全館空調とは、自動で家全体を過ごしやすい温度に保つ空調システムのことです。
この記事では、全館空調の電気代を紹介し、エアコンの電気代と比較します。全館空調の種類と仕組み、メリット・デメリットについても詳しく解説しますので、全館空調を導入するか検討する際の参考にしてください。
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この記事を読んでわかること
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結論をまとめると!
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全館空調とは、家全体を冷暖房する空調システムのことです。
エアコンは各部屋に1台ずつ設置して、部屋の空気を冷やしたり暖めたりします。一方、全館空調は屋根裏や床下に1〜2台の専用室内機を設置し、そこからダクトを通じて各部屋へと冷たい空気や暖かい空気を送り込みます。
家全体を冷暖房すると聞くと、電気代が高額になるのではないかと心配になる方もいるでしょう。ここでは、全館空調の電気代について、冷房・暖房それぞれを紹介します。
まず、全館空調で冷房を使う際の電気代を見ていきましょう。
【全館空調の冷房の電気代】
1日あたりの電気代
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1ヶ月あたりの電気代
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冷房を使う季節の電気代
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112円
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3,360円
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20,609円
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上図は全館空調の電気代です(4人世帯・30〜40坪の一戸建て住宅を想定)。
全館空調の冷房の電気代は1日あたり112円、1ヶ月あたり3,360円です。また、冷房を使う季節である5〜10月の6ヶ月間の電気代は20,609円です。
4人世帯の夏の電気代は、1ヶ月あたり平均12,000円程度とされています。家全体の電気代の平均額と比較して、全館空調の冷房の電気代は比較的安いといえるでしょう。
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次に、全館空調で暖房を使う際の電気代を見ていきましょう。
【全館空調の暖房の電気代】
1日あたりの電気代
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1ヶ月あたりの電気代
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暖房を使う季節の電気代
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245.2円
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7,356円
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44,393円
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上の表の通り、全館空調の暖房の電気代は1日あたり245.2円、1ヶ月あたり7,356円です。また、暖房を使う季節である11〜4月の6ヶ月間の電気代は44,393円です。冷房を使う季節と比べ、暖房を使う季節の電気代の方が倍以上も高くなります。
4人世帯の冬の電気代は1ヶ月あたり平均14,000円程度とされています。冷房の季節と比べると暖房の季節の全館空調の電気代は高くなりますが、家全体の電気代の平均額から考えると、そこまで高額というわけではないでしょう。
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結論をまとめると!
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全館空調とエアコンの電気代を比較した場合、どちらの方が高いのでしょうか。ここでは、一軒家の空調を想定したエアコン4台と全館空調の電気代を比較します。
【全館空調とエアコンの電気代】
導入費用
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1時間の電気代
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1ヶ月の電気代
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冷房・暖房期間の
電気代 |
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全館空調
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冷房
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100〜300万円程度
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4.7円
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3,360円
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20,609円
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暖房
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10.2円
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7,356円
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44,393円
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エアコン
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冷房
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264,000円程度
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52.8円
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12,672円
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76,032円
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暖房
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53.2円
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12,768円
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76,608円
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上の表は、全館空調とエアコンの電気代を比較したものです。全館空調の電気代はこれまでと同じく「30〜40坪の一戸建て住宅(4人世帯)」を想定し、エアコンの電気代は「6畳用のものを4台使用したケース」を想定しています。
こうしてみると、冷房・暖房どちらの電気代もエアコンよりも全館空調の方が安いことがわかります。特に冷房は全館空調の方がエアコンより3倍以上も電気代が安いです。
ちなみに表は「全館空調を1日24時間、エアコンを1日8時間稼働させた場合の電気代」です。エアコンを1日8時間以上使う場合、全館空調との電気代の差はより大きくなります。
導入費用はエアコンと比べ全館空調の方が高額ですが、全館空調の導入費用は住宅ローンに含められ、住宅控除の対象にもなるため、多少は金銭的な負担を減らせるでしょう。
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ここまで全館空調の電気代を見てきて、全館空調はエアコンよりも電気代が安いとわかりました。しかし、「全館空調は電気代が高い」という意見もあります。これはなぜなのでしょうか?
