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冷房の電気代はいくら?1時間・1か月の目安と節約方法をわかりやすく解説!

冷房の電気代はいくら?1時間・1か月・つけっぱなしの目安と節約方法をわかりやすく解説!

冷房の電気代は、1時間あたり約15.8〜90.5円、1か月あたり約1,405〜6,214円が目安です。ただし、実際の電気代はエアコンの対応畳数や環境、使い方によって大きく異なるため、思ったより高いと感じるケースもあるかもしれません。冷房の電気代を抑えるには、設定温度や風量の見直しといった節電の工夫が効果的です。

本記事では、冷房の電気代の計算方法や畳数別の電気代の目安、つけっぱなしの電気代をわかりやすく解説します。電気代が高くなる原因と今日からできる8つの節約方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

・冷房の電気代の計算方法
・冷房の電気代の畳数別の目安
・冷房をつけっぱなしにした場合の電気代
・冷房の電気代が高くなる原因
・冷房の電気代を節約する方法

 

 

 

冷房の電気代は「消費電力 × 使用時間 × 電気料金単価」で計算できる

冷房の電気代は「消費電力 × 使用時間 × 電気料金単価」で計算できる

結論をまとめると!

・冷房の電気代は「消費電力(W)÷ 1,000 × 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)」で計算できる
・「定格消費電力」と「期間消費電力量」の違いを知っておくと、電気代の目安がつかみやすくなる

冷房の電気代がいくらかかるのかを知るには、まず計算方法を押さえておくことが大切です。ここからは、冷房の電気代の計算式と、電気代を算出する際に知っておきたい用語の違いをみていきましょう。

 

冷房の電気代は「消費電力(W)÷ 1,000 × 使用時間 × 31円」で求められる

冷房の電気代は、以下の計算式で求められます。

冷房の電気代 = 消費電力(W)÷ 1,000 × 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)

たとえば、消費電力が585Wのエアコン(8畳用)を1時間使った場合の電気代は以下のようになります。

585W ÷ 1,000 × 1時間 × 31円/kWh = 約18.1円

この計算式を覚えておけば、お使いのエアコンの消費電力をもとにご自身で電気代を算出できるでしょう。

なお、本記事で使用する電気料金単価31円/kWhは、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価です。実際の電気代は電力会社の契約内容によって異なるため、あくまで目安としてお考えください。

関連記事:【2026年最新】1kWhあたりの電気代はいくら?電気代の計算方法や節約術まで徹底解説!

 

「定格消費電力」と「期間消費電力量」の違いを知っておくと電気代の目安がつかみやすい

エアコンの電気代を調べるときに、「定格消費電力」と「期間消費電力量」という2つの数値を目にすることがあります。どちらもエアコンの消費電力を表していますが、意味合いが異なるため、違いを知っておくと電気代の目安がつかみやすくなるでしょう。

定格消費電力とは、エアコンが冷房運転をおこなっているときの瞬間的な消費電力です。一方、期間消費電力量とは、JIS規格に基づいた条件で冷房シーズン(5月23日〜10月4日)を通して使用した場合の総消費電力量を指します。

期間消費電力量は、室温が安定したあとの弱運転なども含んだ数値のため、実態に近い電気代の目安がつかめるのが特徴です。本記事では、定格消費電力から算出した「1時間・8時間・24時間の電気代」と、期間消費電力量から算出した「1日・1か月・冷房シーズンの電気代」の両方をご紹介します。

関連記事:エアコンの消費電力はどれくらい?電気代の計算方法や節約術についても解説!

 

 

冷房の電気代は1時間約15.8〜90.5円・1か月約1,405〜6,214円が目安

冷房の電気代は1時間約15.8〜90.5円・1か月約1,405〜6,214円が目安

結論をまとめると!

・冷房の電気代は定格消費電力の平均値ベースで1時間あたり約15.8〜90.5円が目安である
・冷房の電気代は期間消費電力量ベースで1か月あたり約1,405〜6,214円が目安である

ここからは、畳数別の冷房の電気代を2つの視点から詳しくみていきましょう。

関連記事:エアコンの電気代はいくら?1時間・1日・1か月の目安と節約方法をわかりやすく解説!

