。現在の電力会社への解約手続きは、切り替え先の会社が代行してくれるケースがほとんどのため、忙しい方でも手間をかけずに進められるでしょう。
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電気とガスをまとめるかどうかだけに注目していると、ほかの節約手段を見落としてしまうことがあります。電力会社の乗り換えのように、セット割とはまったく別の方法で光熱費を抑えられる選択肢があることを知っておくだけで、判断の幅がぐっと広がるでしょう。
大切なのは、「まとめるか、まとめないか」の二択にとらわれず、自分に合った方法を柔軟に検討することです。セット割の検討と合わせて、電力会社の乗り換えという選択肢も視野に入れておくとよいでしょう。
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このプランの特徴は「基本料金が0円」であること。それ以外の単価も、以下のように大手電力会社より安いケースがほとんどです。電力を切り替えるだけで、節電をしなくても電気代を安くできる可能性が非常に高いのです。
※ここに別途、大手電力は「燃料費調整額」「再エネ賦課金」が、しろくまプランは「電源調達調整費」「再エネ賦課金」が発生します。
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