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電気ストーブの電気代は安い?他の暖房器具と比較し、節約方法を解説!

作成者: しろくまぱわー編集部|Dec 17, 2024 7:32:19 AM

暖房器具である電気ストーブは手頃な値段で手に入れやすいものの、一般的に「電気代が高い」と言われています。

では、電気ストーブの電気代は、具体的にどれくらいかかっているのでしょうか?

この記事では、種類ごとの電気ストーブの電気代を紹介した上で他の暖房器具と電気代を比較します。さらに、電気ストーブを使うメリットや電気代をお得にする方法も解説します。

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この記事を読んでわかること

・電気ストーブの電気代は高いの?他の暖房器具と比較すると?

・電気ストーブのオススメ活用方法は?

・電気ストーブの電気代を安くする方法とは?

 

目次

種類ごとの電気ストーブの電気代
 ハロゲンヒーターの電気代
 カーボンヒーターの電気代
 セラミックヒーターの電気代
 パネルヒーターの電気代
 オイルヒーターの電気代
 ニクロム線ヒーター(シーズヒーター)の電気代
 電気ストーブの1時間、1日、1ヶ月ごとの電気代

電気ストーブと他の暖房器具の電気代を比較
 エアコン(暖房)との比較
 こたつとの比較
 電気毛布との比較
 ホットカーペットとの比較

電気ストーブのメリット
 ①本体価格はリーズナブルな製品が多い
 ②すぐにあたたかくなる
 ③燃料が不要なので手軽に使える
 ④場所問わず簡単に持ち運んで使える
 ⑤空気が汚れない・乾燥しない

電気ストーブのデメリット
 ①使い方を誤ると電気代が高くなる
 ②部屋全体はあたたかくならない
 ③暖房能力は石油ストーブに劣る

電気ストーブのオススメ活用方法
 狭い空間をあたためたいとき
 広い空間をあたためたいとき
 一時的、局所的にあたためたいとき
 しっかりとあたためたいとき

電気ストーブの電気代を節約する方法とは?
 ①設定温度を高くしすぎない
 ②電気ストーブをつけっぱなしにしない
 ③他の暖房器具と併用する
 ④狭い空間で使用する
 ⑤タイマー機能を活用する
 ⑥室内の断熱対策を行う
 ⑦電力会社を変更する

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種類ごとの電気ストーブの電気代

結論をまとめると!

・電気ストーブの電気代は種類によって大きな差がない

・ただし温度設定によって電気代に大きな差が出る

・電気ストーブの種類によってあたためられる範囲や加熱スピードが違う

電気ストーブは種類によって特徴が異なります。以下に種類ごとの電気ストーブの特徴と電気代をまとめました。

  ハロゲン
ヒーター
カーボン
ヒーター
セラミック
ヒーター
パネル
ヒーター
オイル
ヒーター
ニクロム線
ヒーター
(シーズヒーター)
電気代
(1時間)
⚪︎
24.8〜37.2円
⚪︎
15.5〜31.0円

21.7〜37.2円
⚪︎
12.4〜31.0円

15.5〜37.2円
⚪︎
7.4〜37.2円
あたためる範囲
狭い

狭い

狭い

やや広い
⚪︎
広い
⚪︎
広い
あたためる早さ ⚪︎
比較的早い

早い

早い
⚪︎
比較的早い

遅い

遅い
特徴 温風が出ないため乾燥しない リーズナブルな製品が多い コンパクトな製品が多い 温度が低めなので火傷しにくい 火傷を防ぎ広範囲をあたためる 高温で広範囲をあたためる
消費電力 800〜1,200W 500〜1,000W 700〜1,200W 400〜1,000W 500〜1,200W 240〜1,200W

(出典:RHJ21F0812-GY|デロンギ・ジャパン株式会社、HF-L121|株式会社山善、TEKNOS PH-1211(W)Iパワーモニター ホワイト|アイリスオーヤマ株式会社、YKT‐CT1000D(W)|ユアサプライムス株式会社、RM-113A|)

