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炊飯器の電気代はいくら?8つの節約方法もわかりやすく解説!

炊飯器の電気代はいくら?8つの節約方法もわかりやすく解説!

多くの家庭で、毎日のように使われている炊飯器。

「炊飯器の電気代はどれくらい?」
「炊飯器での保温とレンジ解凍では、どっちがお得?」
「炊飯器の電気代を安くする方法は?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、炊飯器の電気代を種類別に解説。あわせて、余ったご飯を安く美味しく味わう方法や、炊飯器の電気代を節約する8つの方法も紹介します。

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目次

炊飯器には主に4つの種類がある
 IH炊飯器とは?
 圧力IH炊飯器とは?
 マイコン炊飯器とは
 ガス炊飯器とは

炊飯器の電気代はいくらかかる?
 IH炊飯器の炊飯と保温にかかる電気代
 圧力IH炊飯器の炊飯と保温にかかる電気代
 マイコン炊飯器の炊飯と保温にかかる電気代
 炊飯器の電気代に関する情報をまとめると?

炊飯器と電子レンジ、どちらが電気代が安くて美味しい?

炊飯器の電気代を安くする上での注意点
 ①早炊きモードは電気代の節約にはならない
 ②タイマー予約は待機電力が発生する
 ③炊飯する量が少なくても電気代は安くならない

炊飯器の電気代を節約する8つの方法
 節約方法①:まとめて炊いて冷凍する
 節約方法②:長時間保温するより2回にわけて炊く
 節約方法③:炊き上がる前にスイッチを切って余熱で蒸らす
 節約方法④:保温は4時間を目安にする
 節約方法⑤:使わないときはコンセントを抜く
 節約方法⑥:エコモード搭載のモデルをつかう
 節約方法⑦:新しい炊飯器に買い換える
 節約方法⑧:電力会社を切り替える

<大手電力会社より最大25%も安い>しろくまプランなら大幅に電気代が下がる可能性がある

 

炊飯器には主に4つの種類がある

炊飯器には、主に4つの種類が存在します。

①IH炊飯器
②圧力IH炊飯器
③マイコン炊飯器
④ガス炊飯器

本項では、種類別の特徴を詳しく見ていきます。

IH炊飯器とは?

多くの家庭で使用される、最も主流なタイプの「IH炊飯器」。IH(電磁誘導加熱)によって内釜そのものをムラなく加熱し、炊飯する構造となっています。火力はガスに匹敵するほど強く、大量のお米も芯まで柔らかく炊くことが可能です。

圧力IH炊飯器とは?

圧力IH炊飯器は、IH炊飯器に圧力をかける機能を搭載しています。圧力鍋のように内釜を密閉することで、沸点を100℃以上に高められるのが特徴です。短時間の加熱でも、旨みを凝縮したご飯が炊き上がります。

マイコン炊飯器とは

マイコン炊飯器とは、内釜の底に電熱ヒーターを搭載した炊飯器です。釜全体を加熱できるわけではないため、炊きムラの出やすさが難点に挙げられます。他の種類に比べて本体価格は安い傾向がありますが、一度に大量のお米を炊飯する家庭には不向きといえるでしょう。

ガス炊飯器とは

ガスを使い、高火力で一気に加熱するのがガス炊飯器の特徴です。短時間の火入れであっても、かまど炊きのように独特な風味のご飯が炊き上がります。

ただしガス炊飯器には「保温機能が搭載されていない」「商品自体が少ない」といったデメリットもあるので注意が必要です。家庭用の炊飯器としてはマイナーであるため、以降はガス炊飯器を除いた3種類に焦点を当てて解説していきます。

 

炊飯器の電気代はいくらかかる?

毎日のように使う炊飯器ですが、電気代は使用するモデルによって変わります。炊飯・保温など用いる機能によっても電気代が異なるため、おおよその目安を把握しておきましょう。

ちなみに炊飯器の電気代を求める場合は、以下のような計算式を使います。

電気代(円)= 消費電力(kW)× 電気代単価(円/kWh)× 時間(h)
電気代(円)= 消費電力量(kWh) × 電気代単価(円/kWh)

電気代は、電化製品の消費電力に電気代の単価と使用時間数をかけることで算出できます。ただしカタログの消費電力はワット(W)表示がほとんどのため、1,000で割ってキロワット(kW)に換算しなければいけません。 

本記事では、電気代の単価の目安として税込31円/kWhを使用します(※2024年8月時点で公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会が定めた目安単価)。

