ふかふかで清潔な布団にしてくれる布団乾燥機。重い布団を干す必要もなく、家事の時短にもつながります。
本記事では、マットあり・なしタイプの布団乾燥機の電気代をはじめ、布団乾燥機を使うメリット・デメリット、電気代を節約する方法までを解説します。布団乾燥機のおすすめの使用頻度やお手入れ方法も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事を読んでわかること
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結論をまとめると!
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布団乾燥機は布団などの湿気を温風で取り除く家電です。花粉や黄砂、梅雨の季節に外に干せないときや、住宅環境によって干せないときも、布団を清潔な状態に保ってくれます。
1時間
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1ヶ月(30日)
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1年間(365日)
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電気代
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12円~21円
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360円~630円
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4,380円~7,665円
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布団乾燥機の電気代の目安は、1時間で12〜21円程度です。しかし布団乾燥機には「マットありタイプ」「マットなしタイプ」の2つがあり、タイプによって特徴や電気代が異なります。ここからは、それぞれタイプごとの電気代をご紹介します。
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まず「マットありタイプ」の布団乾燥機の電気代をみていきましょう。
メーカー
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商品名
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消費電力
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1時間
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1ヶ月(30日)
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1年間(365日)
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三菱電機
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ぽかサラ AD-PS50BB
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600W
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17.8円
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534円
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6,497円
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三菱電機
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ぽかサラ Pro AD-PS80BC
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680W
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21円
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630円
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7,665円
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シャープ
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ふとん乾燥機 DI-DD1S
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500W
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12.5円
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375円
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4,562.5円
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(出典:三菱電機株式会社「ぽかサラ AD-PS50BB」三菱電機株式会社「ぽかサラ Pro AD-PS80BC」シャープ株式会社「ふとん乾燥機 DI-DD1S」)
布団乾燥機のマットありタイプとは、掛け布団と敷き布団の間に乾燥マットを入れて湿気を取り除く仕組みです。
布団全体までムラなく温風を送れるため、ダニ対策の効果が高いことがメリットです。設置や片付けに多少手間がかかりますが、ダニ退治を重視したい人はマットありタイプを選ぶといいでしょう。
マットありタイプの電気代は、1時間あたり12.5円~21円です。商品によって消費電力や特徴が異なるため、費用に差があります。
次に「マットなしタイプ」の布団乾燥機の電気代を見ていきましょう。
メーカー
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商品名
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消費電力
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1時間
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1ヶ月(30日)
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1年間(365日)
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象印
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スマートドライ RF-UA10
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670W
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17円
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510円
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6,205円
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シャープ
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ふとん乾燥機 DI-DD1S
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500W