 

【畳数別】冷房の1時間・8時間・24時間の電気代

はじめに、定格消費電力の平均値をもとに算出した冷房の電気代をみていきましょう。

適用畳数

消費電力

1時間の電気代

8時間の電気代

24時間の電気代

6畳

509W

約15.8円

約126.2円

約378.7円

8畳

585W

約18.1円

約145.1円

約435.2円

10畳

653W

約20.2円

約161.9円

約485.8円

12畳

1,060W

約32.9円

約262.9円

約788.6円

14畳

1,132W

約35.1円

約280.7円

約842.2円

18畳

1,883W

約58.4円

約467.0円

約1,401.0円

20畳

2,034W

約63.1円

約504.4円

約1,513.3円

23畳

2,461W

約76.3円

約610.3円

約1,831.0円

26畳以上

2,918W

約90.5円

約723.7円

約2,171.0円

※参考:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2026」の資料をもとに冷房消費電力の平均値より算出
※電気代の単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWhを使用

上図は、省エネ性能カタログ2026に掲載されている冷房の消費電力の平均値をもとに、畳数別の電気代を算出したものです。6畳用であれば1時間約15.8円、8畳用で約18.1円が目安となっています。24時間使用すると6畳用で約378.7円、8畳用だと約435.2円となっており、非常に高額だと感じる方もいるでしょう。

ただし、消費電力の平均値はエアコンが常に一定の出力で稼働した場合の数値です。実際にはエアコンは室温に応じて出力を自動調整するため、次にご紹介する期間消費電力量ベースの電気代の方が実態に近い目安になるでしょう。

関連記事:冷房の電気代は高い?エアコンの除湿・暖房と徹底比較!節約術も紹介!

 

【畳数別】冷房の1日・1か月・冷房シーズンの電気代

続いて、期間消費電力量をもとに算出した冷房の電気代をみていきましょう。

適用畳数

冷房期間消費電力量

1日あたりの電気代

1か月あたりの電気代

冷房シーズン合計

6畳

204kWh

約47円

約1,405円

約6,324円

8畳

227kWh

約52円

約1,564円

約7,037円

10畳

252kWh

約58円

約1,736円

約7,812円

12畳

363kWh

約83円

約2,501円

約11,253円

14畳

400kWh

約92円

約2,756円

約12,400円

18畳

585kWh

約134円

約4,030円

約18,135円

20畳

640kWh

約147円

約4,409円

約19,840円

23畳

737kWh

約169円

約5,077円

約22,847円

26畳以上

902kWh

約207円

約6,214円

約27,962円

※参考:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2026」の資料をもとに畳数別の期間消費電力量の平均値より算出
※電気代の単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWhを使用
※1日あたり・1か月あたりの電気代は、冷房期間(5月23日〜10月4日・135日間・6:00~24:00の18時間)の期間消費電力量を基に算出した平均値
※冷房期間消費電力量はJIS C 9612に基づく測定値で、実際の電気代は設定温度、外気温、使用時間などにより変動します。

上図は、期間消費電力量をもとに1日・1か月・冷房シーズンの電気代を算出したものです。6畳用で1日あたり約47円・1か月約1,405円、14畳用でも1日あたり約92円・1か月約2,756円が目安になっています。

先ほどの定格消費電力ベースの電気代と比べるとかなり低い数値ですが、これは期間消費電力量が室温安定後の弱運転なども含んだ実態に近い数値であるためです。日々の電気代の目安としては、こちらの期間消費電力量ベースの数値を参考にするとよいでしょう。

 

 

 

冷房をつけっぱなしにした場合の電気代は1日約62〜277円が目安

冷房をつけっぱなしにした場合の電気代は1日約62〜277円が目安

結論をまとめると!