消費電力は商品によって異なるため、表の数字はあくまで目安です。電気代は電気ストーブの種類によっては大きく変わらず、ほとんど同じ範囲に収まります。

電気ストーブの電気代に影響するのは、種類よりも強弱の設定でしょう。設定を「強」にすると消費電力が大きくなるため、電気代は高くなります。

ここからは、電気ストーブの種類ごとに詳しく電気代を解説します。

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ハロゲンヒーターの電気代

ハロゲンヒーターの消費電力と、1時間・1日・1ヶ月の電気代は下の表の通りです。

ハロゲンヒーターの
消費電力
1時間の電気代 1日(8時間)の電気代 1ヶ月(30日)の電気代
弱:800W
強:1,200W
弱:24.8円
強:37.2円
弱:198.4円
強:297.6円
弱:5,952円
強:8,928円

ハロゲンヒーターの電気代は1時間あたり弱だと24.8円、強だと37.2円ほどです。

ハロゲンヒーターは、ハロゲンランプが発する赤外線の熱で周囲をあたためます。狭い範囲をすぐにあたためられるため、足元が寒いときなどに活躍するでしょう。

温風が出ないので空気は乾燥しませんが、高温になるため発火しないよう注意する必要があります。

カーボンヒーターの電気代

カーボンヒーターの消費電力と、1時間・1日・1ヶ月の電気代は下の表の通りです。

カーボンヒーターの
消費電力
1時間の電気代 1日(8時間)の電気代 1ヶ月(30日)の電気代
弱:500W
強:1,000W
弱:15.5円
強:31.0円
弱:124.0円
強:248.0円
弱:3,720.0円
強:7,440.0円

カーボンヒーターの電気代は1時間あたり弱だと15.5円、強だと31.0円ほどです。

カーボンヒーターはハロゲンヒーターと同様に、温風ではなく赤外線の熱を利用してあたためる仕組みです。カーボンヒーターの赤外線放出量はハロゲンヒーターより多いため、より早くあたたまります。消費電力もハロゲンヒーターより少なめの製品が多いです。

ハロゲンヒーターと同じく高温になると発火リスクがあるため、使用する際は注意してください。

セラミックヒーターの電気代

セラミックヒーターの消費電力と、1時間・1日・1ヶ月の電気代は下の表の通りです。

セラミックヒーターの
消費電力
1時間の電気代 1日(8時間)の電気代 1ヶ月(30日)の電気代
弱:700W
強:1,200W
弱:21.7円
強:37.2円
弱:173.6円
強:297.6円
弱:5,208.0円
強:8,928.0円

セラミックヒーターの電気代は1時間あたり弱だと21.7円、強だと37.2円ほどです。

セラミックヒーターは、セラミックで覆われた電熱線を加熱し、そこから放出された熱をファンで送り出す仕組みです。セラミックヒーターはハロゲンヒーターと同程度の電気代で、より早くあたたまります。コンパクトサイズの製品が多く安全性も高いため、持ち運んで使用しやすいのも特徴です。

ただし、セラミックヒーターからは温風が出るため、空気の乾燥に注意する必要があります。

関連記事:セラミックファンヒーターの電気代は安い?他の暖房器具と徹底比較!節約方法も紹介

パネルヒーターの電気代

パネルヒーターの消費電力と、1時間・1日・1ヶ月の電気代は下の表の通りです。

パネルヒーターの
消費電力
1時間の電気代 1日(8時間)の電気代 1ヶ月(30日)の電気代
弱:400W
中:600W
強:1,000W
弱:12.4円
中:18.6円
強:31.0円
弱:99.2円
中:148.8円
強:248.0円
弱:2,976.0円
中:4,464.0円
強:7,440.0円

パネルヒーターの電気代は、1時間あたり弱だと12.4円、中だと18.6円、強だと31.0円ほどです。

パネルヒーターの消費電力と電気代は、カーボンヒーターと同程度になります。赤外線の熱で周囲をじんわりと均一にあたためる仕組みで、サイズが大きくなるほど広範囲の温度を上げることができます。