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13.3円
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399円
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4,854.5円
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Panasonic
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ふとん乾燥機 FD-F06X2/FD-F06S2
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445W
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12円
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360円
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4,380円
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(象印マホービン株式会社「ふとん乾燥機 『スマートドライ』(RF-UA10) 新発売」シャープ株式会社「ふとん乾燥機 DI-DD1S」パナソニック株式会社「ふとん乾燥機 カタログ 2024」)
布団乾燥機のマットなしタイプとは、掛け布団と敷き布団の間にホースなどで直接送風して湿気を取り除く仕組みです。設置や片付けの時間がかからないため、手軽に使いたい方におすすめなタイプです。しかし、大きめの布団だと隅々にまで温風が届かず、乾燥ムラが起きる場合があります。
マットなしタイプの電気代は、1時間あたり12円~17円です。商品によって電気代は異なるため、ふとん乾燥器を購入する際は商品の特徴や使いやすさなどを加味して選ぶことが大切です。
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ここまで布団乾燥機の電気代を説明しました。次に、布団乾燥機を使うメリットを5つご紹介します。
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結論をまとめると! 布団乾燥機のメリットは以下の5つ! ①室内で布団を乾燥できる |
布団乾燥機の最大のメリットは、室内で布団を乾燥できることです。梅雨の季節や花粉・黄砂が飛んでいる時期など、天候に左右されず布団を乾燥できます。
また集合住宅やベランダが狭い場合など外干しが難しい環境でも、布団を清潔な状態に保てます。重い布団を運ぶ必要もなく、気軽に布団を乾燥できるのは大きなメリットでしょう。
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羽毛ふとんや絹・シルクのふとん、合成繊維ふとんは、紫外線によるダメージを受ける可能性があります。長時間紫外線を浴びると生地や素材が劣化して触り心地が悪くなったり、日焼けで変色したりするため、外干しの際は工夫が必要になります。
布団乾燥機であれば、紫外線による影響を考えることなく、安心して布団を清潔な状態に保つことが可能です。また、布団乾燥機は直射日光より優しいケア方法なため、布団が長持ちする可能性が高まります。
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布団乾燥機には、ダニの繁殖を防止する機能があるものが増えています。ダニは夏場など温度や湿度が高い時期に発生しやすいです。また、寝ている間にかいた汗によって湿度が高くなると、ダニやカビの繁殖につながります。
ダニの繁殖を防止する機能は、ダニを死滅させる50度以上の温風を送り込めます。定期的に乾燥することで、ダニやカビの発生を抑え、アレルギーや肌荒れも防げることは布団乾燥機を使うメリットでしょう。
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就寝前に布団乾燥機を使うことで、布団をあたためられます。特に冬や冷え性の方は、布団が冷たいと寝つきが悪くなることがあります。また、エアコンやヒーターなどの暖房器具を使うと乾燥が気になることもあるでしょう。
布団乾燥機を使うと体を冷やしたり乾燥を気にしたりすることなくすぐにあたたかい布団で眠れるため、快適で質の高い睡眠に役立ちます。
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布団乾燥機は、洗濯物や服、まくらの乾燥にも利用できます。雨の日にスニーカーやブーツ、長靴が濡れた際でも、靴が傷む前に温風を送って乾燥できます。また、洗濯物の乾燥に活用することで部屋干しの臭いを軽減しながら短時間で乾かすことが可能です。
臭いや傷みの防止に加え、家事の時短にもつながることは布団乾燥機のメリットのひとつでしょう。
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布団乾燥機はさまざまなメリットがある一方、注意しなければならないポイントがあります。ここでは、布団乾燥機のデメリット・注意点を3つご紹介します。
結論をまとめると! 布団乾燥機のメリットは以下の3つ! ①電気代が高くなる場合がある |
布団乾燥機は毎日使用すると1ヶ月で360円~630円程度の電気代がかかります。布団乾燥機のメリットは多くありますが、使用時間や商品、布団のサイズによって電気代が高くなる場合もあります。
天日干しは電気代がかからないため、布団乾燥機の電気代が負担に感じることもあるでしょう。
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布団乾燥機を使用すると、ドライヤーのような動作音が気になることがあるかもしれません。
商品によって音の大きさは異なるため、購入前に動作音を確認するといいでしょう。また、静音モードのある商品を選ぶのもおすすめです。
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羽毛布団は、布団乾燥機の温風によってダメージを受ける可能性があります。高温の風を送ると、羽毛が割れて保温効果が下がってしまう恐れがあるため注意が必要です。
またウレタンや高反発素材の布団もダメージを受けることがあるため、使用前には取り扱い説明書をしっかり確認しましょう。
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結論をまとめると! 布団乾燥機を使用する頻度は
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ここまで布団乾燥機のメリット・デメリットを見てきました。布団を清潔に保てる点が魅力ですが、どれくらいの頻度で使用するのが好ましいのでしょうか?
梅雨や夏場など湿気が気になる時期以外は、週1回の使用がおすすめです。
ダニはこまめに布団乾燥機を使用することで繁殖を防止できます。ダニの繁殖を防いで清潔な状態を維持し、快適に過ごすためにも定期的に使用するようにしましょう。
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布団が湿りやすい梅雨や、汗が増える夏場は週2~3回に頻度を高めてしっかりと乾燥させることがおすすめです。布団乾燥機を使う前にエアコンや除湿機で湿気を取ることで、さらに布団乾燥機の効果を高められます。
部屋や布団の湿度の高さはダニの繁殖につながります。湿気が多い時期は特に定期的に活用しましょう。
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ダニ対策をする場合は、通常モードから専用モードに変更しましょう。
ダニ退治には1日2回を3日間、ダニの繁殖防止には夏は1週間に1度、冬は1ヶ月に1度を目安に専用モードで使用するとダニの発生を防ぐことができます。
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結論をまとめると!