・冷房をつけっぱなしにした場合の電気代は1日約62〜277円、1か月約1,860〜8,310円が目安である
・日中35分以内・夜間18分以内の外出であれば、つけっぱなしの方が電気代は安くなりやすい

冷房をつけっぱなしにした場合の電気代はいくらになるのか、畳数別にみていきましょう。

対応畳数

冷房を1日つけっぱなしにした電気代

冷房を1か月つけっぱなしにした電気代

6畳

約62円

約1,860円

8畳

約69円

約2,070円

10畳

約77円

約2,310円

12畳

約111円

約3,330円

14畳

約122円

約3,660円

18畳

約179円

約5,370円

20畳

約196円

約5,880円

23畳

約226円

約6,780円

26畳以上

約277円

約8,310円

参考:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2026」の資料をもとに畳数別の期間消費電力量の平均値より算出
※電気代の単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWhを使用
※期間消費電力量はJIS C 9612に基づき、1日18時間(6:00〜24:00)の使用を想定して算出されたものです。本表では24時間使用を想定し算出していますが、実際の電気代は製品や住宅の断熱性能、外気温などの使用環境により異なります

上図は、冷房を24時間つけっぱなしにした場合の電気代を畳数別にまとめたものです。6畳用で1日約62円・1か月約1,860円、14畳用では1日約122円・1か月約3,660円が目安になっています。

18畳以上になると1か月5,000円を超えてくるため、部屋の広さによっては電気代への影響が大きくなるでしょう。とはいえ、冷房を使わないことで熱中症のリスクが高まるのは避けたいものです。上手に節約しながら冷房を活用する方法は、後ほど詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。

関連記事:夜にエアコンをつけっぱなしにした場合の電気代は安い?節約方法も解説!

 

冷房はつけっぱなしとこまめなオンオフ、どちらが安い?

「冷房はつけっぱなしとこまめに消すのとではどちらが安いの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。ダイキン工業が実施した実験によると、日中(9:00〜18:00)は35分以内、夜間(18:00〜23:00)は18分以内の外出であれば、つけっぱなしの方が電気代は安くなるという結果が出ています。

これは、エアコンが室温と設定温度の差を埋める際にもっとも多くの電力を消費するためです。短時間の外出で電源を切ると、帰宅後に再び室温を下げるための負荷がかかり、かえって電気代が高くなってしまうのです。冷房のつけっぱなしについてもっと詳しく知りたい方は、以下の関連記事もあわせてご覧ください。

関連記事:エアコンのつけっぱなしは節電にならない?壊れる?気になる疑問をわかりやすく解説!
関連記事:冷房を1か月つけっぱなしにした電気代はいくら?畳数別の目安と電気代の節約方法をわかりやすく解説!

 

 

冷房と暖房・除湿・扇風機の電気代はどれが高い?

冷房と暖房・除湿・扇風機の電気代はどれが高い?

結論をまとめると!

・暖房は冷房の約2倍の電気代がかかりやすい
・除湿の電気代は種類によって異なり、再熱除湿は冷房よりも高くなることがある
・扇風機は冷房に比べて電気代が大幅に安いが、室温を下げる機能はない

「冷房と暖房ではどっちが高い?」「除湿の方が安いの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。ここからは、冷房と暖房・除湿・扇風機の電気代を比較して解説します。

 

冷房と暖房の電気代は暖房の方が高くなりやすい

まずは、冷房と暖房の電気代を畳数別に比較してみましょう。

適用畳数

冷房1日の電気代

冷房1か月の電気代

暖房1日の電気代

暖房1か月の電気代

6畳

約47円

約1,405円

約92円

約2,760円

8畳

約52円

約1,564円

約104円

約3,114円

10畳

約58円

約1,736円

約118円

約3,533円

12畳

約83円

約2,501円

約166円

約4,967円

14畳

約92円

約2,756円

約185円

約5,548円

18畳

約134円

約4,030円

約262円

約7,848円

20畳

約147円

約4,409円

約288円

約8,626円

23畳

約169円

約5,077円

約331円

約9,910円

26畳以上

約207円

約6,214円

約395円

約11,839円

※参考:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2026」の資料をもとに畳数別の冷暖房期間消費電力量の平均値より算出
※電気代の単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWhを使用
※1日あたり・1か月あたりの電気代は、冷房期間(5月23日〜10月4日・135日間・6:00~24:00の18時間)暖房期間(11月8日〜4月16日・160日間・6:00~24:00の18時間)の期間消費電力量を基に算出した平均値
※期間消費電力量はJIS C 9612に基づく測定値で、実際の電気代は設定温度、外気温、使用時間などにより変動します。

上図のとおり、暖房の電気代は冷房の約2倍になっています。8畳用で比較すると、冷房は1か月約1,564円であるのに対し、暖房は約3,114円と約1,550円の差です。

暖房の方が電気代が高くなりやすい理由は、冬場は外気温と室温の差が大きいためです。夏場の外気温と設定温度の差が5〜10℃程度なのに対し、冬場は15〜20℃以上になることも珍しくありません。温度差が大きいほどエアコンの消費電力も増えるため、暖房の電気代は高くなりやすいのです。

関連記事:暖房を1か月つけっぱなしにした場合の電気代はいくら?快適さと節約を両立する方法も解説!
関連記事:エアコンの暖房の電気代は高い?節約方法もあわせて解説!

