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【2024年最新】扇風機の電気代は安い?エアコンとの比較や節約術を解説!

作成者: しろくまぱわー編集部|Oct 16, 2024 6:59:37 AM

節電意識の高まりから、エアコンでなく扇風機をメインに使う家庭が増えています。

確かに扇風機といえば「電気代が安い」イメージがありますが、実際のところ、扇風機の電気代はいくらくらいなのでしょうか?はたして安いといえるのでしょうか?

そこでこの記事では、しろくま電力株式会社の電力小売事業部による監修のもと、扇風機の電気代を、エアコンやサーキュレーターと比較しながら解説し、最後に扇風機の電気代を節約する方法をご紹介します。

この記事を読んでわかること

・扇風機の電気代はいくらくらいなのか
・扇風機とエアコンの電気代はどちらが安いのか
・扇風機とサーキュレーターの電気代はどちらが安いのか
・扇風機の電気代を安くするにはどうすればいいのか

目次

扇風機の電気代はいくらくらい?
 扇風機の電気代の計算方法
 扇風機の電気代はいくら?

扇風機のACモーターとDCモーターとは?
 ACモーターとは?
 DCモーターとは?
 ACモーターとDCモーターの電気代を比較

扇風機とエアコン、電気代はどっちが安い?

扇風機とサーキュレーター、どっちが電気代が安い?
 扇風機とサーキュレーターの違いとは
 扇風機とサーキュレーターの電気代を比較

扇風機の電気代を節約する7つの方法とは?
 節約方法①DCモーターの扇風機を選ぶ
 節約方法②扇風機を置く場所を工夫する
 節約方法③カーテンやすだれで日差しをカットする
 節約方法④タイマー機能を活用する
 節約方法⑤他の家電と併用する
 節約方法⑥アンペア数を変更する
 節約方法⑦電力会社を切り替える

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扇風機の電気代はいくらくらい?

扇風機の電気代を紹介する前に、電気代の計算方法を知っておきましょう。

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扇風機の電気代の計算方法

扇風機の電気代は、以下の2つの方法で計算できます。

・電気代(円)= 消費電力(kW)× 電気代の単価(円/kWh)× 時間(h)
・電気代(円)= 消費電力量(kWh) × 電気代の単価(円/kWh) 

消費電力は製品カタログなどで確認できますが、ワット(W)表示の場合がほとんどです。その場合は1,000で割ってキロワット(kW)に換算しましょう。 

電気代の単価について、本記事では税込31円/kWhを使用します(※2024年9月時点で公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会が定めた目安単価)。

関連記事:電気代の計算方法は?内訳や電気料金を安くする方法をわかりやすく解説!

 

扇風機の電気代はいくら?

それでは、扇風機の電気代が具体的にいくらなのか見ていきましょう。

上図は扇風機の風量別の電気代を、期間ごとにあらわしたものです。

当然ですが、扇風機は風量が強くなるほど電気代が高くなります。「弱」と「強」では1時間あたり0.6円と1.2円と、電気代に2倍もの差が出ることがわかりました。

実際に使用している扇風機の電気代を知りたい方は、製品カタログに記載された消費電力をもとに電気代を計算することをおすすめします。

関連記事:【2024年最新】電気代の値上げを徹底解説!電気料金が高騰する理由と対策とは?
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扇風機のACモーターとDCモーターとは?

扇風機の電気代を説明しましたが、扇風機にはACモーターとDCモーターの2種類があります。

上図はACモーターとDCモーターの大まかな特徴をまとめたものです。どちらを選ぶかで、電気代や使用感が大きく変わるため、それぞれの特徴を簡単に理解しておきましょう。

ACモーターとは?

最初に、ACモーターの扇風機は昔から使用されているタイプのものです。ACとは交流電源を意味します。

ACモーターの最大のメリットは「本体価格の安さ」です。機能性があまりないものが多いため、比較的手軽に手に入れることができます。

一方で消費電力が大きいため、電気代が高くなりやすい、というデメリットもあります。それ以外にも「運転音が大きい」「弱・中・強だけしか風量調節ができない」という点にも要注意です。

「とにかく安く扇風機を買いたい」方はACモーターの扇風機にするといいでしょう。

DCモーターとは?

次に、DCモーターは比較的新しいタイプの扇風機に使用されている場合が多いです。DCとは直流電源を意味します。

DCモーターの最大のメリットは「電気代がACモーターよりも安い」点です。具体的な電気代は後述しますが、DCモーターは消費電力が少ないため電気代を安くできます。

さらに「静音性にすぐれている」「微風など細かい風量調節ができる」など、使いやすいのも大きな特徴です。

「本体価格が高い」というデメリットがありますが、電気代を安くしたい、質がいい扇風機を使いたい、という方はDCモーターにするといいでしょう。

ACモーターとDCモーターの電気代を比較

ここまでACモーターとDCモーターの特徴を説明しました。それでは、ACモーターとDCモーターで電気代はどれくらい変わるのでしょうか?

