夜にエアコンをつけっぱなしにした場合の電気代は安い?節約方法も解説!
夏の暑い夜や冬の寒い夜、快適な睡眠環境を保つためにエアコンをつけっぱなしにしたいと思うことがありますが、気になるのはやはり電気代です。
本記事では、夜間にエアコンをつけっぱなしにした場合の具体的な電気代や、その際にぜひ知っておきたい節約方法を詳しく解説します。電気代を抑えつつ快適な眠りを実現するためにも、ぜひ参考にしてください。
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この記事を読んでわかること
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夜はエアコンをつけっぱなしで寝てもいいのか
結論をまとめると!
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夜寝る際に、エアコンをつけっぱなしにしても問題ないのか気になる方は多いでしょう。結論として、適切な設定で使用すれば、エアコンをつけっぱなしで寝ても問題ありません。
ただし、冷房と暖房では異なる特徴があるため、それぞれの場合について詳しく確認してみましょう。
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冷房はつけっぱなしがおすすめ
夏の暑い日は、冷房をつけっぱなしにして寝ると、快適な睡眠を得られやすくなります。とくに最近では熱帯夜が続くことも多く、熱中症予防のためにも、エアコンをつけっぱなしにして室温を快適に保つのがおすすめです。
また、夜間は日中と比べても室温と設定温度の差が小さく、消費電力を抑えられます。夜のエアコンのつけっぱなしは、こまめに電源をオンオフするよりも、結果的に電気代も安くなります。
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暖房は必要に応じてつけっぱなしがおすすめ
暖房は冷房と比べても電気代が高くなりがちなので、状況に応じた使用が向いています。
寒冷地や気温が大きく下がる時期は、室温の急激な変化を防ぐためにもエアコンのつけっぱなしがおすすめです。一方で、比較的温暖な地域や時期は、寝具で身体を温めることで快適に眠りにつきやすくなり、エアコンをつけっぱなしにする必要性を感じない場合もあるでしょう。
また、エアコンをつけっぱなしにしない日は、就寝後数時間で切れるようにタイマーを設定したり、起床前に室温が温まるようにタイマーを設定したりするのもおすすめです。
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夜にエアコンをつけっぱなしにした場合の電気代はいくら?
結論をまとめると!
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ここまで、夜はエアコンをつけたまま寝てもいいのかどうかを解説し、冷房はつけっぱなし、暖房は状況に合わせての使用がおすすめであることがわかりました。それでは、夜にエアコンをつけっぱなしにした場合の電気代はいくらになるのか、冷房・暖房にわけて確認してみましょう。
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夜にエアコン(冷房)をつけっぱなしにした場合の電気代
まずは、夜にエアコンの冷房をつけっぱなしにした場合の電気代はいくらくらいなのかみていきましょう。
対応畳数
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消費電力
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8時間つけっぱなしにした
場合の電気代
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6畳
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125~840W
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31〜208.3円
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8畳
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125~1,050W
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31〜260.4円
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10畳
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125~930W
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31〜230.6円
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12畳
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125~1,380W
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31〜342.2円
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14畳
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150~1,730W
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37.2〜429.0円
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18畳
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120~2,050W
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29.8〜508.4円
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上図は、夜にエアコンの冷房を8時間つけっぱなしにした場合の電気代を、対応畳数別にわけて表したものです。ダイキンの2023年Eシリーズの消費電力を参考にしています。
8畳用のエアコンを例にすると、冷房を8時間つけっぱなしにした場合の電気代は31〜260.4円でした。最高値の260.4円は最大出力で8時間稼働した場合の電気代ですが、実際には8時間連続して最大出力でエアコンが稼働することはほとんどありません。
エアコンは室温と設定温度の差が大きいほど電力を使うため、電源をつけたばかりのときは最大出力で稼働しますが、つけっぱなしにして室温が安定すると消費電力は最小限に切り替わります。夜間は日中よりも温度が低いため、室温が安定しやすく電気代も安くなります。
一般的な夜間の冷房の電気代は、室内環境にもよりますが、8時間つけっぱなしで100円以下に抑えられる場合が多いです。
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夜にエアコン(暖房)をつけっぱなしにした場合の電気代
次に、夜にエアコンの暖房をつけっぱなしにした場合の電気代がいくらなのか確認してみましょう。