 

冷房と除湿の電気代は除湿の種類によって異なる

続いて、冷房と除湿の電気代を比較してみましょう。除湿には大きく分けて「弱冷房除湿」「再熱除湿」「ハイブリッド除湿」の3つの種類があり、種類によって電気代が異なります。

除湿の種類

仕組み

弱冷房除湿

室内の空気の温度を下げ、水分を外に排出してから部屋に戻す機能。イメージとしては「弱めの冷房」

再熱除湿

湿度を下げるために温度を下げた空気を、再びあたためて部屋に戻す機能。湿度だけを下げることができるが、消費電力は大きい

ハイブリッド除湿

室内の空気の温度と湿度を下げ、室温に近い状態に戻したうえで送風する機能。弱冷房除湿よりも部屋が冷えにくく、再熱除湿ほど電気を使わない

上図のとおり、除湿の仕組みは種類によって大きく異なります。ただし、除湿の消費電力はほとんどのメーカーで公表されていないため、正確な電気代の比較は難しいのが現状です。

一般的な電気代の大小関係をまとめると、以下のようになるといわれています。

弱冷房除湿 ≒ ハイブリッド除湿 < 冷房 < 再熱除湿

再熱除湿は冷やした空気をあたため直す工程が加わるぶん、冷房よりも電気代が高くなる傾向にあります。一方で、弱冷房除湿やハイブリッド除湿は一般的には冷房より電気代が安いとされていますが、消費電力が同程度であれば電気代も大きくは変わりません。

除湿の電気代が気になる方は、お使いのエアコンがどの方式を採用しているか、取扱説明書やメーカーの公式サイトで確認してみるとよいでしょう。

関連記事:【最新】冷房と除湿、電気代が安いのはどっち?エアコンの節約術も徹底解説!
関連記事:エアコンのドライ(除湿)とは?電気代や冷房との違い、節約方法をわかりやすく解説!

 

冷房と除湿はどう使い分ける?

冷房と除湿は、そのときの気温と湿度に応じて使い分けるのがおすすめです。気温が高く暑さを感じるときは冷房が向いています。気温はそれほど高くないのに湿度が高くジメジメするとき、洗濯物を部屋干しするときは除湿を使うとよいでしょう。

また、少し暑くて湿度も気になるときは弱冷房除湿が適しています。肌寒さを感じるほどではないけれど湿度だけ下げたいときは再熱除湿を選ぶと、室温を下げずに快適さを保てます。就寝時はおやすみモードや弱冷房除湿を活用すると、冷えすぎを防ぎながら快適に眠れるでしょう。

関連記事:冷房と除湿(ドライ)の違いとは?電気代の比較や効果的な使い分け方、節約術も解説!
関連記事:湿気対策!部屋の湿度を下げる方法をわかりやすく解説!電気代の節約方法も紹介!

 

冷房と扇風機の電気代は扇風機の方が大幅に安い

次に、冷房と扇風機の電気代を比較してみましょう。

 

冷房(8畳)

扇風機

1時間の電気代

約18.1円

約0.6〜1.2円

上図のとおり、扇風機の電気代は冷房の約15分の1〜30分の1と大幅に安くなっています。1時間あたり約0.6〜1.2円のため、1日8時間使っても電気代は約5〜10円程度です。ただし、扇風機は空気を循環させるだけで室温自体を下げる機能はないため、猛暑日に扇風機だけで過ごすのはおすすめできません。

冷房と併用して空気を循環させると温度ムラが解消され、冷房効率が上がります。環境省によると冷房の設定温度を1℃上げると約13%の節電になるとされているため、扇風機との併用で設定温度を上げられれば、その分の節約につながるでしょう。

関連記事:扇風機とエアコンの電気代はどっちが安い?併用で効果的に節約する方法も解説!
関連記事:【最新】扇風機の電気代は安い?エアコンとの比較や節約術を解説!