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IH炊飯器の炊飯と保温にかかる電気代

まずは多くの家庭で使われている「IH炊飯器の電気代」を見ていきましょう。炊飯と保温、それぞれの機能ごとに解説していきます。

IH炊飯器の炊飯の電気代

IH炊飯器の炊飯の電気代を図にしたもの-1(出典:ZOJIRUSHI「極め炊き(NP-GK05-XTNP-XB10-WANW-HA18-XA)」、省エネ性能カタログ

上図はIH炊飯器の炊飯にかかる電気代の目安です。炊飯器の容量が大きくなるほど、炊飯にかかる電気代も高くなります。年間の電気代で見てみると、「3合以上5.5合未満」と「10合以上」の炊飯器では2,489.3円もの差が生じることがわかりました。

ちなみに、IH炊飯器の炊飯にかかる電気代は、以下のように計算しています。容量別にまとめているので、ぜひご家庭の炊飯器と照らし合わせてみてください。

<3合以上5.5合未満> 
・1回の炊飯にかかる電気代:0.115kWh/回(115Wh)× 31円/kWh= 3.6円
・年間の炊飯にかかる電気代:50.3kWh/年 × 31円/kWh =1,559.3円

<5.5合以上8合未満>
・1回の炊飯にかかる電気代:0.145kWh/回(145Wh)× 31円/kWh= 4.5円
・年間の炊飯にかかる電気代:79.1kWh/年 × 31円/kWh = 2,452.1円

<10合以上>
・1回の炊飯にかかる電気代:0.223kWh/回(223Wh)× 31円/kWh= 6.9円
・年間の炊飯にかかる電気代:130.6kWh/年 × 31円/kWh = 4,048.6円

 

IH炊飯器の保温の電気代

次にIH炊飯器の保温にかかる電気代を見ていきましょう。

IH炊飯器の保温の電気代(出典:ZOJIRUSHI「極め炊き(NP-GK05-XTNP-XB10-WANW-HA18-XA)」、省エネ性能カタログ

上図はIH炊飯器で保温した場合の電気代を図にしたものです。こうして見ると、1時間の保温にかかる電気代は、どの容量の炊飯器もほぼ同じであることがわかります。

また8時間以上保温すると、1回分の炊飯と同等の電気代が必要になります。特に「3合以上5.5合未満」の炊飯器で8時間保温すると、1回の炊飯にかかる電気代を上回ってしまうケースもあるので注意しましょう。

IH炊飯器の保温にかかる電気代は以下のように計算しています。

<3合以上5.5合未満>
・1時間の保温にかかる電気代:0.0147kWh/回(14.7Wh)× 31円/kWh × 1時間=0.5円
・8時間の保温にかかる電気代:0.5円×8時間=4.0円
・1年の保温にかかる電気代:4.0円×365日=1,460.0円

<5.5合以上8合未満>
・1時間の保温にかかる電気代:0.0171kWh/回(17.1Wh)× 31円/kWh × 1時間=0.5円
・8時間の保温にかかる電気代:0.5円×8時間=4.0円
・1年の保温にかかる電気代:4.0円×365日=1,460.0円

<10合以上>
・1時間の保温にかかる電気代:0.0204kWh/回(20.4Wh)× 31円/kWh × 1時間=0.6円 
・8時間保温する場合:0.6円×8時間=4.8円
・1年保温する場合:4.8円×365日=1,752.0円

 

圧力IH炊飯器の炊飯と保温にかかる電気代

次に、圧力IH炊飯器の炊飯・保温にかかる電気代を見ていきましょう。

圧力IH炊飯器の炊飯の電気代

圧力IH炊飯器の炊飯の電気代(出典:タイガー魔法瓶「JPD-G060KPJPH-S100KTJPI-H180 TD」、省エネ性能カタログ

圧力IHの炊飯にかかる電気代は、容量の大きさに比例して高額になります。「3合以上5.5合未満」と「5.5合以上8合未満」の炊飯器は、炊飯1回あたり0.9円。「5.5合以上8合未満」と「10合以上」の炊飯器は、炊飯1回あたり2.6円の差が生じることがわかりました。

圧力IH炊飯器の炊飯にかかる電気代は、以下のように計算しています。

<3合以上5.5合未満>
・1回の炊飯にかかる電気代:0.115kWh/回(115Wh)× 31円/kWh= 3.6円
・年間の炊飯にかかる電気代:50.7kWh/年 × 31円/kWh =1,571.7円

<5.5合以上8合未満>
・1回の炊飯にかかる電気代:0.146kWh/回(146Wh)× 31円/kWh= 4.5円
・年間の炊飯にかかる電気代:80.8kWh/年 × 31円/kWh = 2,504.8円