それは、全館空調は家全体の空調システムを24時間稼働させるため、どうしても電気代が高額になるイメージがあるからです。しかし、実際は複数の部屋でエアコンを稼働させるよりも、全館空調の方が電気代は安くなる可能性が高いです。
ただし、エアコンを1〜2部屋のみで時間も限定的にしか使用しない場合と比べると、全館空調の方が電気代が高くなるケースもあるでしょう。
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結論をまとめると! 全館空調の種類は以下の4種類 ①天井吹き出し型 |
全館空調には以下のように4つの種類があり、同じ「全館空調」でも、それぞれで仕組みが異なります。
それぞれどのような仕組みかを見ていきましょう。
天井吹き出し方は、全館空調で最も一般的なタイプです。
各階に専用エアコンなどの室内機を設置し、ダクトを通じて各部屋に温度調整された空気を送ります。室内機は天井裏に設置することが多いですが、床置き型室内機を設置する場合もあります。
床下冷暖房型は、床下に室内機を設置して、温度調整した空気を床ガラリと天井の吹き出し口に送る仕組みです。冷やしたり暖めたりした空気は1階の床下基礎空間に溜められ、ダクトとファンを使って2階まで送風します。
壁パネル輻射型は、壁に冷温水ラジエーターを設置し、輻射熱で家全体の空調をコントロールします。
冷房時には冷水を、暖房時には温水を室外機で作り、それをラジエーターに循環させる仕組みです。そのため、壁パネル輻射型では室外機を設置する必要があります。
壁掛けエアコン型は、空調室に壁掛けエアコンを設置し、そこからダクトを通して家全体に温度調整した空気を送ります。壁掛けエアコンは1台だけ設置する場合と、冬用・夏用の2台のエアコンを設置する場合があります。
全館空調と24時間換気システムは、どちらも基本的には1年を通して1日24時間稼働させつづけるものです。両者の違いは、空気の温度調整ができるかどうかにあります。
24時間換気システムは換気のみを行うもので、室内の温度調整はできません。一方、全館空調は、換気をしながら家の温度を一定に保つことができます。24時間換気システムに建物全体の空調システムも加わったものが全館空調だと考えるとわかりやすいでしょう。
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結論をまとめると! 全館空調にするメリットは以下の7つ ①年間を通じて家全体を快適な温度に保てる |
ここまで全館空調の電気代と種類について解説してきました。では、全館空調を導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、全館空調の7つのメリットを紹介します。
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全館空調では、1年を通して家全体の温度を一定に保てます。
各部屋にエアコンを設置した場合、冷暖房がされていない空間があるため、冬場は急激な温度差による血圧の変化で引き起こされるヒートショック、夏場は熱中症などのリスクが考えられます。一方、全館空調なら、部屋を移動した際やエアコンのないトイレ・脱衣所などでも快適な温度で安心して過ごせるでしょう。
全館空調を導入していると、家の中を清潔な空気に保つことができます。
全館空調は24時間換気システムも兼ねているため、新鮮な家の中の花粉や湿気、臭いなどを排出し、外から新鮮な空気を取り入れます。常に家の空気の入れ替えを行い綺麗な状態を維持できるため、快適に過ごせるでしょう。
全館空調は、エアコンの設置場所を考慮する必要がないため、家の間取りを比較的自由に設計することが可能です。
各部屋にエアコンを設置して冷暖房する場合、空調の効率を考え、ある程度の面積で部屋を間仕切りする必要があります。しかし全館空調なら、空調の効率を考慮せず広いリビングや吹き抜けなど開放的な間取りを採用できます。
全館空調では、見える場所にエアコン本体や室外機を設置することが少ないため、空間をスッキリさせられます。
各部屋にエアコンを設置すると、見栄えに支障が出る場合もあるでしょう。インテリアにこだわりがある方には、天井裏や空調室などに室内機を設置するタイプの全館空調がおすすめです。
全館空調は、省エネ性能が高いシステムです。全館空調では性能に優れた専用エアコンや排気の熱を利用する熱交換システムを利用するため、消費電力を抑えながら家の中の温度を一定に保てます。
その結果、本記事でも紹介したように、家の全室にエアコンを設置して複数の部屋で稼働させるよりも電気代も抑えられます。
全館空調は、エアコンや室内機などの音を発する機器が居住スペースに設置されていないため、静音性に優れています。ダクトにも遮音材や吸振材が組み込まれ、室内には吸音材を使うことが多く、空調によって発生する騒音を最小限に抑えられます。
ただし間取りや建材によっては音が気になる場合もあるでしょう。室内機の位置は寝室などの静かに過ごす部屋からは離しておくことをおすすめします。