 

 

冷房の電気代が高くなる4つの原因

冷房の電気代が高くなる4つの原因

結論をまとめると!

冷房の電気代が高くなる原因はおもに以下の4つ!

①部屋の広さやエアコンの対応畳数が合っていない
②部屋の断熱性や窓の向き・階数でも電気代は変わる
③フィルターの汚れや室外機の環境で冷房効率が下がる
④冷房の使い始めがもっとも電気代がかかる

「冷房代がなんだか高い気がする…」と感じている方は、原因を知っておくと対策が取りやすくなります。ここからは、冷房の電気代が高くなる4つの原因を順番にみていきましょう。

 

①部屋の広さやエアコンの対応畳数が合っていない

冷房の電気代が高くなる原因のひとつが、部屋の広さとエアコンの対応畳数のミスマッチです。たとえば14畳のリビングに6畳用のエアコンを設置すると、部屋を冷やしきれず常にフル稼働が続くため、消費電力が大きくなってしまいます。

逆に、部屋の広さに対してエアコンが大きすぎると、本体価格や初期費用が無駄になることもあるでしょう。エアコンを選ぶ際は、お部屋の広さに合った対応畳数のモデルを選ぶことが基本です。

 

②部屋の断熱性や窓の向き・階数でも電気代は変わる

同じ畳数の部屋でも、断熱性や窓の向き、階数によって冷房の電気代は変わります。たとえば、最上階の部屋は屋根からの熱がこもりやすく、南西向きの窓が大きい部屋は午後の日差しで室温が上がりやすいため、冷房の負荷が高くなりがちです。

また、築年数が古い住宅は断熱材が薄かったり窓の気密性が低かったりすることが多く、冷やした空気が外に逃げやすくなります。こうした部屋の条件に心当たりがある場合は、遮光カーテンや断熱シートなどで室温の上昇を抑える工夫をすると、冷房の電気代を抑えやすくなるでしょう。

 

③フィルターの汚れや室外機の環境で冷房効率が下がる

エアコンのフィルターにほこりがたまると、空気の吸い込みが悪くなり冷房効率が低下します。フィルターが目詰まりした状態で運転を続けると、エアコンがより多くの電力を使って部屋を冷やそうとするため、電気代が上がってしまうのです。

室外機の周辺環境も冷房効率に大きく影響します。室外機の前に物を置いたり、直射日光が当たったりすると熱がこもりやすくなり、冷却性能が落ちてしまいます。フィルター掃除や室外機まわりの整備は、次の「節約する方法」の見出しで詳しくご紹介するのでぜひご覧ください。

 

④冷房の使い始めがもっとも電気代がかかる

エアコンの冷房は、室温と設定温度の差が大きいほど多くの電力を消費します。そのため、もっとも電気代がかかるのは外出先から帰宅した直後や、午後の気温がピークに達した時間帯に冷房をつけた瞬間です。

使い始めの電力消費を抑えるには、帰宅したらまず窓を開けて換気し、こもった熱気を逃がしてから冷房をつけるのが効果的です。また、帰宅時間に合わせてタイマーで先に冷房をつけておくと、室温と設定温度の差が小さい状態で運転を開始できるため、電力のピークを抑えられるでしょう。

 

 

 

冷房の電気代を節約する8つの方法

冷房の電気代を節約する8つの方法

結論をまとめると!

・節約術を取り入れると、冷房の電気代はその分確実に安くできる

冷房の電気代は、日々のちょっとした工夫で抑えることができます。ここからは、すぐに実践できる8つの節約方法をみていきましょう。

関連記事:エアコンの電気代を節約する方法とは?すぐにできる節電術から効果的な電気代の下げ方までわかりやすく解説!

 

①設定温度を1℃上げるだけで約13%の節電になる

冷房の電気代をもっとも手軽に抑えられる方法は、設定温度を1℃上げることです。環境省によると、冷房の設定温度を1℃上げるだけで約13%の節電効果があるとされています。

なお、環境省が推奨しているのは「室温28℃」であり、「設定温度28℃」ではありません。部屋の環境によっては設定温度を26℃にしても室温が28℃に届かないケースもあるため、体調を優先しながら無理のない範囲で調整してみてください。

関連記事:冷房の設定温度は何度が正解?電気代の目安と快適に過ごすコツをわかりやすく解説!
関連記事:エアコン28°Cの電気代はいくら?1時間・1日・1か月の目安と節約方法をわかりやすく解説!

