エアコンは、1年を通して快適な室温を保ってくれますが、高い電気代をどうすれば節約できるのか、気になりますよね。
エアコンの自動運転とは?電気代との関係や節約方法についても解説!
多くのエアコンには自動運転という機能が搭載されていますが、そもそもこの自動運転とは一体どのような機能なのでしょうか。また、エアコンの自動運転は電気代の節約につながるのかどうかも気になるところです。
本記事では、エアコンの自動運転の仕組みや適切な設定温度、上手な電気代の節約方法などを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
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この記事を読んでわかること
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エアコンの自動運転とは?
結論をまとめると!
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エアコンの自動運転とは、室内の温度や湿度を自動的に調整してくれる機能のことです。事前に温度や湿度を設定しておくと、エアコン本体や室外機に搭載されたセンサーが室温や湿度をリアルタイムに感知し、冷房や暖房・除湿機能のなかから最適な運転モードを自動で選んでくれます。
自動運転に設定しておくと、室温の冷やしすぎや温めすぎを防ぎながら、設定した温度や湿度に近い状態を保ってくれます。エアコンの自動運転は、手動でこまめに温度や湿度を設定する手間なく、快適な室内環境を維持するのに効果的です。
エアコンの自動運転の仕組みと機能
エアコンの自動運転の仕組みは、エアコン本体や室外機に搭載されたセンサーが温度を感知し、設定温度に応じて冷暖房の運転モードを自動的に調整するようになっています。
センサーが温度を感知し続けることで、設定温度に対して室温が高いときは冷房運転、室温が低いときには暖房運転、湿度が高いときには除湿運転に自動に切り替わります。設定温度に達したあとは、風量を自動的に弱めたり運転を停止したりするため、電気代の節約にも効果的です。
エアコンの自動運転に設定しておくと、1日を通して変化する温度や湿度を素早く感知し、快適な室内環境を維持するために最適な運転モードを選択します。最新機種のエアコンであれば、湿度が低い場合に加湿運転をしてくれるタイプもあり、より快適な室内環境を維持してくれるでしょう。
最新型はAI機能を搭載している
最新型のエアコンはAI機能を搭載しており、さらに高度な自動運転が可能です。AIを搭載したエアコンは、これまでの運転履歴や、冷暖房が効きやすいかどうかといった部屋の状態を学習します。断熱性能が高く冷暖房が効きやすい室内では、立ち上げ時の電力消費を抑えながらも常に快適な状態を維持するように運転します。
またAIを搭載したエアコンは、利用者の体感温度の好みや在室状況、活動時間帯といった生活パターンも学習し、ひとりひとりに合わせたきめ細やかな室温調整が可能です。さらに、AIが天気予報データを取得して未来の室温変化を予測し、事前に最適な運転モードに自動調整することもできます。
そのほか、人感センサーで人の不在を検知して、自動的に省エネ運転に切り替えたり運転を停止したりする機能も搭載しており、無駄な電力消費も抑えてくれるのです。
AIを搭載したエアコンは、高度な学習機能とセンサーを備えており、単に設定温度を維持するだけでなく、エネルギー効率を高めながらより快適な室内環境を提供してくれます。
エアコンで自動運転する際の適切な設定温度
結論をまとめると!
