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エアコンの風量で電気代は変化するのか?すぐにできる節約術も解説!

エアコンの風量で電気代は変化するのか?すぐにできる節約術も解説!

エアコンの風量設定を変えることで、電気代に変化があるのかどうか、気になっている方も多いのではないでしょうか。また、温度設定と風量設定のどちらがより効果的に電気代を節約できるのかについても気になるところです。

本記事では、エアコンの風量設定と電気代との関係を解説します。あわせて、おすすめの風量設定方法や電気代の節約術なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

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この記事を読んでわかること

  • エアコンの風量設定を変えると電気代に変化はあるのか?
  • エアコンの風量設定と温度設定、どちらを調整すると電気代が安くなるのか?
  • エアコンの風量設定以外での電気代の節約術

目次

エアコンの風量で電気代は変化するのか?
エアコンのおすすめの風量は「自動」
エアコンの風量設定を変えても電気代が変わらないと噂される理由

風量か温度、どっちの調整がエアコンの電気代を節約できる?
エアコンの風量を強くした場合と設定温度を下げた場合の電気代の差
エアコンの風量を強くした方が電気代が安い理由

エアコンの風量を自動にする際の注意点
エアコンを自動運転にしていると寒さを感じる場合がある
エアコンを自動運転にしているとずっと強風で運転する場合がある

エアコンの風量設定以外にできる電気代の節約術
①扇風機やサーキュレーターの併用
②冷房の場合、エアコンの風向きは水平にする
③30分以内の外出時はつけっぱなしにする
④設定温度を適切に設定する
⑤室内の断熱対策をおこなう
⑥ドアの開け閉めは最小限にする
⑦定期的にフィルターを掃除する
⑧暑さや寒さが厳しくないときは送風モードにする
⑨室外機周りは風通しをよくする
⑩室外機に直射日光が当たらないようにする
⑪古いエアコンは買い替える
⑫電気代を安くする

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エアコンの風量で電気代は変化するのか?

エアコンの風量設定により電気代は変化する

結論をまとめると!

  • エアコンの風量設定により電気代は変化する
  • エアコンの風量設定を弱にすると電気代が高くなる
  • おすすめの風量設定は「自動」

さっそく、エアコンの風量設定によって電気代は変化するのかどうか、確認してみましょう。

エアコンの風量設定 消費電力 1日11時間の電気代 1か月(30日間)の電気代
3.85kWh 約119円 約3,570円
自動 2.79kWh 約86円 約2,580円

(引用元:DAIKIN エアコンの効果的な節電術で削減できる電気代を4つのケースで調査)

上図は、エアコンの冷房を1日11時間使用した場合の電気代と、1日11時間を1か月間続けて使用した場合の電気代を表したものです。ダイキン工業株式会社の実験結果を元に、エアコンの風量設定を「弱」にした場合と「強」にした場合の電気代を比較しています。

エアコンの風量設定を「弱」にして冷房を1日11時間使用した場合の電気代は約119円、風量を「自動」に設定した場合の電気代は約86円で、「自動」に設定した方が33円安いことがわかりました。

また、エアコンの風量設定を「弱」にして冷房を1か月間使い続けた場合の電気代は約3,570円、風量を「自動」に設定した場合の電気代は約2,580円と、「自動」に設定した方が約990円安くなるようです。

一見、エアコンの風量は「弱」にした方が動作音も小さく省エネであるように感じますが、実はそうではありません。エアコンの電気代は、室温を設定温度に近づけようと稼働する際にもっとも電力を消費するため、設定温度と室温の差が大きいほど電気代が高くなります。風量を「弱」に設定すると、室温が設定温度に到達するまでに時間がかかり、結果的に電気代が高くなるのです。

一方で、エアコンの風量を「強」に設定すると、室温が設定温度に到達するまでの時間を短縮できます。結果的に、風量を「強」にした方が、風量「弱」よりも電気代の節約につながるのです。

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エアコンのおすすめの風量は「自動」

エアコンの風量は「弱」よりも「強」の方が総合的にみたときの電気代は安くなりますが、もっともおすすめの風量設定は「自動」です。「自動」モードでは、まず設定温度に素早く到達させるために、一時的に「強風」で運転します。

設定温度に到達したあとは、温度センサーが室温を感知して、最低限の電力で室温を維持できるよう、風量を「微風」や「弱」に自動調整します。室内の状況に応じて最適な風量で運転してくれるため、無駄な電力消費を抑えられます。