(出典:HEF-AL300FHEF-DL300F|日立グローバルライフソリューションズ株式会社)

上図は、ACモーターとDCモーターの扇風機の電気代をあらわしたものです。

「ACモーターの方が電気代が高い」ことを説明しましたが、同じメーカーの扇風機であっても、モーターによって約2倍も電気代に違いが出ることがわかります。

ただし、この電気代の差はメーカーによって異なります。ACモーターの扇風機によってはDCよりも10倍ほど電気代が高くなる、というケースもあるようです。

購入費用を安く抑えたいのか、それとも電気代や使用感を求めるのか、ニーズに合わせて扇風機を購入するようにしましょう。

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扇風機とエアコン、電気代はどっちが安い?

ここまで、モーターの種類ごとの特徴や電気代の違いを解説しました。扇風機の電気代はDCモーターが安い、ということがわかりましたが、扇風機とエアコンで比較すると、どちらの方が電気代が安いのでしょうか?

(各メーカーの資料をもとに弊社作成)

上図は扇風機とエアコンの電気代を比較したものです。こうしてみると、扇風機の電気代が1時間あたり0.7〜1.3円なのに対し、エアコンの電気代は15.5円と、最大で約22倍も違うことがわかります。

エアコンの電気代が異常に高い理由は、温度調整に大量のエネルギーを消費するからです。例えば冷房だと、エアコンは外の空気の中にある冷気を圧縮し、それを涼しい風として室内に送ります。

この作業に大量のエネルギーを消費することから、エアコンの電気代は扇風機よりも高いのです。逆に扇風機は風を作るだけなので、電気代を安く済ませることができます。

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扇風機とサーキュレーター、どっちが電気代が安い?

扇風機とエアコンでは、扇風機の方が電気代が安いことがわかりました。それでは、扇風機と、見た目がよく似たサーキュレーターでは、どちらの方が電気代が安いのでしょうか?

扇風機とサーキュレーターの違いとは

扇風機とサーキュレーターの電気代の違いを解説する前に、まずはそれぞれの違いを理解しておきましょう。

まず扇風機ですが、こちらは「涼しくすること」を目的としています。やさしい風を広範囲かつ、比較的近い距離に送れるのが特徴です。

一方のサーキュレーターは「空気を循環させること」を目的としています。パワフルな風をまっすぐ遠くまで送ることができます。

関連記事:サーキュレーターと扇風機の違いとは?特徴や使い方、電気代の節約術をわかりやすく紹介!

扇風機とサーキュレーターの電気代を比較

それでは、扇風機とサーキュレーターの電気代を見ていきましょう。

上図は扇風機とサーキュレーターの電気代を、種類ごとにまとめたものです。それぞれ、小規模なものから広い部屋で使えるものまでの電気代をまとめました。

こうして見ると、扇風機とサーキュレーターの電気代はほとんど変わらないことがわかります。サーキュレーターにもACモーターとDCモーターがあるため、DCモーターにすれば電気代を安くすることが可能です。

先述したように、扇風機とサーキュレーターは用途が異なります。それぞれの目的を意識し、使い分けるといいでしょう。

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扇風機の電気代を節約する7つの方法とは?

ここまでさまざまな視点から扇風機の電気代を解説してきました。それでは最後に、扇風機の電気代を安くする7つの節約術をご紹介します。

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節約方法①DCモーターの扇風機を選ぶ

1つ目の節約術が、DCモーターの扇風機にすることです。先述したように、DCモーターは消費電力が小さいため、ACモーターよりも電気代が安くなります。弊社の計算では年間で1,700円以上の節約が可能です。

DCモーターの方が本体価格が高いですが、使い心地や電気代を重視したい方はDCモーターの扇風機を選ぶことをおすすめします。

節約方法②扇風機を置く場所を工夫する

2つ目の節約術が、扇風機を置く場所を工夫することです。これはあまり知られていませんが、扇風機の置き場所を変えるだけで電気代を効率よく安くできます。

例えば室内が暑い場合は、扇風機を窓の近くに置いて外に風を送りましょう。これにより室内の熱を外に追い出すことができます。逆に、外の熱を取り込みたい場合は扇風機を室内に向けることで効率よく温度調整ができます。