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ここまでエアコンの自動運転とはどういった機能なのかについて解説しました。ここからは、エアコンの自動運転の設定温度は何度にすると快適なのか、確認してみましょう。
エアコンで自動運転する際の適切な設定温度は、季節や時間帯、個人の体感温度などによって異なりますが、一般的には夏場は27〜28℃、冬場は20〜22℃が推奨されています。これは、環境省が推奨する室温の目安が夏は28℃、冬は20℃とされているためです。
室温の目安である「夏28℃、冬20℃」は、快適かつ電力の消費も抑えられるバランスのよい室温だとされています。夏のエアコンの設定温度が1°C高いと消費電力が約13%抑えられると言われており、設定温度を27℃から28℃に変更した場合は、年間で約30.2kWhの節電になるというデータもあるのです。
以上のことから、設定温度は「夏の室温28℃、冬の室温20℃」になることを目安に、自身の体感温度に合わせて調整していくとよいでしょう。
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エアコンの設定温度と電気代の関係
エアコンの設定温度は、電気代に大きく影響します。エアコンは、設定温度と室温の差が大きいほど電力消費が大きくなり、それに比例して電気代も高くなります。とくに、電源を入れてから設定温度に到達するまでの間がもっとも室温と設定温度の差が大きいため、多くの電力を消費するのです。
夏の場合は、設定温度を高く設定するほど消費電力が少なくなり、冬場は設定温度を低く設定することで電気代の節約につながります。ただし節電のためとはいえ、暑さや寒さを我慢すると体調を壊す恐れがあるため、無理は禁物です。
また、最新型のエアコンの一部の機種では、AIが判断するため設定温度が表示されない、または詳細な温度設定ができない場合があることも頭に入れておきましょう。
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状況や体感温度も考慮して温度設定する
エアコンの自動運転を利用する際は、ひとりひとりの状況や体感温度も考慮することが大切です。とくに、高齢者や小さなお子様がいる家庭では「夏は室温28°C、冬は室温20°C」を目安にした温度設定では不適切な場合があります。目安の設定温度はあくまで目安と考え、ひとりひとりが心地よく感じる温度設定になるように調整するのがおすすめです。
また、就寝時は身体が冷えないように設定温度を高めにしたり、料理中や運動直後などの暑いときは低めに設定したりするなど、状況に合わせて臨機応変に設定温度を調整すると、より快適な状態を維持できるでしょう。
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エアコンの自動運転は電気代の節約につながるのか?
結論をまとめると!
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ここまで、エアコンで自動運転する際の適切な設定温度について解説しました。次に、エアコンの自動運転は電気代の節約につながるのかどうか、みていきましょう。
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エアコンの自動運転は電気代の節約に効果的
エアコンの自動運転は、センサーが室温を感知して常に最適な出力で運転するため、電気代の節約に効果的です。自動運転に設定することで、設定温度に達すると自動的に出力を抑えるといった細やかな調整をおこなってくれます。そのため、手動で設定する場合と比べて無駄がなく、常に一定の風量で運転し続けるよりも電気代の節約に有効です。
また、エアコンの自動運転は最適な出力で稼働し続けるため、室内を冷やしすぎたり温めすぎたりすることがありません。一部の最新機種では、AIが判断して、より効率的な室温調整をおこなったり不在時にエコモードに移行したりするため、さらに効率的に電気代を節約できるでしょう。
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エアコンの自動運転と弱運転はどちらの電気代が安いのか?
エアコンの自動運転と弱運転を比較すると、自動運転の方が電気代が安くなる場合が多いです。弱運転や微風は、一見すると電気代の節約に効果的であるように思えますが、設定温度に到達するまでに時間がかかり、実はかえって電気代が高くなる場合が多いのです。
また、自動運転は室内の状況に応じた最適な運転モードを選択し、必要に応じて省エネモードに切り替わるため電力の無駄が少なくなります。一方で弱運転の場合は、設定温度に到達したあとも同じ風量で稼働し続けるため、結果的に電力を多く消費してしまいます。エアコンは、弱運転よりも自動運転の方が効率よく稼働し、電気代がお得になる場合が多いのです。
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エアコンの自動運転とこまめなオンオフはどちらの電気代が安いのか?
