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エアコンの試運転の方法・注意点をわかりやすく解説!メーカーごとの手順やタイミングも紹介します

作成者: しろくまぱわー編集部|May 26, 2025 10:05:10 AM

日本の夏に欠かせないエアコンの冷房。しかし、気温が高くなっていざエアコンをつけたときに、故障している可能性もあります。猛暑にエアコンが使えないと、不便なだけではなく、熱中症のリスクが高まるなど危険です。

このような事態を防ぐために、大切なのが「エアコンの試運転」です。試運転では、気温が上がる前にエアコンの冷房をつけて、正常に作動するかを確認します。

この記事では、エアコンの試運転の重要性や行うタイミング、方法を紹介します。ぜひ、記事の情報を参考にエアコンの試運転を行い、安心して夏を迎えてくださいね。

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この記事を読んでわかること

  • エアコンの試運転はいつやるべき?
  • エアコンの試運転前にすることは?
  • エアコンの試運転でチェックすることは?
  • メーカーごとのエアコンの試運転のやり方は?

目次

なぜエアコンの試運転は大切なの?いつやるべき?

エアコンの試運転をする前にチェックすべきこと
①ブレーカーが「入」になっているか
②コンセント付近にホコリがたまっていないか
③室外機の排水ホースに異常はないか
④リモコンの画面が正しく表示されているか
⑤エアコンのフィルターにホコリがたまっていないか
エアコンの試運転前のチェックリストをまとめると

エアコンの試運転で確認すべきこと
まずは冷房の最低温度に設定し運転してみよう
エアコンに電源が入るかどうか
エアコンから異音・異臭がしないか
エアコンから風はでているか、すぐ止まらないか
エアコンのランプが点滅していないか
エアコンの試運転のチェックリストをまとめると

メーカーごとにエアコンの試運転の方法を解説
①ダイキンのエアコンの試運転方法
②パナソニックのエアコンの試運転方法
③東芝のエアコンの試運転方法
④三菱のエアコンの試運転方法
⑤富士通ゼネラルのエアコンの試運転方法

エアコンの試運転でよくあるトラブルと対策
①エアコンの電源が入らない、すぐ切れる
②エアコンの効きが悪い
③エアコンから異音・異臭がする
④エアコンのエラーコードやランプが点滅する
⑤エアコン本体から水漏れしている

エアコンフィルターの掃除方法
自動お掃除機能が搭載されている場合
自動お掃除機能が搭載されていない場合

古いエアコンをお使いの方は買い替えもおすすめ

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なぜエアコンの試運転は大切なの?いつやるべき?

結論をまとめると!

  • エアコンの試運転は5〜6月にはしておく
  • 気温が21度を超えたらエアコンの試運転に適している

エアコンの試運転が必要な理由として、夏場にはエアコンの修理や設置に時間がかかることが挙げられます。

もしエアコンが壊れていた場合、修理をするか、新しく買い換えなければいけません。しかし、夏場は工事をする人が多く、すぐに対応してもらえません。7〜8月にエアコンの修理・購入をした人の4割以上がエアコンが使えるようになるまで2週間以上かかったというデータもあります。

猛暑にエアコンが2週間以上使えない状況になると、生活への支障も大きいでしょう。そのため、エアコンの修理や設置が混み合う前の5〜6月に試運転を行い、正常に動くかを確認しておくことが大切なのです。

エアコンの試運転は気温が21〜25度のときに行うと、冷房がきちんと効くか確認しやすいとされています。気温が高い年は6月からエアコンの修理・設置の問い合わせが混み合う場合もあります。季節だけではなく気温も目安にして、早めに試運転を実施しておきましょう。

【エアコンの試運転に適した気温の目安】

気温 試運転の目安
26度以上 急いで試運転を実施しましょう。
23〜25度 エアコンの試運転に最適です。
21〜22度 エアコンの試運転に向いています。
20度以下 エアコンの試運転には向きません。気温が低く、冷房の効きを確かめられない場合があります。

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エアコンの試運転をする前にチェックすべきこと

結論をまとめると!