<10合以上> 
・1回の炊飯にかかる電気代:0.23kWh/回(230Wh)× 31円/kWh= 7.1円
・年間の炊飯にかかる電気代:139kWh/年 × 31円/kWh = 4,309円

 

圧力IH炊飯器の保温の電気代

続いて、圧力IH炊飯器で保温した場合の電気代を見ていきます。

圧力IH炊飯器の保温の電気代(出典:タイガー魔法瓶「JPD-G060KPJPH-S100KTJPI-H180 TD」、省エネ性能カタログ

圧力IH炊飯器で1時間保温した場合の電気代は、表の通りどの容量でも大差ありません。

当然ながら保温時間が長くなればなるほど、電気代もどんどん増加していきます。場合によっては、炊飯1回あたりの電気代を上回る恐れもあるので注意が必要です。

圧力IH炊飯器の保温にかかる電気代は、以下のように計算しました。

<3合以上5.5合未満>
・1時間の保温にかかる電気代:0.016kWh/回(16Wh)× 31円/kWh ×1時間=0.5円
・8時間の保温にかかる電気代:0.5円×8時間=4.0円
・1年の保温にかかる電気代:4.0円×365日=1,460.0円

<5.5合以上8合未満>
・1時間の保温にかかる電気代:0.0181kWh/回(18.1Wh)× 31円/kWh ×1時間=0.6円
・8時間の保温にかかる電気代:0.6円×8時間=4.8円
・1年の保温にかかる電気代:4.8円×365日=1,752.0円

<10合以上>
・1時間の保温にかかる電気代:0.0234kWh/回(23.4Wh)× 31円/kWh × 1時間=0.7円 
・8時間保温する場合:0.7円×8時間=5.6円
・1年保温する場合:5.6円×365日=2,044.0円

 

マイコン炊飯器の炊飯と保温にかかる電気代

最後に、マイコン炊飯器の炊飯・保温にかかる電気代について解説します。

マイコン炊飯器の炊飯の電気代

マイコン炊飯器の炊飯の電気代(出典:ZOJIRUSHI「極め炊き(NL-BD05-BANL-DS10-WANL-DS18-WA)」、省エネ性能カタログ

炊飯1回あたりの電気代は、「3合以上5.5合未満」と「5.5合以上8合未満」で2.1円、「3合以上5.5合未満」と「10合以上」で1.7円の差が生じます。マイコン炊飯器は、他の種類に比べて年間の電気代が安いモデルが多く、「10合以上」の炊飯器でも4,000円を下回る可能性が高いです。

マイコン炊飯器の炊飯にかかる電気代は、以下のように計算しました。

<3合以上5.5合未満>
・1回の炊飯にかかる電気代:0.0937kWh/回(93.7Wh)× 31円/kWh= 2.9円
・年間の炊飯にかかる電気代:37.2kWh/年 × 31円/kWh =1,153.2円

<5.5合以上8合未満>
・1回の炊飯にかかる電気代:0.162kWh/回(162Wh)× 31円/kWh= 5.0円
・年間の炊飯にかかる電気代:82.5kWh/年 × 31円/kWh = 2,557.5円

<10合以上> 
・1回の炊飯にかかる電気代:0.215kWh/回(215Wh)× 31円/kWh= 6.7円
・年間の炊飯にかかる電気代:129kWh/年 × 31円/kWh = 3,999.0円

 

マイコン炊飯器の保温の電気代

マイコン炊飯器の保温の電気代(出典:ZOJIRUSHI「極め炊き(NL-BD05-BANL-DS10-WANL-DS18-WA)」、省エネ性能カタログ

他の炊飯器同様、1時間保温した場合の電気代はどの容量でも1円未満になることがわかりました。ただ、マイコン炊飯器はIH炊飯器や圧力IH炊飯器と違い、容量が大きいほど保温にかかる電気代が高くなる傾向にあります。

マイコン炊飯器の保温にかかる電気代は、以下のように計算しました。

<3合以上5.5合未満>
・1時間の保温にかかる電気代:0.0094kWh/回(9.4Wh)× 31円/kWh × 1時間=0.3円
・8時間の保温にかかる電気代:0.3円×8時間=2.4円
・1年の保温にかかる電気代:2.4円×365日=876.0円

<5.5合以上8合未満>
・1時間の保温にかかる電気代:0.0168kWh/回(16.8Wh)÷1000 × 31円/kWh ×1時間=0.5円
・8時間の保温にかかる電気代:0.5円×8時間=4.0円
・1年の保温にかかる電気代:4.0円×365日=1,460.0円

<10合以上>
・1時間の保温にかかる電気代:0.0217kWh/回(21.7Wh)÷1000 × 31円/kWh ×1時間=0.7円 
・8時間保温する場合:0.7円×8時間=5.6円
・1年保温する場合:5.6円×365日=2,044.0円

 

炊飯器の電気代に関する情報をまとめると?