エアコンと併用する場合は部屋の角に置くといいでしょう。これにより、効率よく空気を循環させることができます。

節約方法③カーテンやすだれで日差しをカットする

3つ目の節約術が、カーテンやすだれの併用です。これらを使って日差しをカットすることで室内の温度が少し下がるため、扇風機の風量を弱めても涼しく感じることができます。

また、日中に日差しを取り込んでしまうと夜になっても室温が下がりづらくなるため、カーテンやすだれを日常的に使用することで快適に過ごせるようになります。

節約方法④タイマー機能を活用する

扇風機のタイマー機能を活用するのも一つの手です。タイマーを設定すれば、消し忘れたとしても余計な電気代を発生させずに済みます。

特に寝る前にタイマーを設定すれば、電気代の節約はもちろん、身体の冷えすぎも予防できます。

「おやすみモード」の中には、設定した時刻まで少しずつ風量が下がっていくものもあるため、より快適な睡眠がとれるでしょう。

節約方法⑤他の家電と併用する

これは扇風機だけ、というよりは電気代全般の話ですが、扇風機と他の家電を組み合わせることで電気代を安くできます。

例えば扇風機とエアコンを併用すれば、空気循環で冷暖房の効率が上がり、少ない電力消費でも快適に過ごせるようになります。

それ以外にも、部屋干しをする際に除湿機と扇風機を併用するのもおすすめです。除湿機だけを使う場合に比べ、電気代をより安く、かつ洗濯物を早く乾かすことができます。

節約方法⑥アンペア数を変更する

扇風機の電気代が高いと思ったら、契約アンペア数の変更を検討してもいいでしょう。

「アンペア(A)」の大きさは、家庭によって異なります。アンペア制で電気代が決まる場合、その数値を下げることで電気代が安くなる仕組みです。

ただし、無理に小さくするとブレーカーが落ちる恐れもあるので、家庭にとって最適なアンペアを選びましょう。また、アンペア数を変更すると1年間変更できない場合もあるため注意が必要です。

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節約方法⑦電力会社を切り替える

ここまで紹介した6つの方法を試せば、扇風機の電気代は十分抑えられます。ただ、最も効果的な節約方法としておすすめなのは、「電力会社の切り替え」です。 

先述した通り、扇風機の電気代は以下で求められます。

・電気代(円)= 消費電力(kW)× 電気代単価(円/kWh)× 時間(h)
・電気代(円)= 消費電力量(kWh) × 電気代単価(円/kWh) 

前項まで解説してきたのは、ほとんどが上記のうち「消費電力(消費電力量)」を抑える方法です。

 ただ、いくら節電しても、大きく消費電力を下げることはできないため、電気代の大幅なコストカットは難しいです。 効率よく電気代を安くするには「電気代の単価を下げる」ことが大切になります。

そして電気代の単価を下げる方法が「電力会社の切り替え」です。今よりも電気代の単価が安い電力会社にすることで、扇風機の電気代を下げることができます。 

「手っ取り早く電気代を安くしたい・・・」という方は、ぜひ電力会社の切り替えを検討してみてください。

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関連記事:電力会社を乗り換える方法とは?切り替え方法とメリット・デメリット、注意点を解説

 

<大手電力会社より最大25%も安い>
しろくまプランなら大幅に電気代が下がる可能性がある

扇風機の電気代を効率よく、かつ大幅に安くする方法は「電力会社の切り替え」だと説明しました。そこで電気代を安くしたい方におすすめなのが、しろくま電力が家庭・小規模法人向けに提供する「しろくまプラン」です。

「しろくまプラン」は大手電力会社より電気代の単価を安く設定しているため、切り替えることで大手電力会社よりも約25%も電気代が安くなる可能性があります。

上図は4人世帯の場合の、大手電力との電気料金を比較したものです。大手電力会社は2023年6月に大幅に電気代を値上げしました。エリアによっては電気代が1.5倍になるケースもあります。

しかし「しろくまプラン」は大手電力の「値上げ前」よりも単価が安く、値上げも実施しません。そのため、電気のご使用状況によっては最大3割近く安くなる可能性があります。

また「しろくまプラン」の電気は、発電の際にCO2を出さない「実質再生可能エネルギー(※)」です。ただ安いだけでなく、電気を切り替えるだけで環境改善にも貢献できます。

「電気代を安くしたい、でも扇風機は思い切り使いたい」とお考えの方は、「しろくまプランお申し込みページ」または以下のバナーよりお申し込みください。

お申し込み方法はとても簡単。現在の電力会社との解約など、面倒な手続きは一切ありません。スマホからもお申し込みいただけます。

 

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