また、パネルヒーターは表面温度が約40〜44度なので、火傷や発火のリスクが低いのも魅力です。

オイルヒーターの電気代

オイルヒーターの消費電力と、1時間・1日・1ヶ月の電気代は下の表の通りです。

オイルヒーターの
消費電力
1時間の電気代 1日(8時間)の電気代 1ヶ月(30日)の電気代
弱:500W
中:700W
強:1,200W
弱:15.5円
中:21.7円
強:37.2円
弱:124.0円
中:173.6円
強:297.6円
弱:3,720.0円
中:5,208.0円
強:8,928.0円

オイルヒーターの電気代は、1時間あたり弱だと15.5円、中だと21.7円、強だと37.2円ほどです。

オイルヒーターは電気で内部のオイルを加熱し、放射する熱で部屋をあたためる仕組みです。他の電気ストーブと同程度の消費電力と電気代で、部屋全体の温度を上げることができます。

表面温度は約50〜80度で、パネルヒーターよりはやや高温ですが、火傷や発火のリスクは低めです。空気が汚れず音も気にならないので、ペットやお子さんがいるご家庭にもおすすめです。

関連記事:オイルヒーターの電気代は高すぎる?他の暖房器具との比較や節約方法を解説!

ニクロム線ヒーター(シーズヒーター)の電気代

ニクロム線ヒーター(シーズヒーター)の消費電力と、1時間・1日・1ヶ月の電気代は下の表の通りです。

ニクロム線ヒーターの
消費電力
1時間の電気代 1日(8時間)の電気代 1ヶ月(30日)の電気代
弱:240W
中:720W
強:1,200W
弱:7.4円
中:22.3円
強:37.2円
弱:59.2円
中:178.4円
強:297.6円
弱:1,776.0円
中:5,352.0円
強:8,928.0円

シーズヒーターの電気代は、1時間あたり弱だと7.4円、中だと22.3円、強だと37.2円ほどです。

シーズヒーターは、電熱線(ニクロム線)を熱して放出される赤外線で空気をあたためる仕組みです。赤外線の量が多く、ハロゲンヒーターと比べると約2倍となります。

そのため、電気代は同程度でも、より広い範囲を効率よくあたためることが可能です。耐久性にも優れており、長く使えます。ただし、温度が上がるまでには時間がかかります。

電気ストーブの1時間、1日、1ヶ月ごとの電気代

ここまで、電気ストーブの種類別に電気代と特徴を解説しました。下の表に電気ストーブの種類ごとの1時間、1日、1ヶ月あたりの電気代をまとめています。

電気ストーブ
の種類
ハロゲン
ヒーター
カーボン
ヒーター
セラミック
ヒーター
パネル
ヒーター
オイル
ヒーター
シーズ
ヒーター
1時間の
電気代
弱:24.8円
強:37.2円
弱:15.5円
強:31.0円
弱:21.7円
強:37.2円
弱:12.4円
中:18.6円
強:31.0円
弱:15.5円
中:21.7円
強:37.2円
弱:7.4円
中:22.3円
強:37.2円
1日(8時間)
の電気代
弱:198.4円
強:297.6円
弱:124円
強:248円
弱:173.6円
強:297.6円
弱:99.2円
中:148.8円
強:248円
弱:124円
中:173.6円
強:297.6円
弱:59.2円
中:178.4円
強:297.6円
1ヶ月(30日)
の電気代
弱:5,952円
強:8,928円
弱:3,720円
強:7,440円
弱:5,208円
強:8,928円
弱:2,976円
中:4,464円
強:7,440円
弱:3,720円
中:5,208円
強:8,928円
弱:1,776円
中:5,352円
強:8,928円

6種類の電気ストーブの電気代を比べると、電気代が最も安いのはシーズヒーターを弱にして使用するときで、1時間あたり7.4円です。

また、どの電気ストーブも温度設定によって電気代に大きな差が出ることがわかります。シーズヒーターで見ると、弱から強に変えるだけで電気代が約5倍も上がっています。

電気ストーブの電気代は種類よりも温度設定が重要であることがわかります。

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電気ストーブと他の暖房器具の電気代を比較

結論をまとめると!