エアコンの試運転をする前にチェックすべきことは以下の5つ

①ブレーカーが「入」になっているか
②コンセント付近にホコリがたまっていないか
③室外機の排水ホースに異常はないか
④リモコンの画面が正しく表示されているか
⑤エアコンのフィルターにホコリがたまっていないか

エアコンの試運転をする前には、まず本体の状況や環境を確認します。その際には、以下の5項目をチェックしましょう。

①ブレーカーが「入」になっているか
②コンセント付近にホコリがたまっていないか
③室外機の排水ホースに異常はないか
④リモコンの画面が正しく表示されているか
⑤エアコンのフィルターにホコリがたまっていないか

それぞれ何をするのか、具体的に解説します。

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①ブレーカーが「入」になっているか

まずは、エアコンを設定している部屋のブレーカーが「入」になっていることを確認します。

普段使わない部屋である場合、ブレーカーを落としている場合もあるでしょう。ブレーカーが「切」になっていれば「入」にします。併せて、エアコンの電源プラグがコンセントにしっかりと差し込まれているかも確認します。

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②コンセント付近にホコリがたまっていないか

コンセント付近にホコリがたまっていないか確認し、ホコリがあれば拭き取りましょう。

電源プラグをコンセントに差しっぱなしにしていると、電源プラグとコンセントの隙間にホコリがたまっている場合があります。ホコリがたまっているまま電源を入れてしまうと、発火する恐れもあるので注意しましょう。

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③室外機の排水ホースに異常はないか

次は室外機の排水ホースが正常に設置されているか、以下をチェックしましょう。

  • 排水ホースの先端にゴミが詰まっていないか
  • 排水ホースの先端が持ち上がっていないか
  • 排水ホースの先端がたまり水に浸かっていないか

排水ホースに異常があると、室内機からの水漏れの原因となります。問題がある場合は、ゴミを取り除いたり、ホースを動かしたりして、スムーズに排水できるように調整してください。

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④リモコンの画面が正しく表示されているか

リモコンの液晶画面が正しく表示されるかも確認します。ボタンを押して、液晶画面に文字が表示されてれば問題ありません。

文字が表示されない場合は、電池を交換して再度画面の確認をしましょう。また、乾電池の向きが逆の場合も文字が表示されないため、正しい向きで乾電池が入っているかもチェックします。

電池交換をしてもリモコンが操作できなければ、故障している可能性が高いです。その場合、販売店に連絡するか、賃貸の場合は管理会社に連絡して修理・交換を依頼します。

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⑤エアコンのフィルターにホコリがたまっていないか

エアコンのフィルターのフロントパネルを取り外し、フィルターにホコリがたまっていないかを確認します。

フィルターがゴミやホコリは、嫌な臭いの原因となります。また、フィルターが目詰まりしているとエアコンの効きも悪くなるため、汚れている場合には、布やスポンジで優しく汚れを取り除きましょう。カビが生えている場合には、浴室などで丁寧に洗い流します。

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エアコンの試運転前のチェックリストをまとめると

上で紹介したエアコンの試運転前のチェック項目を、改めて振り返ってみましょう。

①ブレーカーが「入」になっているか
②コンセント付近にホコリがたまっていないか
③室外機の排水ホースに異常はないか
④リモコンの画面が正しく表示されているか
⑤エアコンのフィルターにホコリがたまっていないか

5項目が確認できたら、実際にエアコンの試運転をしていきます。

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エアコンの試運転で確認すべきこと

結論をまとめると!