 

②風量は「自動」設定にすると効率的に消費電力を抑えられる

冷房の風量設定は「自動」にしておくのがおすすめです。「弱」にした方が節電になると思われがちですが、弱風のままでは部屋が冷えるまでに時間がかかり、エアコンが長時間運転を続けることでかえって電気代が高くなることがあります。

「自動」設定にすれば、エアコンが室温に応じて風量を自動で調整してくれます。室温と設定温度の差が大きい運転開始時は強風ですばやく冷やし、室温が安定したあとは自動的に弱風に切り替わるため、無駄な電力消費を抑えられるでしょう。

関連記事:エアコンの自動運転とは?電気代との関係や節約方法についても解説!
関連記事:エアコンの風量で電気代は変化するのか?すぐにできる節約術も解説!

 

③フィルター掃除を2週間に1回おこなうと年間約990円の節約になる

エアコンのフィルターにほこりがたまると冷房効率が落ち、余計な電力を消費してしまいます。資源エネルギー庁によると、フィルターを月に1〜2回清掃した場合、しない場合と比べて年間約990円の節約になるとされています。

掃除の方法は、フィルターを取り外して掃除機でほこりを吸い取るだけなので手間はかかりません。汚れがひどい場合は水洗いしてしっかり乾かしてから戻しましょう。2週間に1回を目安にお手入れすると、冷房効率を保ちながら電気代を抑えられます。

関連記事:エアコン掃除は自分でできるのか?掃除の手順や注意点も解説!

 

④サーキュレーターや扇風機を併用すると冷房効率が上がる

サーキュレーターや扇風機を冷房と併用すると、室内の空気が循環して温度ムラが解消されるため、冷房効率が上がります。冷たい空気は下にたまりやすい性質があるため、サーキュレーターで空気を循環させることで部屋全体をムラなく冷やせるのです。

冷房効率が上がれば設定温度を上げても快適に過ごしやすくなります。前述したとおり、設定温度を1℃上げると約13%の節電になるため、併用による効果は大きいでしょう。扇風機の電気代は1時間あたり約0.6〜1.2円であるため、エアコンと併用しても電気代を抑えやすくなります。

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⑤室外機まわりの環境を整えると冷却効率が改善する

エアコンの室外機は、室内の熱を外に放出する役割を担っています。室外機の前に物を置いたり、周囲に植木鉢などが密集していたりすると、熱の放出がうまくいかず冷却効率が落ちてしまうでしょう。

室外機のまわりには少なくとも20cm以上のスペースを確保し、吹き出し口の前には物を置かないようにしましょう。直射日光が当たる場所に設置されている場合は、日よけを取り付けるのも効果的です。ただし、室外機用のカバーで全体を覆ってしまうと通気性が悪くなるため、通気を妨げない日よけを選んでください。

 

⑥遮光カーテンや断熱シートで室温の上昇を抑えられる

窓から入る日差しは、夏場の室温上昇のおもな原因のひとつです。遮光カーテンや断熱シートを使って日差しを遮ることで、室温の上昇を抑え、冷房の負荷を減らすことができます。

とくに南向きや西向きの窓は午後の日差しが強いため、対策の効果が大きくなりやすいでしょう。また、窓の外にすだれやグリーンカーテンを設置するのも効果的です。窓の内側と外側の両方から対策すると、より室温上昇を抑えやすくなります。

関連記事:暑い部屋を涼しくする方法を徹底解説!エアコンなしでも快適に過ごす秘訣とは?