全館空調では、空気がゆるやかに家の中を循環し家全体の温度を一定に保つため、風が直接体に当たりません。
部屋ごとにエアコンを設置している場合は、冷房や暖房の風が直接肌に当たり、疲れや風邪、喉の痛み、肌荒れなどの原因になる可能性があります。特に夏場は冷房の風によって自律神経が乱れ、クーラー病といわれる症状が出る場合もあります。全館空調にすることによって、体への負担を減らし、昼夜を問わず快適に過ごせるでしょう。
結論をまとめると! 全館空調にするデメリットは以下の7つ ①初期費用やメンテナンス費用が高い場合がある |
さまざまな導入メリットがある全館空調ですが、一方でデメリットや注意点もあります。ここでは、全館空調を検討する上で注意しなければならない点を紹介します。
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全館空調は導入やメンテナンスの費用が高額となる場合があります。
全館空調の導入費用は100〜300万円ほどです。さらに、年に1回の定期点検に1〜2万円、半年に1度のフィルター交換に2,000〜5,000円ほどの費用がかかります。決して少ない金額ではないため、家計の負担となることもあるでしょう。
全館空調はエアコンと比べてメンテナンスに手間がかかります。まず、フィルターや吹き出し口を1〜3ヶ月ごとに掃除する必要があります。天井など手が届きにくい場所に吹き出し口がある場合、面倒に感じる方もいるでしょう。
また床下や天井などに設置された機器を自分でメンテナンスすることは難しいため、年1回を目安に業者による定期点検も行わなければなりません。
一般的に、全館空調は家全体の温度を一定に保つ仕組みなので、部屋ごとの温度調整ができません。家族の部屋ごとに温度を変えたいというご家庭もあるかと思いますが、全館空調では対応が難しいでしょう。
近年では、フロアや部屋ごとに温度を設定できる全館空調システムが開発されています。家族によって快適と感じる温度が異なる場合は、温度調整が可能なシステムを導入することをおすすめします。
全館空調が故障すると、家全体の室温が調整できなくなります。
部屋ごとにエアコンを設置している場合は、1台が故障しても他の部屋は問題なく冷暖房が可能です。しかし、全館空調が故障した場合は、修理が終わるまで家中の空調システムが停止します。真夏や真冬は、家で過ごすのが辛い状況になるでしょう。もしもの場合に備え、扇風機やストーブなど予備の冷暖房の方法も考えておくと安心です。
全館空調は、冬場は高温の空気を各部屋に送風する仕組みなので、空気が乾燥しやすくなります。さらに、全館空調では換気システムも兼ねているため、湿気が排出されて湿度が上がりにくくなるのも特徴です。
乾燥が気になる方は、加湿機能付きの全館空調を導入するか、加湿器を設置して、乾燥対策を行いましょう。
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全館空調は、空気を循環させてゆるやかに家全体の温度を調整するシステムです。そのため、一気に部屋の温度を上げたり下げたりすることは難しいでしょう。全館空調を停止した場合、運転再開後に快適な温度にするには、それなりに時間がかかります。
ただし全館空調は外出時も含め、24時間運転させ続けておくものです。家の中は常に快適な温度に保たれているため、急激な温度の上げ下げを行う場面は基本的にはあまりないでしょう。
全館空調は気密性と断熱性が低い家では、効果を発揮できません。気密性や断熱性が低いと温度調整した空気そのものや、暖かさ・涼しさが家の外に逃げていくため、家の中の温度を一定に保つのために大量の電力を消費します。
そのため、気密性・断熱性の低い家に全館空調を導入してしまうと、冷暖房の効きが悪くなる上に電気代も高額になってしまうでしょう。
結論をまとめると! 全館空調の電気代を節約する方法は以下の10個 ①ダクトに配慮した設計にする |
全館空調はメンテナンスや導入費用にコストがかかるからこそ、電気代はできるだけ抑えたいですよね。ここでは電気代を節約する方法を紹介します。全館空調をオトクに使用したい方は、ぜひ実践してみてください。
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全館空調はダクトを通じて家中へ送風する仕組みです。空気が循環しやすい経路でダクトを配置すると効率的に空調でき、電気代を抑えられます。
送風の妨げになるようなダクトの配管設計になっていると、強い風力で送風する必要があり、電気代が高くなります。全館空調の導入時には、ダクトの折れや重なりを減らして送風の際に負荷をかけない設計になるよう、ハウスメーカーへ相談するとよいでしょう。
家の気密性・断熱性を高めると、外気の影響を受けにくくなり効率よく家の中の温度調整ができるため、電気代の節約になります。
気密性・断熱性が低い家では、温度調整した空気が外に逃げてしまったり、熱が外気に奪われてしまったりするため、温度を一定に保つために多くの電力を消費します。新築やリフォームの際に全館空調を取り入れる場合は、家の気密性と断熱性を高める設計にしましょう。