対応畳数
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消費電力
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8時間つけっぱなしにした
場合の電気代
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6畳
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130~1,280W
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32.2〜317.4円
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8畳
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130~1,290W
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32.2〜320円
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10畳
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135~1,420W
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33.5〜352.2円
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12畳
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135~1,810W
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33.5〜448.9円
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14畳
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125~3,070W
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31〜761.4円
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18畳
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115~3,220W
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28.5〜798.6円
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上図は、夜にエアコンの暖房を8時間つけっぱなしにした場合の電気代を、対応畳数別にわけて表したものです。冷房と同じく、ダイキンの2023年Eシリーズの消費電力を参考にしています。
8畳用のエアコンを例にすると、暖房を8時間つけっぱなしにした場合の電気代は32.2〜320円でした。冷房を8時間つけっぱなしにした場合に比べると、最小出力の電気代はほとんど変わりませんが、最大出力の電気代の差は大きくなっています。
室内環境にもよりますが、冬の夜は気温がぐっと下がるため、設定温度と室温の差が大きくなりがちです。そのため、エアコンは大きな出力で稼働することが多くなり、必然的に電気代も高くなります。
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夜にエアコンをつけっぱなしにするメリット
結論をまとめると! 夜にエアコンをつけっぱなしにするメリットは以下の3つ ①冷房の場合は日中より電気代が安い |
ここまで、夜にエアコンの冷房と暖房をつけっぱなしにした場合の電気代について解説しました。ここからは、夜にエアコンをつけっぱなしにするメリットをご紹介します。
①冷房の場合は日中より電気代が安い
夜間は日中に比べて外気温が低く、冷房の場合はエアコンの負荷が下がります。そのため、日中と同じ設定温度で稼働させても消費電力は少なく済み、電気代も安くなるのです。
ただし、暖房の場合は、夜間に外気温がぐっと下がるため、日中に比べて設定温度と室温の差が大きくなります。室温を一定に保つためにはエアコンの稼働率を上げる必要があり、日中に比べて電気代も高くなりがちです。
とはいえ、寒冷地やとくに気温の下がるときには無理をせず、エアコンをつけっぱなしにするのがおすすめです。
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②快適な眠りにつながる
良質な睡眠を得るためには、快適な室温を保つことが重要です。人間の体温は夜間に自然と下がりますが、室温が高すぎるとこの体温調節が妨げられ、寝つきが悪くなったり睡眠の質が下がったりします。
とくに暑い夜には、エアコンをつけっぱなしにして適切な室温を保つことで、質のよい睡眠を確保できます。また冬でも寒さで眠りにつきにくい場合は、エアコンをつけっぱなしにすると入眠しやすくなるでしょう。
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③快適な室温を保てる
エアコンのつけっぱなしは、冷房・暖房ともに、室温を一定に保つことができます。室温が一定に保たれると、急激な温度変化による体への負担を軽減し、心地よく過ごせます。
とくに小さなお子様や高齢者の方にとっては、快適で安定した室温を保つことが重要です。
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夜にエアコンをつけっぱなしにするデメリット
結論をまとめると! 夜にエアコンをつけっぱなしにするデメリットは以下 ①電気代が高くなる |
ここまで、夜にエアコンをつけっぱなしにする場合のメリットを解説しました。しかし、エアコンをつけっぱなしにする場合は、メリットだけでなくデメリットも存在します。ここからは、夜にエアコンをつけっぱなしにする際のデメリットを解説していきます。
①電気代が高くなる
夜間にエアコンをつけっぱなしにすることで、当然ながら電気代は増加します。とくに暖房の場合は、外気温が低いほど多くの電力を消費するため、電気代が高くなりがちです。
また、古い機種のエアコンを使用している場合や、設定温度と室温に大きな差がある場合も電気代が高くなります。
暖房の場合は、寝具や湯たんぽなどで体温を調整すればつけっぱなしにする必要のない場合もあります。状況に応じて、つけっぱなしにするかタイマー運転にするか、考慮するのがおすすめです。
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②体調を崩す可能性がある
エアコンのつけっぱなしは、室内の空気の乾燥を招きます。暖房の場合はとくに乾燥しやすく、喉の痛みや肌の乾燥、風邪などの体調不良を引き起こす恐れがあります。
また、冷房をつけっぱなしにした場合は、身体が冷えすぎる可能性もあるため注意が必要です。とくに冷え性の方は衣類や寝具を調整したり風が直接身体に当たらないようにしたりして、冷えから身体を守りましょう。
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夜にエアコンをつけっぱなしにする際の上手な使い方
結論をまとめると!