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布団乾燥機はお手入れをしないとフィルターにほこりがつまり、温風の力が弱くなってしまいます。風が弱いと乾燥時間が長くなるため、電気代が高くなる原因にもなります。
布団乾燥機を電気代を抑えながら長く使うために、正しくお手入れをするようにしましょう。
布団乾燥器の稼働効率を維持するために、月に1回はフィルターを掃除します。定期的にカバーやエアフィルターのほこりを取り除きましょう。
【掃除手順】
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フィルターが破れている場合は、新しいものに取り替えます。また、布団乾燥機本体は布で乾拭きするか、うすめた中性洗剤を含ませた布で拭き取ります。
マットありタイプの布団乾燥機の場合は、半年に1回は乾燥マットをお手入れしましょう。乾燥マットは直接掛け布団と敷き布団に触れるため、清潔な状態に保つことが重要です。
【掃除手順】
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乾燥マットの掃除には、洗濯機や漂白剤、アイロンの使用は避けましょう。商品によって注意点が異なるため、お手入れ前に取り扱い説明書を確認してください。
布団乾燥機は、天日干しするよりも電気代がかかってしまいます。そこで最後に、できる限り電気代を抑えて使用する方法を7つご紹介します。
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結論をまとめると! 布団乾燥機の電気代を節約する方法は以下の7つ! ①適切なモードを使用する |
布団乾燥機はタイプや商品によって正しい使用方法が異なります。正しく使わないと温風が隅々まで送れなかったり、温風が外に出てしまったりなど無駄に稼働させてしまいます。
無駄な消費電力を使って電気代を高くしないように、取り扱い説明書をしっかり確認して使うようにしましょう。
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布団から温風が逃げると布団全体を上手くあたためられず、乾燥に時間がかかります。その分電気代がかかってしまうため、温風を逃がさないように工夫することが重要です。
マットありタイプであれば、マットにズレがないか、スキマがないかを確認します。マットなしタイプであれば、ホースの位置が正しいかをチェックしましょう。取扱説明書を確認して、正しく設置することで電気代をムダにせず済みます。
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布団乾燥機の使用頻度や時間は、季節や天候、布団によって異なります。短時間で乾燥できる夏に長時間稼働させるなど、必要以上に使用するとその分電気代が高くなってしまいます。
また、電力を多く使用するダニ対策モードは2~3ヶ月に1度程度で問題ありません。必要なときに必要なだけ使用して、電気代を節約しましょう。
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晴れの日は天日干し、雨の日は布団乾燥機など、状況に合わせた使い分けで電気代を節約することができます。
1年間で考えると布団乾燥機の電気代が数千円の節約となる可能性もあるため、天日干しも併用することがおすすめです。
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フィルターがつまっていると、布団乾燥機本来の性能を発揮できません。布団から落ちたほこりやダニなどが溜まると温風が逃げて乾燥時間も長くなり、その分電気代が必要になります。
毎日眠る布団は清潔に保ちたいもの。衛生面も考えて、こまめにお手入れするようにしましょう。
古い布団乾燥機は、最新の布団乾燥機と比べて消費電力が高いことが多いです。消費電力が高い分、電気代も多くかかってしまうため、節約のために買い替えも検討しましょう。
買い替えるときは消費電力に加え、乾燥するまでの時間をチェックすることが大切です。併せて、省エネ機能のついた商品も確認しておきましょう。
設定した時間が経つと自動で電源が切れる自動オフ機能を活用することで、無駄に使用することなく電気代を節約できます。
「他の家事をしていて必要以上に稼働させてしまった…」という事態も避けられるため、ついつい家電を消し忘れてしまう、という方はこうした機能つきの布団乾燥機を選ぶといいでしょう。
最後に紹介するのが、電気代そのものを安くする方法です。電気代は、以下の計算で決まります。
電気代 = 電気を使った量 × 電気代の単価
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ここまで、前者の電気を使う量を抑える方法を紹介してきましたが、節電などは手間がかかる上に大幅な電気代の節約は期待できません。一方、電気代の単価の方を下げると効率的に電気代を下げることができます。
電気代の単価は電力会社によって異なるため、電力会社の切り替えによって電気代を安くできます。ぜひ、今の電気代の単価よりお得な電力会社やプランを見つけて切り替えを検討してみてください。
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電気代を節約したい方は、しろくま電力が提供している「しろくまプラン」がおすすめです。
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上の図は、4人世帯の場合の電気代を、大手電力会社としろくま電力の「しろくまプラン」で比較したものです。どの大手電力会社から切り替えた場合も、しろくま電力の方が電気代は安くなる場合が多くなります。
また、「しろくまプラン」の電気は発電時にCO2を出さない実質再生可能エネルギーであり、安いだけではなく環境にも配慮しています。
環境にも家計にもやさしい「しろくまプラン」への切り替えをお考えの方は「しろくまプランお申し込みページ」または以下のバナーからお申し込みください。申込ページでは、プランの詳細についてわかりやすく説明しています。
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