エアコンの「自動」は、手動で調整する手間もかからず、もっとも効率的で省エネを実現できる風量設定なのです。

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エアコンの風量設定を変えても電気代が変わらないと噂される理由

エアコンの風量設定を変えても、電気代に変化はないといった噂があります。これは、以前に、テレビ番組で「エアコンの風量設定は強・弱を変えても電気代が変わらない」と放送されたことがあるためです。

「風量設定を変えても電気代が変わらない」というのは、エアコンの使い方によっては事実です。

たとえばエアコンを送風運転に設定した場合は、ファンが稼働するのみなので、風量を「強・弱」と変えても電気代にはあまり変化はありません。しかし、冷暖房運転の場合は、風量を切り変えることで室温が設定温度に到達する時間が変化するため、結果的に電気代も変動します。

エアコンを冷暖房運転に設定した際は、風量は「弱」よりも「強」に設定した方が、電気代が安くなります。

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風量か温度、どっちの調整がエアコンの電気代を節約できる?

エアコンの電気代は、設定温度を下げるよりも風量を強くした方が電気代の節約につながる

結論をまとめると!

  • エアコンの電気代は、設定温度を下げるよりも風量を強くした方が電気代の節約につながる

ここまで、エアコンの風量によって電気代は変化するのかどうか解説し、「弱」よりも「強」や「自動」の方が電気代の節約につながることがわかりました。しかし、エアコンの電気代は、風量だけでなく設定温度によっても変化します。

ここからはエアコンの風量か温度、どちらを調整すれば電気代をより節約できるのか確認してみましょう。

  消費電力量(日中の2時間) 日中2時間の電気代
設定温度−1°C 1.13kWh 約35円
風量「強」 0.52kWh 約16円

(引用元:DAIKIN エアコンの効果的な節電術で削減できる電気代を4つのケースで調査)

上図は、日中の暑い時間帯の2時間で、設定温度を1°C下げた場合と風量を「強」にした場合の電気代を比較したものです。ダイキン株式会社がおこなった実験結果を参考にしました。

設定温度を1°C下げた場合の電気代は約35円、風量を「強」にした場合の電気代は約16円で、設定温度を1°C下げた場合の電気代の方が高いことがわかります。暑いときにエアコンの設定を手動で変えるのであれば、まずは風量を「強」にしてみると電気代の節約になりそうです。

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エアコンの風量を強くした場合と設定温度を下げた場合の電気代の差

エアコンの風量を「強」にした場合の電気代は、エアコンの設定温度を1°C下げた場合の電気代の約半額になりました。エアコンの風量を強くすると、稼働音が大きくなるためたくさんの電力を消費しているように感じますが、実はそれほど消費する電力量は多くありません。

一般的に、室内で暑さを感じたときはエアコンの設定温度を下げる場合が多いと思いますが、風量を強くするだけでも涼しさを感じることは可能です。暑いと感じたときは、まずは風量を「強」にしてみると、快適かつ電気代の節約につながるかもしれません。

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エアコンの風量を強くした方が電気代が安い理由

エアコンがもっとも電力を消費するのは、室温を設定温度に近づけるときです。設定温度を1℃下げることは、室温と設定温度の差を広げることにつながり、エアコンの圧縮機に大きな負荷をかけ、より多くのエネルギーを消費させます。

一方で、風量を強くすると部屋全体の空気を効率的に循環でき、設定温度に早く到達させたり、体感温度を快適にしたりする効果があります。ファンを回す電力は、圧縮機を動かす電力に比べて非常に少ないため、結果的に消費電力を抑えられるのです。

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エアコンの風量を自動にする際の注意点

エアコンの自動運転で寒さを感じる場合は、室内の空気を循環させる

結論をまとめると!

  • エアコンの自動運転で寒さを感じる場合は、室内の空気を循環させる
  • エアコンの自動運転で風量がずっと強い場合は、温度センサーを掃除する

ここまで、エアコンの風量と温度のどちらを調整すれば電気代をより節約できるのか解説しました。エアコンは風量を「強」にした方が電気代の節約につながり、さらに効率よく電気代を節約するのであれば、風量設定を「自動」にするのがおすすめです。

しかし風量を「自動」に設定していても、エアコンが効果的に稼働しない場合があります。ここからは、エアコンの風量を自動に設定する際に注意したいポイントについて解説します。

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エアコンを自動運転にしていると寒さを感じる場合がある

エアコンの風量を「自動」にしていると、寒さを感じる場合があります。これは「冷たい空気は下にたまる」といった空気の性質によるもので、長時間エアコンを稼働していると、徐々に床付近に冷たい空気がとどまるためです。