エアコンの自動運転とこまめにオンオフをした場合の電気代を比較すると、自動運転の方がこまめなオンオフよりも電気代を抑えられます。一般的に、電化製品はこまめに電源を切る方が電気代の節約につながりますが、エアコンの場合は起動時に大きな電力を消費するため、頻繁なオンオフはかえって電気代の上昇につながるのです。
自動運転であれば、必要最小限の出力で運転を継続するため、総合的に見た場合の電気代を抑えられます。とくに30分以内の短時間の外出であれば、電源をオンオフするよりも自動運転を継続する方が電気代も安いのです。
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エアコンの自動運転のメリット
結論をまとめると! エアコンの自動運転のメリットは以下の3つ ①快適な室内環境を維持できる |
ここまで、エアコンの自動運転が電気代の節約につながるのかどうかを解説し、無駄のない運転を継続することで消費電力を抑えられることがわかりました。ここからはさらに、エアコンの自動運転のメリットについて解説します。
①快適な室内環境を維持できる
エアコンの自動運転は、設定温度にもとづいて室温を自動的に調整するため、常に快適な室内環境を維持できます。温度センサーが常に室温を監視して設定温度との差を埋めてくれるため、朝は寒いけど日中は暑いといった温度変化による不快感を軽減し、1日をとおして快適な空間で過ごすことができます。
また、温度変化による身体への負担を軽減できる点もメリットです。温度だけでなく湿度を感知するセンサーも備えているため、快適な湿度環境も維持できます。エアコンの自動運転を活用すると、季節や時間帯に関係なく、常に心地よい室内環境を保てることが魅力です。
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②効率的に電気代を節約できる
エアコンの自動運転は、無駄な電力消費を抑えることで、効率的に電気代を節約できます。設定温度に達すると自動で風量を調整したり運転を停止したりするため、無駄に電力を消費しないのがメリットです。
さらに、最新型のAI機能を搭載したエアコンであれば、室内に人がいなくなるとAIが感知してエコモードに切り替わったり運転を停止したりするため、うっかり電源をオフにするのを忘れた場合にも有効です。エアコンの自動運転は、手動で細かく調整するよりも無駄な運転を抑えられるため、効率的に電気代を節約できます。
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③手間なく室温調整ができる
エアコンの自動運転は、一度設定温度を設定すればあとは自動で室温や湿度を調整してくれるため、手動で都度温度調整する手間がかかりません。エアコンの温度調整を気にする必要がなく、仕事や勉強など、他の作業にも集中しやすくなります。
また、エアコンの自動運転は、睡眠時も快適な状態を保ちやすく、とくに暑い夜や寒い日でも朝まで心地よく眠れるのも魅力的です。最新型のエアコンであれば、外出先からスマホで操作できる機種もあり、利便性も高いといえます。
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エアコンの自動運転のデメリット
結論をまとめると! エアコンの自動運転のデメリットは以下の3つ ①誤作動を起こすことがある |
ここまでエアコンの自動運転のメリットを解説しましたが、エアコンの自動運転にはデメリットも存在します。ここからは、エアコンの自動運転のデメリットについて解説するので、参考にしてみてください。
①誤作動を起こすことがある
エアコンの自動運転は各種センサーの働きに依存しており、誤作動が発生する可能性があります。センサーに直射日光や照明が当たったりキッチンの熱源が近かったりすると、センサーは実際よりも室温が高いと判断し、必要以上に冷房が効いてしまうことがあります。
エアコン本体にカバーをかけている場合は、正確な室温を検知しにくいため注意が必要です。また、ホコリの付着によってセンサーの精度が低下することもあるので、定期的にエアコンを掃除し、センサーが正常に稼働するようにしておきましょう。
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②冬は寒いと感じる場合がある
エアコンの自動運転は、設定温度に達すると暖房運転を停止するため、冬場は室温が下がってしまう場合があります。とくに断熱性能が低い部屋では、設定温度に達しても体感温度が低く、寒いと感じる可能性があります。そのため、冬場に自動運転を使う場合は、設定温度を少し高めに設定するか、ハロゲンヒーターをはじめとした補助暖房器具を併用するのがおすすめです。
また、一部の最新型の機種では、細かい温度設定ができないタイプもあります。室温が寒くなるのを防ぐためにも、あらかじめ標準の設定温度が何度なのかを確認し、状況により手動モードで温度設定をするとよいでしょう。
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③本体価格が高い
エアコンの自動運転機能を搭載した製品は、本体価格が高いのがデメリットです。とくに、先進的なセンサー技術やAI機能を搭載した最新型の製品は、初期費用が高額になる傾向があります。