全館空調の風量は、自分で設定するのではなく自動に設定した方が、電気代の節約になる可能性が高いです。
全館空調では、家の中の温度が設定温度になるまでに最も多くの電力を使います。風量を自動に設定すれば、強設定で素早く室温を設定温度にした後、弱設定に切り替えて温度を維持します。最も効率のよい設定で温度調整をしてくれるので、電気代を最小限に抑えられるでしょう。
省エネ性能の高い全館空調をうまく活用すると電気代が節約できます。例えば、排気熱を利用して温度調整するタイプの全館空調を導入すると、消費電力を大幅に抑えられるでしょう。また、外出時や使っていない部屋の送風は弱設定にできる省エネ機能がついている製品もあります。
さらに、冷暖房が不要な季節は、換気機能のみ運転させるモードにしておくと、電気代を安くできる可能性が高いです。
全館空調はこまめにオンオフせず、つけっぱなしにした方が電気代を抑えられる可能性が高いです。
先ほど説明したように、全館空調は家の中を設定温度にするまでに最も電気代がかかります。そのため、一度空調を停止すると家の中の温度が変化し、再び設定温度にするのに空調をつけっぱなしにしているよりも電気代が高くなってしまいます。
全館空調は24時間換気の役割もあるため、電気代の節約のため以外にも、基本的には24時間つけっぱなしにしておきましょう。
フロアごとに温度調整やオンオフができるタイプの製品を選ぶと、電気代を抑えられます。人がいないフロアは運転をオフにしておくことで、家全体の温度調整をするよりも使う電力を減らせるからです。
また、フロアごとに室外機や室内機を設置している場合は、1台が故障しても家全体の空調システムが停止してしまうことを防げます。
全館空調を使用する際に、扇風機やサーキュレーターを併用すると、電気代の節約になります。
扇風機やサーキュレーターは、全館空調で温度調整された空気を部屋全体に行き渡らせ、温度のムラをなくす役割があります。そのため、扇風機やサーキュレーターを使用すると、全館空調の設定を弱くしていても家の隅々まで快適な温度に保てるでしょう。
特に暖かい空気は天井付近に溜まる性質があるため、暖房時に扇風機やサーキュレーターを上向きにして稼働させると、効率的に部屋の温度を調整でき、無駄な電気代の発生を抑えられます。
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暖房を使う季節には、加湿器も併用しましょう。
人間は、空気が乾燥していると寒く感じる性質があります。逆に湿度が高ければ、同じ室温でも暖かさを感じられるため、加湿することで全館空調の設定温度を下げても快適に過ごせるでしょう。設定温度を下げれば、使う電力を減らせ、電気代も安くなります。
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全館空調のフィルターをこまめに手入れすることで、電気代の節約につなげられます。埃などでフィルターが目詰まりすると、冷暖房の効きが悪くなり、電気代も増加します。定期的に掃除をしてフィルターを綺麗な状態に保てば、常に最小限の電力で家の温度調整ができるでしょう。
また、フィルターには掃除だけでは落とせない汚れが蓄積していくため、痛みや汚れが目立ってきたら定期的に交換することも重要です。
電気代そのものを安くすれば、全館空調を含めた家全体の電気代を下げられます。
ちなみに、電気代は、以下の式で求められます。
電気代=使った電力の量×電気代の単価
ここまでは、全館空調で使う電力の量を抑えて電気代を節約する方法をお伝えしてきました。しかし、電気代の単価を安くできれば、手間をかけずにより大幅な電気代の節約ができます。
電気代の単価を安くするには、単価が安い会社や、プランへの乗り換えが必要です。今契約している電力会社のプランを見直すことで、全館空調をはじめとした家の電気代すべてが安くできるでしょう。
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電気代を節約したい方は、しろくま電力が提供している「しろくまプラン」がおすすめです。
「しろくまプラン」は家庭・小規模法人に向けたプランで、大手電力会社と比べ電気料金の単価が安いのが特徴です。大手電力会社から切り替えれば、年間で約19%の電気代の節約になる可能性があります。
上の図は、4人世帯の場合の電気代を、大手電力会社としろくま電力の「しろくまプラン」で比較したものです。どの大手電力会社から切り替えた場合も、しろくま電力の方が電気代は安くなる場合が多くなります。
また、「しろくまプラン」の電気は発電時にCO2を出さない実質再生可能エネルギーであり、安いだけではなく環境にも配慮しています。
環境にも家計にもやさしい「しろくまプラン」への切り替えをお考えの方は「しろくまプランお申し込みページ」または以下のバナーからお申し込みください。申込ページでは、プランの詳細についてわかりやすく説明しています。
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