エアコンの試運転で確認すべきことは以下4つ

①エアコンに電源が入るか
②エアコンから異音・異臭がしないか
③エアコンから風は出ているか、すぐに止まらないか
④エアコンのランプが点滅していないか

準備ができたら、エアコンの試運転をしていきます。エアコンの試運転では、冷房を最低温度に設定して以下の項目を確認します。

  • エアコンに電源が入るかどうか
  • エアコンから異音・異臭がしないか
  • エアコンから風はでているか、すぐ止まらないか
  • エアコンのランプが点滅していないか

手順と確認するべきことを、詳しく見ていきましょう。

 

まずは冷房の最低温度に設定し運転してみよう

エアコンの試運転は、冷房の最低温度に設定して30分ほど運転します。

エアコンの設定温度が室温とあまり差がないと、部屋を冷やす必要がなくなってすぐにエアコンが稼働しなくなり、異常があるか確認ができない可能性があります。エアコンの効きや正常に稼働するかをしっかりと確認するために、試運転では最低温度に設定しましょう。

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エアコンに電源が入るかどうか

まずはエアコンに電源が入るかを確認します。正常に電源が入ったら、最低温度まで設定温度を下げます。

リモコンで電源が入らない場合は、エアコン本体に付いている「応急運転スイッチ」で電源が入るかを試してください。応急運転スイッチの場所は機種により異なるため、取扱説明書を確認しましょう。

応急運転スイッチで電源が入れば、リモコンに異常がある可能性が高いです。リモコンの動作確認や電池交換をし、故障している場合はリモコン自体を交換します。

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エアコンから異音・異臭がしないか

エアコンからの異音・異臭を確認します。

異音がする場合には、故障の可能性があります。ただし、「ポコポコ」「プシュッ」「ピシッ」といった音はエアコンの冷媒ガスが流れる音や、温度変化によって本体が発する音なので問題ありません。

異臭がする場合には、主にエアコン内のホコリやカビなどが原因と考えられます。

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エアコンから風はでているか、すぐ止まらないか

エアコンから冷風が出ているかを確認します。冷風が出ていない、またはすぐに止まる場合には、一旦電源を切ります。

本体の電源プラグをコンセントに差し込み直し、もう1度電源をつけて冷房を運転してみましょう。

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エアコンのランプが点滅していないか

運転中に、エラーを知らせるランプが点滅していないかを確認しましょう。

エアコンの電源ランプやタイマーランプ、除湿ランプなどのランプが点滅している場合、不具合が生じている可能性があります。また、リモコンにエラーコードが出ることもあります。

 

エアコンの試運転のチェックリストをまとめると

エアコンの試運転で確認する項目を、改めて振り返りましょう。

  • まずエアコンの冷房を最低温度に設定する
  • エアコンに電源が入るかどうか
  • エアコンか異臭・異音がしないか
  • エアコンから風はでているか、すぐ止まらないか
  • エアコンのランプが点滅していないか

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メーカーごとのエアコンの試運転の方法を解説

結論をまとめると!

  • メーカーごとにエアコンの試運転の方法が異なる
  • メーカーが推奨する方法で試運転を行う必要がある

ここまでは、一般的にエアコンの試運転で確認する項目を説明してきました。しかし、エアコンのメーカーによって、推奨されている試運転の方法が異なります。

ここでは、メーカーごとの試運転の方法を解説します。

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①ダイキンのエアコンの試運転方法

ダイキンのエアコンは、以下の方法で試運転をします。

  1. 運転モードを「冷房」に、温度を最低温度(16〜18度)に設定して10分ほど運転する
  2. 冷風がきちんと出ているか、運転ランプが点滅していないかを確認する
  3. さらに30分ほど運転し、室内機からの水漏れがないかを確認する
  4. 異音や異音がしないか確認する
  5. 異臭・異音がしないかを確認する
  6. 運転を停止する

上記の試運転方法に加え、パナソニックでは、試運転前には必ずエアコンの電源プラグを根本までしっかりと差し込み、定期的に電源プラグのホコリを乾いた布でふき取るよう推奨しています。

 

②パナソニックのエアコンの試運転方法

パナソニックのエアコンは、以下の方法で試運転をします。

  1. 電源を入れる前に、ブレーカーやコンセントを確認する
  2. 運転モードを「冷房」にして運転開始する
  3. リモコンやエアコンに不具合がないかをチェックする

パナソニックでは、エアコンの試運転時の冷房の設定温度は「室内温度より3度低く」して、30分以上運転させるよう推奨しています。

 