床付近にとどまる冷気を動かすためには、室内の空気を循環させるとよいでしょう。扇風機やサーキュレーターを併用して室内の空気を動かせば、床付近に溜まった冷気を動かせるため、寒さを融和させることができます。

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エアコンを自動運転にしているとずっと強風で運転する場合がある

エアコンを自動運転に設定しているときに、室温が設定温度に達しても風量が弱くならないことがあります。この場合は、温度センサーが汚れて、正確な室温を感知できていない可能性があります。

いつまでも風量が弱まらない場合は、一度温度センサーを掃除してみるとよいでしょう。

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エアコンの風量設定以外にできる電気代の節約術

節約術を活用すれば、エアコンの電気代は確実に安くできる

結論をまとめると!

  • 節約術を活用すれば、エアコンの電気代は確実に安くできる

ここまで、エアコンの風量を自動にする際の注意点を解説しました。最後に、エアコンの風量設定以外のところでできる電気代の節約方法をご紹介します。

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①扇風機やサーキュレーターの併用

扇風機やサーキュレーターを併用すると、エアコン効率をあげるのに役立ち、電気代の節約に効果的です。冷たい空気は下に、温かい空気は上に溜まる性質を持っています。温かい空気が天井付近に溜まっていると、エアコンは正確な室温を感知できず、室温をさらに下げようと稼働します。

扇風機やサーキュレーターを使うと、偏りがちな空気を循環させ、室内の温度ムラをなくすことができるのです。室内の空気が循環してエアコンが正確な室温を感知できれば、エアコンにかかる負荷が軽減されて結果的に電気代の節約につながります。

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②冷房の場合、エアコンの風向きは水平にする

冷房を使う際は、エアコンの風向きを水平にするのがおすすめです。室温を早く下げるには、冷たい空気を下向きに送る方がよいと考えがちですが、これは適切ではありません。冷たい空気は低い場所に留まり、温かい空気は上昇して天井付近に溜まります。そのため、床付近が十分に涼しくなっても、天井付近に温かい空気が残っていると、エアコンのセンサーが室温を誤って感知し、無駄な運転につながることがあります。

実際にダイキン工業株式会社のおこなった実験によると、風向きは「斜め下」より「水平」の方が1か月の電気代が930円ほど安いことがわかっています。風向きを水平にしておけば、「斜め下」にするよりも室内の空気が循環しやすく、結果的に電気代の節約につながるのです。

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③30分以内の外出時はつけっぱなしにする

夏の冷房時は、30分程度の短時間の外出であれば、基本的にエアコンをつけっぱなしにしておくと電気代を節約できます。エアコンは、設定温度と室温の差が大きいときにもっとも電力を消費します。こまめに電源をオンオフすると、そのたびに室温が上昇し、再度温度を下げるために大きな電力を消費するのです。

しかし、1時間以上の長時間外出する場合は、エアコンを切る方が節電になります。ご自身のライフスタイルや環境に合わせて、賢く使い分けるとよいでしょう。

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④設定温度を適切に設定する

エアコンの電気代を節約するためには、設定温度を適切に設定することが非常に重要です。設定温度と室温の差が大きければ大きいほど、エアコンはより多くの電力を使って稼働するのです。

環境省は、冷房時は室温28℃、暖房時は室温20℃が快適かつ節電につながる温度だと推奨しています。暖房の場合は、設定温度を21°Cから20°Cにすると、年間約1,500円の節約になります。冷房の場合は、設定温度を27℃から28℃に変更した場合、年間で約1,000円の節約になるのです。設定温度を適切に設定するだけでも電気代を節約できるので、エアコンを使う際は意識してみてください。

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⑤室内の断熱対策をおこなう

室温が外気の影響を受けて変動すると、エアコンは設定温度を維持するために常に稼働し続ける必要があり、電気代も高くなります。断熱対策をおこなうことで、外気の影響を最小限に抑え、エアコンの負荷を下げることができます。

室温を一定に保ちやすくするためには、窓に断熱シートを貼ったり厚手のカーテンを使用したりなどの工夫をするのがおすすめです。エアコンの負荷を抑えるためにも効果的なので、ぜひ断熱対策を意識してみてください。

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⑥ドアの開け閉めは最小限にする

快適な室温を外へ逃さないためには、ドアの開け閉めを最小限にするよう意識しましょう。ドアの開け閉めを頻繁に繰り返すと室温が安定しづらくなり、エアコンの電力消費も大きくなります。ドアの開け閉めの回数を減らすことで、無駄なエアコンの稼働を抑え、結果として消費電力を節約できるのです。