・電気ストーブの電気代は他の暖房器具と比べる高め

・暖房器具によっては電気ストーブの方が電気代が6〜10倍以上も高い

電気ストーブの電気代は、他の暖房器具と比べて高めです。主な暖房器具の電気代を下の表にまとめました(※電気料金単価は31円/kWで計算)。

暖房器具
消費電力(W)
1時間あたりの電気代
エアコン(6〜9畳)
477W
14.8円
エアコン(8〜12畳)
790W
24.5円
エアコン(11〜17畳)
1,231W
38.2円
こたつ
100W~200W
3.1〜6.2円
電気毛布
10W~75W
0.3〜2.3円
ホットカーペット
200W
6.2円
ハロゲンヒーター
800W、1,200W
24.8、37.2円
カーボンヒーター
500W、1,000W
15.5、31.0円
セラミックヒーター
700W、1,200W
21.7、37.2円
パネルヒーター
400W、600W、1,000W
12.4、18.6、31.0円
オイルヒーター
500W、700W、1,200W
15.5、21.7、37.2円
シーズヒーター
240W、720W、1,200W
7.4、22.3、37.2円

よく使う暖房器具と電気ストーブの電気代との比較を、より詳しく解説します。

エアコン(暖房)との比較

エアコンと電気ストーブの1時間あたりの電気代を比較すると、下のようになります。

エアコン(6〜9畳)
14.8〜38.2円
電気ストーブ(強)
31.0〜37.2円

1時間あたりの電気代は、6〜9畳のエアコン(暖房)が「強」で38.2円ほど、電気ストーブが「強」で31.0〜37.2円ほどです。つまり、電気ストーブを強にしているときと6〜9畳用のエアコン(暖房)を強にしているときでは、電気代が、ほぼ同程度と言えます。

ただし、エアコンは部屋全体の温度を上げるのに対し、電気ストーブは部分的にあたためる暖房器具です。そのため、エアコンの方がコストパフォーマンスは高いでしょう。

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こたつとの比較

こたつと電気ストーブの1時間あたりの電気代を比較すると、下のようになります。

こたつ
3.1〜6.2円
電気ストーブ(強)
31.0〜37.2円

1時間あたりの電気代はこたつが「強」で6.2円ほど、電気ストーブは「強」で31.0〜37.2円ほどです。比較すると、電気ストーブの電気代の方が6〜10倍ほど高いとわかります。

こたつには掛け布団で熱を封じ込めているので消費電力を抑えることができるため、電気ストーブより電気代が安くなります。

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電気毛布との比較

電気毛布と電気ストーブの1時間あたりの電気代を比較すると、下のようになります。

電気毛布
0.3〜2.3円
電気ストーブ(強)
31.0〜37.2円

1時間あたりの電気代は、電気毛布が強で2.3円ほど、電気ストーブが強で31.0〜37.2円ほどです。比較すると、電気ストーブの電気代が15倍以上も高いとわかります。

電気毛布は直に体をあたためるため、電力消費を抑えて暖が取れます。ただし、触れている部分以外は熱が伝わらないのが欠点です。

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ホットカーペットとの比較

ホットカーペットと電気ストーブの1時間あたりの電気代を比較すると、下のようになります。

ホットカーペット
6.2円
電気ストーブ(強)
31.0〜37.2円

1時間あたりの電気代は、ホットカーペットが6.2円ほど、電気ストーブが強で31.0〜37.2円ほどです。比較すると、電気ストーブが5〜6倍高いとわかります。

ホットカーペットは足元をあたためるのに適していますが、部屋全体の温度を上げるのには向きません。室温が低い場合は、電気ストーブやエアコン(暖房)を弱くして併用するとよいでしょう。

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電気ストーブのメリット

結論をまとめると!