③東芝のエアコンの試運転方法

東芝のエアコンは、以下の方法で試運転をします。

  1. まずは電源をチェックする
  2. 動作環境をチェックする
  3. 冷房を18度で10分運転する
  4. さらに30分運転する

東芝は、冷房を18度にして試運転することを推奨しています。

最初に10分運転する際には、冷風がきちんと出るかとランプが点滅していないかを確認します。さらに30分運転させる際には、室内機からの水漏れと、異音・異臭のチェックを行いましょう。

 

④三菱のエアコンの試運転方法

三菱のエアコンは、以下の方法で試運転をします。

  1. 電源プラグ、電源コード、コンセントを確認する
  2. 試運転前にエアコンの手入れをする
  3. 運転モードを「冷房」にし、最低温度(16度)で運転する
  4. 10分ほど運転して、冷たい風が出ているか確認する
  5. さらに20分ほど運転して、室内機から水漏れがないか確認する
  6. 異音・異臭・運転ランプの点滅など不具合がないか確認する

試運転の前には、電源プラグやコンセントのまわりにホコリが付いていないかや、電源コードを束ねたり延長コードを使用したりしていないかを確認します。また、エアコンのフィルター掃除をしてから試運転をすることが推奨されています。

 

⑤富士通ゼネラルのエアコンの試運転方法

富士通ゼネラルのエアコンは、以下の方法で試運転をします。

  1. ブレーカーを確認する
  2. 電源プラグを確認する
  3. リモコンの電池を確認する
  4. フィルターの汚れを確認する
  5. 室外機の上や前を確認する
  6. 排水ホースを下向きにする
  7. 冷風を確認する
  8. 正常運転を確認する

富士通ゼネラルでは、冷風の確認をするために、冷房を18度に設定し、まず10分程度運転をすることを推奨しています。さらに20分以上運転し、室内機から水漏れや異音、異臭がないかを確認します。

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エアコンの試運転でよくあるトラブルと対策

結論をまとめると!

エアコンの試運転でよくあるトラブルは以下5つ

①エアコンの電源が入らない、すぐ切れる
②エアコンの効きが悪い
③エアコンから異音・異臭がする
④エアコンのエラーコードやランプが点滅する
⑤エアコン本体から水漏れしている

エアコンの試運転中に、正常に作動しない場合もあります。ここでは、よくあるトラブルと対策を紹介します。

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①エアコンの電源が入らない、すぐ切れる

電源プラグがきちんと差し込まれていても、エアコンの電源が入らない場合には、リモコンの電池切れかもしれません。エアコンの電池を交換し、リセットボタンを押してから再度電源を入れてみましょう。

また、電源がすぐに切れる場合には、ブレーカーが落ちていないかを確認します。ブレーカーが落ちていない場合には、エアコン本体の内部にある制御装置が故障している可能性があります。故障の疑いがあるときは、メーカーへ問い合わせをしてください。

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②エアコンの効きが悪い

エアコンの冷房の効きが悪いときには、設定温度が最低温度になっているかを確認しましょう。室温と設定温度に差がないと、エアコンが効かないケースがあります。

最低温度に設定して電源を入れ直してもエアコンが効かない場合には、エアコンの風向きや風が遮断されていないかを確認します。また、フィルターの目詰まりもエアコンの効きが悪くなる原因です。フロントパネルを開けて、フィルターのチェックも行ってみてください。

 

③エアコンから異音・異臭がする

エアコンの運転時には、冷媒ガスが流れる音や本体の樹脂が伸縮する音が鳴ります。「ポコポコ」「プシュッ」「ピシッ」といった音は問題ありません。

一方、「ガタガタ」や「カチカチ」という音がする場合は本体が破損していたり、部品が正しく設置されていなかったりする可能性があります。フィルターの取り付けがうまくできていないとガタガタと音がするため、確認しましょう。

また、異臭はホコリや生活臭、カビなどが原因です。エアコンフィルターの掃除をしてください。エアコンフィルターは試運転のタイミングだけではなく、2週間に一度を目安に定期的に掃除をしましょう。

 