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ここまで、夜にエアコンをつけっぱなしにする際のデメリットを解説し、電気代が高くなることや体調を崩す可能性についてご紹介しました。それでは、電気代を抑えつつ快適に寝るためには、どうすればよいのでしょうか。
ここからは、夜にエアコンをつけっぱなしにして快適に寝るための、上手な使い方を解説します。
冷房の場合
まずは、エアコンの冷房をつけっぱなしにする場合の上手な使い方をご紹介します。
①設定温度は26〜28°C程度に設定する
室温28°Cは、快適かつ節電効果の高い温度です。室温を28°Cに保つためには、設定温度は26〜28℃ぐらいに設定するのがおすすめです。
エアコンの設定温度は、1℃上げるだけでも約13%の省エネ効果が期待できます。就寝中は体温が下がるため、日中より2〜3℃高めの設定でも快適に過ごせるでしょう。
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②風向きは上向きにする
エアコンの冷房時は、風向きを上向きに設定しましょう。冷たい空気は下に溜まる性質があるため、エアコンの風向きを上向きに設定することで部屋全体に冷気が行き渡ります。
また、風向きを上向きにしておけば、直接身体に冷気があたるのを防ぎ、冷えすぎを防止できます。
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③タイマーは設定しない
冷房の場合は、タイマーを設定せずにつけっぱなしにするのがおすすめです。タイマーを利用してエアコンをオンオフすると、室温が変動しやすくなり、再度エアコンを起動する際に余分な電力を消費します。
安定した室温を保つためには、エアコンのつけっぱなしが効果的です。
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④湿度の高い日は除湿機能を使う
湿度が高い日は、除湿機能を使うことで体感温度を下げ、より快適に過ごせます。湿度が高いと不快さが増し、寝苦しくなりがちです。湿度が下がると汗の蒸発が促進され、さらりとした爽やかな状態で眠れます。
除湿機能は冷房機能よりも消費電力が少ないため、電気代の節約にもなるでしょう。
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暖房の場合
次に、エアコンの暖房をつけっぱなしにする際の上手な使い方をご紹介します。
①設定温度は18~22℃程度に設定する
暖房時の適切な設定温度は18〜22℃です。この温度帯なら、快適な睡眠環境を保ちつつ、電気代が大きく上昇するのを抑えられます。
室温を20°C程度に保つことができると、布団内は体温で十分に温まります。また、室温を必要以上に上げると空気が乾燥しやすくなるため注意しましょう。
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②風向きは下向きにする
暖房時は風向きを下向きに設定しましょう。温かい空気は上に溜まる性質があるため、下向きに設定することで効率的に部屋を温めることができます。
風向きを下向きに設定すると、足元の冷えを防ぐことにもつながります。ただし、風が直接身体にあたると喉や肌が乾燥しやすくなるため、寝る位置を工夫するとよいでしょう。
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③起きる時間の少し前にタイマーを設定する
暖房の場合は、特別寒さを感じる夜でなければつけっぱなし運転を避け、起床時間の30分〜1時間前にタイマーをセットすることをおすすめします。
冬は衣類や寝具、湯たんぽなどで就寝中の体温調節がしやすいです。そのため、特別寒い夜でなければ夜間の暖房はつけっぱなしにせず、起床時の寒さ対策として使用するのが効果的です。
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夜にエアコンをつけっぱなしにして寝る場合の注意点
結論をまとめると!
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ここまで、夜にエアコンをつけっぱなしにする際の上手な使い方を解説しました。ちょっとしたことを意識するだけで、快適かつ電気代の節約にもつながるので、ぜひ試してみてください。
ここからは、夜にエアコンをつけっぱなしにして寝る際の注意点をご紹介します。
冷房の場合
夜寝るときに冷房をつけっぱなしにする場合は、身体が冷えすぎることがあります。設定温度を低くしすぎたり風が直接身体に当たったりすると、身体が冷え、体調を崩す恐れがあります。
設定温度は26~28℃を目安にし、風向きが上向きになるよう調整したり、薄い毛布やタオルケットをかけたりして寝るようにしましょう。
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暖房の場合
冬の夜間にエアコンの暖房をつけっぱなしにする際は、乾燥対策が大切です。空気の乾燥を防ぐためには加湿器を使用し、湿度50%程度を目安に保つと、室内環境を快適に整えられます。
また、設定温度が高すぎると、脱水症状を引き起こす恐れがあります。設定温度は18〜22℃を目安にし、適切な温度を保ちましょう。
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夜にエアコンをつけっぱなしにしながら電気代を節約する方法!