 

⑦タイマー機能を活用して冷房の切り忘れを防ぐ

外出時や就寝時に冷房を切り忘れると、不要な時間帯にも電力を消費し続けてしまいます。タイマー機能を活用すれば、冷房の切り忘れによるムダな電気代を防ぐことが可能です。

就寝時には、入眠後2〜3時間で切れるようタイマーを設定しておくと、眠りについたあとの過剰な冷房を避けられます。また、起床前にタイマーで冷房をつけておけば、暑さで目が覚めてしまうのを防ぎつつ、必要な時間帯だけ効率的に冷房を使えるでしょう。

 

⑧省エネエアコンへの買い替えで年間約3,630円安くなる

古いエアコンをお使いの場合は、最新のモデルに買い替えることで電気代を抑えやすくなるでしょう。とくに10年以上使い続けているエアコンは、最新の省エネモデルと比べて消費電力が大きくなっている可能性があります。

参考:一般財団法人 家電製品協会「2026年度版スマートライフおすすめBOOK」

一般財団法人 家電製品協会「2026年度版スマートライフおすすめBOOK」によると、最新のエアコンは10年前のモデルと比較して年間約3,630円の節約が見込めるとされています。

エアコンの買い替えには初期費用がかかるものの、長い目で見れば電気代の節約分で元が取れるケースも多いでしょう。最近エアコンの効きが悪くなった、異音がするなどの症状がある場合は、買い替えを検討してみることをおすすめします。

関連記事:エアコンの寿命は平均何年くらい?修理と買い替えの適切な判断基準を解説!

 

 

冷房の電気代をもっと抑えたいなら電力量料金単価の安い電力会社への乗り換えが効果的

冷房の電気代をもっと抑えたいなら電力量料金単価の安い電力会社への乗り換えが効果的

結論をまとめると!

・電力量料金単価の安い電力会社に乗り換えると、冷房だけでなく家中の電気代を抑えられる!

ここまで冷房の電気代を節約する方法をご紹介しましたが、節電の工夫だけで削減できる金額にはどうしても限界があります。冷房の電気代をもっと抑えたい方は、電力量料金単価の安い電力会社への乗り換えも検討してみてください。

電力量料金単価の安い電力会社に切り替えれば、普段の使い方をまったく変えなくても、冷房だけでなく家中の電気代をまとめて安くできます。なかには基本料金が0円のプランを提供している会社もあるため、一度比較検討してみてはいかがでしょうか。

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基本料金0円!しろくまプランで電気代をもっと安くしませんか?

しろくま電力では、家庭・低圧法人を対象とした電力プラン「しろくまプラン」を提供しています。

このプランの特徴は「基本料金が0円」であること。それ以外の単価も、以下のように大手電力会社より安いケースがほとんどです。電力を切り替えるだけで、節電をしなくても電気代を安くできる可能性が非常に高いのです。

基本料金0円!しろくまプランで電気代をもっと安くしませんか?

※ここに別途、大手電力は「燃料費調整額」「再エネ賦課金」が、しろくまプランは「電源調達調整費」「再エネ賦課金」が発生します。

また「しろくまプラン」は電気代が安いだけでなく、発電の際にCO2を排出しない実質再生可能エネルギーをお届けしています。切り替えるだけで、地球温暖化の防止に貢献することができます。

環境にも家計にもやさしい「しろくまプラン」への切り替えをお考えの方は「しろくまプランお申し込みページ」または以下のバナーからお申し込みください。申込ページでは、プランの詳細についてわかりやすく説明しています。

 

 

この記事内でよくある質問
冷房の電気代はいくらぐらい?

冷房の電気代は、期間消費電力量をもとに算出すると1か月あたり約1,405〜6,214円が目安です。6畳用で1日あたり約47円、14畳用で約92円が目安になります。ただし実際の電気代は、設定温度や使用時間、部屋の広さや断熱性能などの使用環境によって異なります。

冷房の電気代が高くなる原因とは?

冷房の電気代が高くなるおもな原因は、部屋の広さとエアコンの対応畳数が合っていないこと、フィルターの汚れや室外機の環境が悪いこと、部屋の断熱性が低いことなどです。また、エアコンは室温と設定温度の差が大きいほど消費電力が上がるため、帰宅直後や午後のピーク時に冷房をつけた直後がもっとも電気代がかかります。

冷房の電気代を節約する方法とは?
冷房の電気代を節約する効果的な方法は、設定温度を1℃上げる(約13%の節電)、風量を「自動」にする、フィルターを2週間に1回掃除する(年間約990円の節約)などがあります。また、電力量料金単価の安い電力会社に乗り換えれば、使い方を変えずに家庭全体の電気代を抑えることも可能です。