電気ストーブのメリットは以下の5つ!

①本体価格はリーズナブルな製品が多い
②すぐにあたたかくなる
③燃料が不要なので手軽に使える
④場所問わず簡単に持ち運んで使える
⑤空気が汚れない・乾燥しない

電気ストーブは他の暖房器具と比べると、電気代は比較的高いと言えるでしょう。しかし、電気ストーブには他の暖房器具にはない便利な面もあります。

ここでは、電気ストーブの主なメリットを5つ紹介します。

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①本体価格はリーズナブルな製品が多い

電気ストーブは電気代が高めですが、本体価格はリーズナブルな製品が多いです。安いものでは3,000円ほどから手に入るので、初期費用を抑えられます。

小型であるほど値段も安く、部屋全体をあたためられる大きめのオイルヒーターなどは高価なものが多いので、予算や用途に合う製品を選びましょう。

②すぐにあたたかくなる

すぐにあたたまる点も、電気ストーブのメリットです。

電気ストーブは、他の暖房器具と比べるとすぐに発熱し、熱源も近くに感じるのですぐに周囲をあたたかくします。特にカーボンヒーターとセラミックヒーターは温度が上がるスピードが早いです。

③燃料が不要なので手軽に使える

電気ストーブはガスや石油などの燃料が不要です。コンセントをつなげばそのまま使えるため、手軽に暖をとることができます。

また、燃料を使わないため、燃料費を節約できます。ガスストーブや石油ストーブは燃料費を含めると、電気ストーブの電気代より費用がかかる場合があるでしょう。さらに電気ストーブは火を使用しないため、安全性が高い面も魅力です。

④場所問わず簡単に持ち運んで使える

電気ストーブは、どこへでも簡単に持ち運びが可能です。洗面所、キッチン、トイレなどエアコンが設置されていない場所で過ごす場合も、電源さえあれば使えます。

また、暖房をつけていても足元が寒いときは、ソファやデスクの下などで使うと冷えを解消できます。

⑤空気が汚れない・乾燥しない

電気ストーブは燃料を使用しないため、空気を汚さずに使用できます。環境にも健康にも優しく、嫌な臭いも発生しません。

また温風の出るセラミックヒーター以外は、空気が乾燥しないというメリットもあります。喉の痛みや免疫力の低下を防げるので、健康面に配慮する場合はセラミックヒーター以外の電気ストーブがおすすめです。

 

電気ストーブのデメリット

結論をまとめると!

電気ストーブのデメリットは以下の3つ。

①使い方を誤ると電気代が高くなる
②部屋全体はあたたかくならない
③暖房能力は石油ストーブに劣る

電気ストーブにはデメリットもあります。知っておきたい3つのデメリットを紹介します。

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①使い方を誤ると電気代が高くなる

電気ストーブは使い方によって、電気代が高くなります。先述したように、電気ストーブの電気代は温度設定によって差が大きいのが特徴です。

例えば、カーボンヒーターは弱が500W、強が1000Wで消費電力が倍違うため、強にすると電気代は倍かかります。1ヶ月毎日8時間使用したとすると、電気代に3,720円も差が出てしまうのです。

電気ストーブを強にするのは短時間にして、周囲があたたまったら弱にするよう工夫しないと、電気代が高くなってしまうでしょう。

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②部屋全体はあたたかくならない

電気ストーブは、部屋全体をあたためるには向きません。正面をスポット的にあたためることに優れており、電気ストーブで広範囲の温度を上げることは難しいでしょう。

首振り機能がある製品を使用すると、暖をとれる範囲は広くなるので、複数人であたたまりたい場合にはそのような製品がおすすめです。

③暖房能力は石油ストーブに劣る

燃料を使わない電気ストーブは、暖房能力の点では石油ストーブに劣ります。

電気ストーブは、周囲をじんわりあたためるものです。一方、石油ストーブは火を使うので暖房能力が高く、広い空間も効率的にあたためられます。

 

電気ストーブのオススメ活用方法

結論をまとめると!