ドアを開ける必要のある場合は、できるだけ素早く開閉するよう心がけましょう。また、リビングのように常に人が行き来する場所では、ロールスクリーンやアコーディオンカーテンなどを設置して一時的に空間を仕切ることで、冷暖房の効率を高めることも可能です。

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⑦定期的にフィルターを掃除する

エアコンの稼働効率をあげるためには、エアコンのフィルターを定期的に掃除することも大切です。フィルターにホコリや汚れが溜まると空気の通りが悪くなり、エアコンが余計に稼働する必要が出てきます。

1か月に2回のフィルター掃除をおこなうと、1年で約1,000円の節約につながることが確認されています。フィルターは、できれば2週間に1度は掃除機でホコリを吸い取り、清潔に保ちましょう。

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⑧暑さや寒さが厳しくないときは送風モードにする

暑さや寒さが厳しくないときは、送風モードを活用すると大幅に電気代を節約できます。冷房や暖房は熱交換をおこなうために多くの電力を使いますが、送風モードはファンを回すだけなので、消費電力が劇的に少なくなります。

一般的に、冷房や暖房の1時間あたりの電気代は10円以上かかる場合が多いですが、送風モードの電気代は0.5円程度です。真夏や真冬のように特別気候が厳しいとき以外は、送風モードを活用すると電気代の節約にも効果的です。

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⑨室外機周りは風通しをよくする

室外機の周りは物を置かずに風通しをよくすることが大切です。エアコンの室外機は、冷房時に室内の熱を外に放出したり、暖房時に外の熱を室内に取り込んだりする役割を担っています。熱交換を効率的におこなうためには、室外機の空気の流れをよくすることが大切です。

室外機の周辺は少なくとも30cm程度の空間を確保し、空気の流れを妨げないように気をつけましょう。とくに風の強い日や台風のあとには、外に置いていた物が風で飛ばされて室外機の吸い込み口を塞いでしまう可能性があります。定期的に室外機周りの環境を確認しておくとよいでしょう。

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⑩室外機に直射日光が当たらないようにする

エアコンの室外機には、直射日光が当たらないようにする工夫が必要です。室外機に直射日光があたると、室外機本体が熱されてエアコン効率が落ちてしまいます。室外機を直射日光から守るためには、すだれや遮光ネットなどを設置して日陰を作るとよいでしょう。

SNSでは室外機を濡れタオルで覆うとよいといった方法が出回っていますが、濡れタオルが乾いて室外機の吸い込み口や吹き出し口を塞ぐ可能性もあるため注意が必要です。また、室外機全体を覆うようなカバーは、かえって熱がこもり逆効果になる恐れがあるので、エアコン使用時は外すのがおすすめです。

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⑪古いエアコンは買い替える

古いエアコンを使い続けている場合は、最新の省エネタイプに買い替えると効率よく電気代を節約できます。「パナソニックXシリーズ」を例にすると、対応畳数が10畳以上の新しいモデルの場合、10年前のエアコンに比べて年間682〜11,470円の電気代の節約に繋がることがわかりました。

とはいえ、エアコンの買い替えは初期投資が大きいものです。東京都世田谷区や愛知県一宮市のように、家電の買い替えに補助金を支払う自治体もあるため、一度調べてみることをおすすめします。

環境省の比較サイトでは、実際に家電を買い替えた場合にどれだけ電気代を安くできるのか、製品ごとに調べることが可能なので、一度チェックしてみるとよいでしょう。

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⑫電気代を安くする

ここまで電気代の節約術をご紹介しました。エアコンの電気代は節電によって安くできることがわかりましたが、それでも実際は年間1,000円程度しか安くできません。

電気代 = 使った電力量 × 電気代の単価

エアコンの電気代は上記のように算出できます。これまで述べた節約方法は、前の「使用量」を減らす方法ですが、使う電力の量を減らすには限界があります。一方で、電気代の単価を下げることができれば、効率よく簡単に電気代を節約できるのです。

電気代の単価そのものを下げる方法としては「電力会社の切り替え」があります。実は、電気代の単価は、電力会社によって異なります。

たとえば、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電気代の単価の相場は31円/kWhですが、25円/kWhなどもっと安い電力会社はたくさんあるのです。ぜひ、単価が安い電力会社への乗り換えを検討してみてください。行動による節約術とあわせて電気代そのものも安くできれば、より効果的に電気代を節約できます。

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