ここまで炊飯器の種類ごとに炊飯・保温にかかる電気代を紹介してきました。それぞれの電気代をまとめると以下のようになります。種類別の相場が一目でわかるので、ぜひ参考にしてみてください。

炊飯にかかる電気代のまとめ

炊飯器の炊飯にかかる電気代のまとめ

今回選択した機種で炊飯する場合、電気代が最も安いのはマイコン炊飯器という結果になりました。

保温にかかる電気代のまとめ

炊飯器の保温にかかる電気代のまとめ

今回選択した機種で保温する場合、電気代が最も安いのはIH炊飯器という結果になりました(※電気代の上限額で比較)。

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炊飯器と電子レンジ、どちらが電気代が安くて美味しい?

炊いたご飯が余ってしまったら、冷凍庫内で保存しているという方も少なくないと思います。それでは「炊飯器で保存」と「冷凍+電子レンジで解凍」にかかる電気代を比較した場合、どちらがお得といえるのでしょうか?

結論からいえば、4時間以上の保温時には「冷凍+電子レンジで解凍」の方がお得です。

炊飯器で1時間保温する場合、電気代は0.3〜0.7円程度。4時間分の金額に換算すると、1.2〜2.8円ほどかかる計算になります。一方、電子レンジ(600W)でお茶碗1杯分(約150g)のご飯を温めた際の電気代は、0.93円ほどで、4時間保温しっぱなしにする場合に比べ、0.27〜1.87円ほど電気代を抑えられます。

また、長時間保温し続けたご飯は乾燥してしまい、食感がパサパサになってしまうこともあります。冷凍保存なら時間が経っても炊き立ての美味しさを維持しやすいので、4時間以上の保温を見越した時点で、早めの冷凍を心がけましょう。

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炊飯器の電気代を安くする上での注意点

さらに炊飯器の電気代を抑えたい方は、以下の3点に注意してください。

①早炊きモードは電気代の節約にはならない

炊飯器の中には、早炊きモードを搭載している機種も存在します。早炊きモードとは、お米を高温で一気に加熱することにより、通常1時間ほどかかる炊飯時間を30〜40分程度に短縮できる機能のことです。

炊飯時間の短さから電気代が安くなると思われがちですが、実際はほとんど節約に繋がりません。早炊きモードで短縮している吸水・蒸らしの工程では、電力をあまり消費しないためです。

さらに、早炊きモードは温度を急激に上げるため、機種によっては電気代が高くつく恐れもあることに注意しましょう。

②タイマー予約は待機電力が発生する

ご飯を食べる時間に合わせて炊飯できる、便利なタイマー予約機能。上手に活用すれば余計な保温時間が生じるのを防げますが、待ち時間には待機電力が発生することを覚えておきましょう。

ただ炊飯器の待機電力はわずかなもので、電気代としても1日平均1円未満です。節約を意識する上で気にしすぎる必要はありません。

③炊飯する量が少なくても電気代は安くならない

炊飯器の電気代が最も高くなるのは消費電力の多い炊飯中です。ただ1回に炊く量を少なくしたからといって、炊飯にかかる電気代にはほとんど反映されません。

つまり3合用の炊飯器で1合炊いても、最大容量で炊いても、電気代のコストカットは見込めないのです。

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炊飯器の電気代を節約する8つの方法

使用頻度の高さゆえ消費電力が気になる炊飯器ですが、ちょっとした工夫で電気代を節約することが可能です。

最後に、手軽に実践できて炊飯器の電気代の節約にも繋がる方法を8つ紹介します。

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節約方法①:まとめて炊いて冷凍する

改めてになりますが、炊飯器の消費電力が最も大きいのは「炊飯中」です。そのためまとめ炊きで炊飯回数を少なくすれば電気代を節約できます。

また先述した通り、一度に炊くお米の量を減らしても炊飯にかかる電気代はほとんど変わりません。なるべく最大容量でお米を炊き、余ったご飯は早めに冷凍するのが賢明です。余計な保温時間を発生させない工夫により、炊飯器の電気代のさらなる節約に期待できるでしょう。