結論をまとめると! 夜にエアコンをつけっぱなしにしながら電気代を節約する方法は以下の8つ ①こまめなお手入れを心がける |
ここまで、夜にエアコンをつけっぱなしにして寝る際の注意点を解説しました。最後に、夜にエアコンをつけっぱなしにしながら電気代を節約する方法をご紹介します。
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①こまめなお手入れを心がける
エアコンの電気代を節約するためには、こまめな掃除が欠かせません。フィルターが目詰まりすると、エアコン効率が落ちて電気を余計に消費してしまいます。
エアコンのフィルターを清潔に保つためには、2週間に一度はフィルターを掃除し、ホコリを取り除くようにしましょう。
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②扇風機やサーキュレーターを併用する
扇風機やサーキュレーターを併用することで、エアコンの冷暖房効率を高め、電気代の節約につながります。扇風機やサーキュレーターを使えば、部屋全体の空気を循環させ、温度ムラをなくすことが可能です。
室内の温度ムラがなくなれば、エアコンが正しい室温を感知できるため、無駄に稼働するのを防げます。結果的に電力消費も抑えられ、電気代も安くなるでしょう。
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③設定温度を適切な温度にする
エアコンの設定温度を適切に調整することも、電気代の節約に有効です。夏は室温28°C、冬は室温20°Cになるように設定温度を調整すると、快適かつ電気代の節約につながります。
設定温度は、1℃変えるだけでも電気代が約13%変わると言われています。無理のない範囲で温度を調整することで、節約と快適さを両立させられるでしょう。
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④風量は自動運転に設定する
エアコン使用時は、自動運転モードを活用すると必要以上のエアコン稼働を防げます。自動運転モードに設定しておくと、室温が設定温度に近づくと自動で風量を調整してくれるため、電力を無駄にしません。
自動運転モードは、自分で設定温度を調整する必要もなく、効率的な運転が可能になり、電気代の節約にも効果的です。
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⑤室外機の環境を整える
室外機の周りを整理することも、エアコンの効率を上げるポイントです。室外機の周囲に物が多いと空気の流れが悪くなり、エアコン効率が低下してしまいます。
室外機の前には障害物がないようにし、風通しがよい環境を保つことが重要です。また、夏場は直射日光を避けるために、必要に応じて日よけを設置しましょう。
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⑥断熱タイプのカーテンを活用する
厚手の断熱タイプのカーテンは、薄手のカーテンに比べて生地の密度が高く空気の層を作りやすいため、断熱効果が高くなります。室内の冷たい空気や温かい空気が外に逃げにくくなり、外の熱気や冷気が室内に入り込むのも防げるのです。
断熱タイプのカーテンを活用すれば、エアコンで調整した室温を保ちやすくなります。夜間は外気温がぐっと下がりますが、しっかりと断熱することで室温への影響を抑えることができ、結果的に電気代も安くなります。
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⑦最新の省エネタイプに買い替える
エアコン自体を最新の省エネタイプに買い替えることも、電気代を大幅に節約する方法のひとつです。とくに10年以上使用している古い機種は、省エネ性能が現在の基準と比べて劣る場合があります。
(出典:資源エネルギー庁「機器の買換で省エネ節約」)
上図は、10年前のエアコンの消費電力と最新型の省エネタイプの消費電力を表したものです。新しいエアコンは省エネ技術が進化しており、以前のモデルよりも大幅に電力を節約できます。
エアコンの買い替えは初期投資が必要ですが、長期的には大幅な電気代の節約につながり、環境負荷も軽減されます。東京都世田谷区や愛知県一宮市のように、家電の買い替えに補助金を支払う自治体もあるため、一度調べてみるのがおすすめです。
また環境省の比較サイトでは、実際に家電を買い替えた場合にどれだけ電気代を安くできるのか、製品ごとに調べることが可能なので、一度チェックしてみるとよいでしょう。
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⑧電気代を安くする
電気料金プランを見直したり、電力会社を切り替えたりすることで、電気代そのものを安くすることができます。
使う電力の量を減らして電気代を節約するには限界があります。一方で、電気代そのものが安くなると、家中の電化製品の使用料金を下げられるため、もっとも効率よく節電効果を得られるのです。
電気代の単価を下げるおすすめの方法が「電力会社の切り替え」です。電気代の単価は電力会社によって異なります。
たとえば、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電気代の単価の相場は31円/kWhですが、実は、25円/kWhなどもっと安い電力会社はたくさんあるのです。ぜひ、単価が低い電力会社やプランを見つけて、乗り換えを検討してみてください。
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電気代を下げるならしろくまプランがおすすめ
ここまでエアコンの冷房と除湿の電気代の節約術を紹介し、最も効果的なのは「電力会社の切り替え」だと説明しました。そこで、電気代を節約したい方にオススメなのが、しろくま電力が提供している「しろくまプラン」です。
「しろくまプラン」は家庭・小規模法人に向けたプランで、大手電力会社と比べ電気料金の単価が安いのが特徴です。大手電力会社から切り替えれば大幅な電気代の節約になる可能性があります。
上の図は、4人世帯の場合の電気代を、大手電力会社としろくま電力の「しろくまプラン」で比較したものです。どの大手電力会社から切り替えた場合も、しろくま電力の方が電気代は安くなる場合が多くなります。
また、「しろくまプラン」の電気は発電時にCO2を出さない実質再生可能エネルギーであり、安いだけではなく環境にも配慮しています。
環境にも家計にもやさしい「しろくまプラン」への切り替えをお考えの方は「しろくまプランお申し込みページ」または以下のバナーからお申し込みください。申込ページでは、プランの詳細についてわかりやすく説明しています。