・限られた空間や短時間で使用するならカーボンヒーターやセラミックヒーター

・広い空間をあたためるならオイルヒーター

・しっかりとあたためたいならシーズヒーター

電気ストーブは種類が多く、どれを使用すればよいのか迷いますよね。電気ストーブは種類によって特徴が異なるため、状況に合わせたものを選ぶことが大切です。

どんなときにどの電気ストーブを使えばいいのか、おすすめ活用方法を紹介します。

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狭い空間をあたためたいとき

狭い空間をあたためるなら、カーボンヒーターとセラミックヒーターがおすすめです。

カーボンヒーターとセラミックヒーターは、あたためる範囲が狭く、温度がすぐに上がるのが特徴です。そのため、狭い部屋やキッチンなど限られた空間で、短時間で暖をとりたい場合に活躍します。

広い空間をあたためたいとき

リビングなどの広い空間をあたためるなら、オイルヒーターが適しています。

電気ストーブは一般的には広い空間の暖房に向かないと言われますが、オイルヒーターであれば部屋全体を温めることができます。空気の乾燥を防ぎ、触れても火傷しにくいため、健康や安全を重視する方に特におすすめです。

一時的、局所的にあたためたいとき

脱衣所など、短時間だけ局所的にあたためるには、パネルヒーターとカーボンヒーターが向いています。パネルヒーターは軽量で持ち運びやすいサイズのものが多く、一時的に使う場合に便利です。

カーボンヒーターは速暖性に優れているので、持ち運びに便利なサイズを持っていると、寒いと思ったときにすぐに体をあたためられます。リビングのソファやデスクの下など、足元が冷えるときにはカーボンヒーターが重宝するでしょう。

しっかりとあたためたいとき

しっかりとあたためたいなら、ニクロム線ヒーター(シーズヒーター)がおすすめです

シーズヒーターは射出する赤外線の量が多く、ハロゲンヒーターやカーボンヒーターと比べて暖房能力が高いと言われています。体をじんわりと芯からあたためてくれるでしょう。

ただし速暖性には劣るので、温度が上がるまでには時間がかかります。

 

電気ストーブの電気代を節約する方法とは?

結論をまとめると!

・断熱材や他の暖房器具と併用すると、電気ストーブの電気代を抑えられる

・消費電力を減らすために、設定温度を下げてつけっぱなしにしないようにする

・電気料金の単価が低い電力会社に変更すると、大幅な電気代の節約が期待できる

電気ストーブが便利な場面はさまざまありますが、長時間使うと電気代が高くなりがちです。電気代を抑えながら電気ストーブを使うにはどうしたらいいのか、節約方法を紹介します。

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①設定温度を高くしすぎない

設定温度を高くしすぎず、弱や中で使用すると電気代の節約になります。

電気ストーブは強設定にすると、消費電力が多くなります。電気代を抑えるためには、強にするのは一時的にして、体がある程度あたたまったら設定温度を下げるとよいでしょう。

②電気ストーブをつけっぱなしにしない

電気ストーブは一時的に使用し、つけっぱなしにしないよう意識しましょう。寒さを強く感じるときだけに限定して、電気ストーブを使うのがおすすめです。

例えば、エアコン(暖房)で部屋全体があたたまるのを待っている間など、短時間で電気ストーブを使用するならば、電気代を抑えることができます。

また、足元が冷えるときに、冷えが解消するまで一時的に電気ストーブをつけるのも電気代を抑える使い方として効果的です。

③他の暖房器具と併用する

他の暖房器具と電気ストーブを併用すると、電気代を抑えられるケースがあります。

電気ストーブは部分的にあたためたい場合や、すぐに暖をとりたい場合に活躍する暖房器具です。そのため、電気ストーブだけでは、ずっと強設定にしてもなかなか広い空間をあたたかい状態にするのは難しく、電気代も高くなります。