節約方法②:長時間保温するより2回にわけて炊く

炊飯器は保温に使うだけでも電気代がかかります。電気代の節約を目指すのであれば、長時間保温するよりも2回に分けて炊くのがおすすめです。

また長時間の保温はご飯の風味を損なう原因になります。食べるタイミングでの炊飯を心掛け、炊きたてのご飯を美味しくいただきましょう。

節約方法③:炊き上がる前にスイッチを切って余熱で蒸らす

ご飯が炊き上がる前に炊飯器のスイッチを切り、余熱で蒸らす手もあります。

多くの炊飯器は炊き上がり10分前には炊飯が終了します。残り時間は水分を飛ばし、蒸らす工程です。蒸らしは余熱でも十分行えるため、スイッチを切っておけば電気代を節約できます。

節約方法④:保温は4時間を目安にする

炊飯器の電気代を節約したければ保温時間は4時間以内が目安です。先述した通り、電子レンジ(600W)でお茶碗1杯分(約150g)のご飯を温めた際の電気代は約0.93円です。

一方で4時間の保温にかかる電気代は1.2〜2.8円ほどとなっています。4時間以内に食べきれなければ冷凍保存し、食べるタイミングで電子レンジを使って解凍してください。

節約方法⑤:使わないときはコンセントを抜く

炊飯器を使わないときはコンセントをこまめに抜きましょう。電源プラグをコンセントに挿しっぱなしにしているだけで、待機電力が発生するためです。

先ほど待機電力によって上がる電気代は、1日1円程度と説明しました。大した金額でないように思いきや、年間の電気代に換算するとかなり変わってくるので注意が必要です。

節約方法⑥:エコモード搭載のモデルをつかう

最近の炊飯器には、エコモード搭載のモデルも多いです。積極的に活用し、電気代を節約しましょう。エコモードとは、「エコ炊飯」や「エコ炊き」といった省エネ機能のことです。通常の炊飯時よりも火力を弱め、電気代を抑えられるようになっています。

場合によっては炊き上がりが多少硬めになるかもしれませんので、適度な食感になるよう、一度に炊くお米の量を調節してみてください。

節約方法⑦:新しい炊飯器に買い換える

近年登場している炊飯器は、ひと昔前のモデルに比べて省エネ性能が大幅に改善されています。つまり新しい炊飯器への買い換えによって電気代が安くなる可能性は高いです。

最新モデルの中には、おかず調理などの便利機能を搭載するものも存在します。買い換えの際は省エネ性能に加えて機能性のよさにも着目し、最適なモデルを選びましょう。

節約方法⑧:電力会社を切り替える

ここまで紹介した7つの方法を試せば、炊飯器の電気代は十分抑えられます。ただ、最も効果的な節約方法としておすすめなのは、「電力会社の切り替え」です。

先述した通り、炊飯器の電気代は以下で求められます。

電気代(円)= 消費電力(kW)× 電気代単価(円/kWh)× 時間(h)
電気代(円)= 消費電力量(kWh) × 電気代単価(円/kWh) 

前項までは、上記のうち「消費電力」を抑える方法について解説しました。ただ、いくら節電を心がけても、電気代の大幅なコストカットを目指すのは難しいです。

もっと効率よく電気代を抑えたければ、「電気代の単価を下げる」ことが重要になります。電気代の単価が安い電力会社への切り替えにより、炊飯器を含む電化製品すべてにかかる電気代を下げることが可能です。

「手っ取り早く電気代を安くしたい・・・」という方は、ぜひ電力会社の切り替えを検討してみてください。

 

<大手電力会社より最大25%も安い>
しろくまプランなら大幅に電気代が下がる可能性がある

炊飯器の電気代を効率よく、かつ大幅に安くする方法は「電力会社の切り替え」だと説明しました。そこで電気代を安くしたい方におすすめなのが、しろくま電力が家庭・小規模法人向けに提供する「しろくまプラン」です。

「しろくまプラン」は大手電力会社より電気代の単価を安く設定しているため、切り替えることで大手電力会社よりも約25%も電気代が安くなる可能性があります。

上図は4人世帯の場合の、大手電力との電気料金を比較したものです。大手電力会社は2023年6月に大幅に電気代を値上げしました。エリアによっては電気代が1.5倍になるケースもあります。

しかし「しろくまプラン」は大手電力の「値上げ前」よりも単価が安く、値上げも実施しません。そのため、電気のご使用状況によっては最大3割近く安くなる可能性があります。

また「しろくまプラン」の電気は、発電の際にCO2を出さない「実質再生可能エネルギー(※)」です。ただ安いだけでなく、電気を切り替えるだけで環境改善にも貢献できます。

「電気代を安くしたい、でもエアコンは思い切り使いたい」とお考えの方は、「しろくまプランお申し込みページ」または以下のバナーよりお申し込みください。

お申し込み方法はとても簡単。現在の電力会社との解約など、面倒な手続きは一切ありません。スマホからもお申し込みいただけます。

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