ただし、長期的な電気代の削減効果を考慮すると、初期投資の価値は十分にあるといえます。長期的な目線でみた場合のコストパフォーマンスと、購入時にかかる初期費用の上限を考慮し、予算と相談しながら慎重に選択することが大切です。
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エアコンの自動運転を使う際の注意点
結論をまとめると! エアコンの自動運転を使う際の注意点は以下の3つ ①センサーの誤作動に気をつける |
ここまで、エアコンの自動運転のデメリットを解説しました。ここからは、エアコンの自動運転を使う際の注意点について解説するので、事前に頭に入れておき、上手に自動運転を活用してください。
①センサーの誤作動に気をつける
エアコンの自動運転はセンサーによって制御されているため、センサーの誤作動に気をつける必要があります。センサーに直射日光が当たったり近くに熱源があったりすると、正しく室温を感知できずに必要以上に強風運転を続ける場合があります。
センサーの誤作動を防ぐためには、センサー付近に物を置かないようにしたり、カーテンなどで直射日光を遮ったりするなどの対策が必要です。また、センサーのホコリや汚れ、室外機の不具合などが原因で、センサーが正しく作動しない場合もあります。定期的な掃除や室外機の環境を整えるなど、メンテナンス面も意識するとよいでしょう。
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②機種により設定方法が異なる
エアコンの自動運転の設定方法は、機種やメーカーによって大きく異なります。とくに高性能なモデルほど設定項目が多く、使いこなすのが難しい場合もあるでしょう。
初めてエアコンの自動運転を使う場合や設定を変更したい場合は、取扱説明書をよく読み、その機種特有の設定方法や機能を理解することが大切です。とくに、最新型のAI機能を搭載した機種は複雑な設定が必要な場合もあるため、購入時に設定方法について詳しく聞いておくことをおすすめします。
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③長時間の外出時はオフにする
エアコンは運転開始時にもっとも電力を消費するため、30分程度の短い外出であればつけっぱなしにしておく方が節電につながるとされています。しかし、1時間や2時間といった長時間の外出時は、一度運転を停止する方がトータルの電力消費を抑えられることが多いです。
たとえ自動運転でも、人がいない部屋で長時間運転し続けると、無駄な電力消費につながります。長時間外出する場合は、外出前にエアコンの電源をオフにするか、タイマー機能を利用して自動的に電源がオフになるように設定しておきましょう。
エアコンの自動運転を活用する場合でも、外出時間の長さに応じて、こまめにオンオフするかつけっぱなしにするか判断することが大切です。
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エアコンの自動運転の電気代の節約術と上手な使い方
結論をまとめると!
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ここまで、エアコンの自動運転を使う際の注意点を解説しました。最後に、エアコンの自動運転の節約術と上手な使い方を解説するので、賢くエアコンを活用するためにもぜひ参考にしてください。
①扇風機やサーキュレーターを併用する
扇風機やサーキュレーターを併用することで、室内の空気の循環が促進され、冷暖房効率がアップします。天井付近にたまりがちな温かい空気や、床付近にたまりがちな冷気を室内全体に行き渡らせることができるため、エアコンのセンサーが正確な室温を感知しやすくなるのです。
エアコンのセンサーが正確な室温を感知できると、無駄に強風で運転することが減り、エアコンの負担を軽減できます。また、扇風機やサーキュレーターの併用により、設定温度を夏は1〜2℃高く、冬は1〜2℃低く設定しても快適に過ごせるため、電気代の節約におすすめです。
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②設定温度を適切に設定する
エアコンの自動運転を活用する際は、季節や時間帯に応じて適切な温度設定を心がけることが重要です。夏場は26〜28℃、冬場は20〜22℃を目安に設定すると、快適かつ省エネを実現できます。
夏は設定温度を1°C上げるだけでも約13%の節電効果を得られるため、室温28°Cを目安に、適宜そのときの状況に合わせて設定温度を調整するとよいでしょう。ただし、暑さや寒さを感じる場合は無理をせず、快適だと感じる温度に設定することが大切です。
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③フィルターを定期的に掃除する
フィルターが汚れていると空気の流れが悪くなり、エアコンが余計に働くことになるため電気代が高くなります。フィルターを定期的に掃除してホコリや汚れを取り去ることで、空気の流れがよくなりエアコン効率もあがります。
フィルターは2週間に1回程度の頻度で掃除をおこない、エアコン効率を最大限に発揮させましょう。定期的な掃除により、電気代の節約にもつながります。