④エアコンのエラーコードやランプが点滅する

エアコン本体のランプが点滅している場合や、リモコンにエラーコードが表示されている場合には、異常が生じている可能性があります。

製品により、原因ごとに点滅するランプや表示されるエラーコードが異なるため、取扱説明書やメーカーの公式サイトを参照し、エラーの原因を調べましょう。

修理が必要な場合や、原因が特定できない場合には、メーカーに問い合わせをしてください。

 

⑤エアコン本体から水漏れしている

エアコン本体から水漏れしている場合、水漏れの仕方によって原因が異なります。

まず、吹き出し口に水滴がついて落ちる場合には、結露が発生している可能性があります。設定温度を20度以上にし、風向きを「上向き」または「自動」に設定して様子を見ましょう。

また、吹出口からボタボタと大量に水漏れする場合、結露水が排水ホースからうまく排出できていない可能性があります。エアコン本体の汚れや排水ホースが真っ直ぐになっていないなどの原因が考えられます。

エアコンの背面から水漏れしている場合、室内機や排水ホースのトラブルか、本体の故障が原因である可能性が高いです。背面からの水漏れについては、メーカーに問い合わせて、点検・修理を依頼しましょう。

 

 

エアコンフィルターの掃除方法

結論をまとめると!

  • フィルターのホコリは掃除機で取り除く
  • 臭いや油汚れは水洗いをする
  • 汚れがひどければ薄めた中性洗剤でつけ置き洗いをする
  • 自動お掃除機能がついている場合は、水洗いとつけ洗いのみする

エアコンの試運転をする際には、エアコンフィルターの掃除も同時に実施しましょう。エアコンフィルターが汚れていると、冷房の効きが悪くなり、余分な電気代が発生します。電気代を節約するためにも、2週間に1度を目安にエアコンフィルターを掃除するのがおすすめです。

ここでは、エアコン本体に自動お掃除機能が搭載されている場合・いない場合のエアコンフィルター方法を紹介します。

自動お掃除機能が搭載されている場合

自動お掃除機能が搭載されていても、汚れや臭いは取れないため、フィルターの掃除は必要です。以下の方法でフィルターを掃除しましょう。

  1. フィルターを取り外し、水洗いをする
  2. 汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤でつけ置き洗いする
  3. 直射日光を避けて十分に乾かす

また、自動お掃除機能ではフィルターから取り除いたホコリがエアコン本体のダストボックスに溜められます。その場合、ダストボックスのホコリを自分で捨てる必要があります。

 

自動お掃除機能が搭載されていない場合

自動お掃除機能が搭載されていない場合には、以下の方法でフィルターを掃除しましょう。

  1. フィルターを取り外し、掃除機でホコリを取り除く
  2. カビが生えている場合には丁寧に洗い落とす
  3. 油汚れや臭いがあれば、濡らした布やスポンジで軽く拭くように水洗いする
  4. 汚れがひどいときは、薄めた中性洗剤でつけ置き洗いする
  5. 広げた新聞紙の上にフィルターを立てかけ、陰干しする

フィルターにカビが生えている際には、カビの胞子をまき散らさないよう気をつけて洗い場に運びます。また、洗った後は、直射日光やドライヤーの温風は避けて、十分に乾くまで陰干ししましょう。

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古いエアコンをお使いの方は買い替えもおすすめ

結論をまとめると!

  • 古いエアコンを買い替えると省エネ・電気代の節約になる
  • 一般的なエアコンの耐用年数は約10年

古いエアコンは冷房の効きが悪くなり、電気代が余分にかかってしまう傾向があります。また、故障のリスクも高まります。夏場にいきなりエアコンが壊れてしまうと、修理や新しいエアコンの設置工事に時間がかかるため、故障する前に買い替えをするのがおすすめです。

一般的にエアコンの耐用年数は、10年が目安です。10年前に購入した新しいエアコンに買い替えると、約17%の省エネになると言われています。

そのため、エアコンを買い替えると消費電力が少なくなり、電気代の節約につながるでしょう。対応年数を過ぎた古いエアコンをお使いの場合には、ぜひ買い替えも検討してみてください。

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