エアコン(暖房)をつけてから部屋の温度が上がるまでの間に電気ストーブを使ったり、足元の冷えが強いときに足元をあたためたりすると、電気代を抑えながら効率よく暖をとれるでしょう。

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④狭い空間で使用する

電気ストーブは狭い空間で使用すると、電気代を抑えやすいです。

手間をかけずに手軽に暖がとりたいときに、ピンポイントで電気ストーブを使用するのがおすすめです。例えば、リビングなど広い部屋をあたためたいときは他の暖房器具を使用し、脱衣所やトイレなど狭い個室では電気ストーブを使用するなど、使い分けます。

また、狭いワンルームに住んでおり家にいる時間が短い場合なら、電気ストーブだけで暖房をしても電気代は少なく済むでしょう。

⑤タイマー機能を活用する

電気ストーブを使用する際にはタイマー機能を活用しましょう。

電気ストーブは消費電力が大きいため、長時間稼働させると電気代が増えやすいです。そのため、ある程度あたたまった段階でスイッチを切り、消費電力の少ない暖房器具に切り替えると電気代を抑えられます。

しかし、スイッチの切り忘れやそのまま就寝したいといったケースもあるでしょう。タイマーを使用すると、切り忘れを防ぎ、電気ストーブを効率的に使用できます。

⑥室内の断熱対策を行う

室内の断熱対策を行うことも、電気ストーブの電気代を節約できます。断熱対策を行うと、外気に室内の空気の熱を奪われなくなり、電気ストーブを消したり弱設定にしたりしても快適に過ごせるようになるでしょう。結果的に、消費電力を抑えられ電気代も減ります。

断熱対策の方法は以下の通りです。

  • 窓に断熱カーテンや断熱シートを使用する
  • ドアの隙間をテープなどで埋める
  • 床にマットや絨毯を敷く
  • 壁に断熱シートを貼る

 

⑦電力会社を変更する

単価の安い電力会社に乗り換えると電気代を節約できます。電気代は、以下のように消費電力と電気料金単価によって決まります。

【電気代の計算式】

1時間あたりの電気代=消費電力(W)÷1,000×電気料金単価(円/kWh)

ここまでは消費電力を下げる節約方法を紹介してきましたが、電気毛布はそもそも消費電力が少なく、大幅に料金を下げることは難しいでしょう。そのため、電気料金単価の方を下げる方が、電気代の節約には効果的です。

電気料金単価は電力会社によって異なるため、電気料金単価が低い電力会社を選ぶことでラクに電気代を下げられます。また電力会社を乗り換えれば、電気毛布の電気代だけではなく、家で使う電気料金すべてを節約できます。

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電気代をオトクにしたいならしろくま電力がおすすめ

電気代をオトクにしたい方には、しろくま電力が提供している「しろくまプラン」がおすすめです。

「しろくまプラン」は家庭・小規模法人に向けたプランで、大手電力会社と比べ電気料金の単価が安いのが特徴です。大手電力会社から切り替えれば、年間で約25%の電気代の節約になる可能性があります。

下の図は、4人世帯の場合の電気代を、大手電力会社としろくま電力の「しろくまプラン」で比較したものです。

どの大手電力会社から切り替えた場合も、しろくま電力の方が電気代は安くなります。大手電力会社が大幅な値上げを行ったタイミングでしろくま電力は値上げをしていないため、電気代の単価に差が出ています。

値上げ後も変わらず大手電力会社を利用している方は、ぜひしろくま電力への切り替えをご検討ください。また、「しろくまプラン」の電気は発電時にCO2を出さない実質再生可能エネルギーであり、安いだけではなく環境にも配慮しています。

環境にも家計にもやさしい「しろくまプラン」への切り替えをお考えの方は「しろくまプランお申し込みページ」または以下のバナーからお申し込みください。申込ページでは、プランの詳細についてわかりやすく説明しています。

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