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④短時間の外出時(約30分以内)はつけっぱなしにする
30分以内の短時間の外出では、エアコンをつけっぱなしにする方が省エネ対策に効果的です。エアコンの起動時は大きな電力を消費するため、短時間での電源のオンオフを繰り返すと、かえって電気代が高くなってしまいます。
ただし、1時間や2時間など30分を超える外出の場合は、エアコンの電源を切ることをおすすめします。外出する時間の長さに合わせてエアコンの電源を切るかつけっぱなしにするか意識してみると、効果的に電気代を節約できるでしょう。
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⑤室外機の周りに物を置かない
室外機の周囲には、物を置かないことが大切です。室外機の周りに物を置くと空気の流れが悪くなり、冷暖房効果が落ちてしまいます。室外機の周りは最低でも30cm以上の空間を確保し、空気の流れを妨げないようにしましょう。
室外機の周囲は風通しのよい環境を保つことで、電気代の無駄を防ぐことができます。定期的に室外機周辺の整理整頓をおこない、空気がスムーズに流れるようにしておきましょう。
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⑥室外機に直射日光が当たらないようにする
エアコンの室外機は、直射日光に当たらないように注意してください。室外機に直射日光が当たると、室外機が熱されて冷房効率が低下し、電気代が上昇します。日よけやすだれなどを設置して、室外機を直射日光から守りましょう。
注意点として、日除けやすだれを設置する場合でも、通気性は確保する必要があります。日除けやすだれと室外機の間には、隙間を設けるようにしましょう。
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⑦部屋の断熱対策をおこなう
部屋の断熱対策をおこなうと、室温が安定しやすくなり、エアコンの負担も軽減できます。とくに窓からの外気の流入を防ぐためにも、窓に断熱シートを貼ったり厚手のカーテンを使用したりするなどの工夫をしてみるとよいでしょう。
できる限りの断熱対策をおこなうことで、室温の変化を抑えることができます。エアコンの負担も最小限に抑えられるため、ぜひ断熱対策を意識してみてください。
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⑧ドアの開け閉めを最小限にする
頻繁なドアの開け閉めは、室温の変化を招き電気代の上昇につながります。せっかく冷えたり温まったりした空気が逃げてしまうため、とくに冷暖房中は、必要以上にドアの開け閉めをしないよう心がけましょう。
また、ドア下部の隙間からの空気の出入りには、隙間テープの活用が有効です。可能な限り空気の出入りを防げば、室温が安定しやすくなりエアコンにかかる負荷も軽減できるため、電気代も節約できます。
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⑨古いエアコンの買い替え
10年以上使用している古いエアコンは、最新型に比べて電力効率が劣ります。最新のエアコンは省エネ性能が高く、古い機種と比べて電気代を大幅に節約できます。
(出典:資源エネルギー庁「機器の買換で省エネ節約」)
上図は、10年前のエアコンの消費電力と最新型の省エネモデルの消費電力を表したものです。エアコンの省エネ性能は年々よくなっており、最新型の省エネモデルは古いエアコンに比べて電気代が大幅に安くなることがわかります。
エアコンの買い替えには初期投資が必要ですが、長期的に見ると電気代を大きく節約できます。東京都世田谷区や愛知県一宮市のように、家電の買い替えに補助金を支払う自治体もあるため、一度調べてみることをおすすめします。
また環境省の比較サイトでは、実際に家電を買い替えた場合にどれだけ電気代を安くできるのか、製品ごとに調べることが可能なので、一度チェックしてみるとよいでしょう。
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⑩電気代を安くする
ここまでご紹介した電気代の節約方法は行動による電気代の節約術ですが、もっとも電気代を節約できる方法としておすすめなのが、電気代そのものを安くする方法です。電力会社を切り替えたり電気料金プランを見直したりすることで、電気代そのものを簡単に安くすることができます。
節約術を工夫することは消費電力を抑えるのに効果的ですが、使う電力の量を減らして電気代を節約するには限界があります。一方で、電気代そのものの価格を下げることができれば、家中の電化製品の使用料金を下げられるため、もっとも効率よく電気代を節約できるのです。
電気代の単価そのものを下げるためには「電力会社の切り替え」を検討してみましょう。電気代の単価は、電力会社によって異なります。
たとえば、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電気代の単価の相場は31円/kWhですが、実は、25円/kWhなどもっと安い電力会社はたくさんあるのです。ぜひ、単価が安い電力会社やプランを見つけて、乗り換えを検討してみてください。
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