※この記事は2025年3月7日に最新の情報に更新されました。
私たちの生活に欠かせないエアコン。しかし、使いすぎるとどうしても電気代が気になりますよね。
「エアコンの1時間あたりの電気代はいくら?」
「冷房と暖房、どっちが電気代が高いんだろう?」
「エアコンをオトクに使う方法はあるの?」
このようにお考えの方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、エアコンの電気代と節約術について、あらゆる角度からわかりやすく解説していきます。
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この記事でわかること
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エアコンは「ヒートポンプ」という、空気に含まれる熱や水分を集める技術を使って室温を調整しています。冷房は室内の熱と水分を集めて外に送り、暖房は室外の熱を集めて室内へ、そして除湿は主に室内の水分を外に送ることで温度調整をしているのです。
それではエアコンの電気代はいくらなのか、冷房・暖房・除湿それぞれの電気代を見ていきましょう。
結論をまとめると
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まず、エアコン(冷房)の使用時間ごとの電気代を解説します。
対応畳数 (冷房能力) |
消費電力 (冷房期間消費電力量) |
1時間の電気代 | 1ヶ月の電気代 | 冷房期間の電気代 |
6畳(2.2kW) | 425W(166kWh) |
13.2円
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1,152.1円〜3,162.0円
|
5146.0円〜14,123.6円 |
8畳(2.5kW) | 500W(190kWh) | 15.5円 | 1,318.7円〜3,720.0円 | 5890.0円〜16,616.0円 |
10畳(2.8kW) | 515W(203kWh) | 16.0円 | 1,408.9円〜3,831.6円 | 6293.0円〜17,114.5円 |
12畳(3.6kW) | 825W(296kWh) | 25.6円 | 2,054.3円〜6,138.0円 | 9176.0円〜27,416.4円 |
14畳(4.0kW) | 830W(297kWh) | 25.7円 | 2,061.3円〜6,175.2円 | 9207.0円〜27,582.6円 |
18畳(5.6kW) | 1,580W(473kWh) | 49.0円 | 3,282.8円〜11,755.2円 | 14663.0円〜52,506.6円 |
※出典:経済産業省資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2024年版」
※電気代の単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円を使用
※冷房期間消費電力量とは1ヶ月を30日1日の使用時間を18日とした場合の5月23日~10月4日の消費電力量のこと
上図はエアコン(冷房)の電気代を1時間・1ヶ月・冷房期間(5月23日~10月4日)ごとにまとめたものです。パナソニックのエオリアシリーズを元に電気代を計算しました。
こうして見ると、エアコン(冷房)の1時間の電気代は13.2円〜49.0円、1ヶ月の電気代は1,152.2円〜11,755.2円ほどかかることがわかります。対応畳数、使用時間によって電気代は大きく変わるようです。
次にエアコン(暖房)の使用時間ごとの電気代を見ていきましょう。
対応畳数 (暖房能力) |
消費電力 (暖房期間消費電力量) |
1時間の電気代 | 1ヶ月の電気代 | 冷房期間の電気代 |
6畳(2.5kW) | 430W(457kWh) |
13.3円
|
2,673.0円〜3,199.2円
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14,167.0円〜14,289.8円 |
8畳(2.8kW) | 515W(486kWh) | 16.0円 | 2,842.6円〜3,831.6円 | 15,066.0円〜17,114.5円 |
10畳(3.6kW) | 690W(543kWh) | 21.4円 | 3,176.0円〜5,133.6円 | 16,833.0円〜17,114.5円 |
12畳(4.2kW) | 915W(736kWh) | 28.4円 | 4,304.9円〜6,807.6円 | 22,816.0円〜30,407.3円 |
14畳(5.0kW) | 950W(769kWh) | 29.5円 | 4,497.9円〜7,068.0円 | 23,839.0円〜31,570.4円 |
18畳(6.7kW) | 1,500W(1,182kWh) | 46.5円 | 6,913.6円〜11,160.0円 | 36,642.0円〜49,848.0円 |
※出典:経済産業省資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2024年版」
※電気代の単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円を使用
※暖房期間消費電力量とは1ヶ月を30日1日の使用時間を18日とした場合の11月8日~4月16日の消費電力量のこと
上図はエアコン(暖房)の電気代を1時間・1ヶ月・暖房期間(11月8日~4月16日)ごとにまとめたものです。こちらもパナソニックのエオリアシリーズを元に電気代を計算しました。
こうして見ると、エアコン(暖房)の1時間の電気代は13.3円〜46.5円、1ヶ月の電気代は2,673.0円〜11,160.0円ほどになることがわかります。電気代の最高値は冷房と大差ないものの、平均して暖房の方が電気代は高くなるようです。
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ここまで冷房と暖房の電気代を解説してきました。エアコンにはもう一つ、除湿モードがあるかと思いますが、こちらの電気代は一体どれくらいかかるのでしょうか?
結論からいうと、除湿モードの電気代はほとんど公開されていません。ドライは室温や湿度、設定温度などで消費する電力量が大きく変わるため、一概に数字で表すことができないのです。
また除湿には以下のように3つの種類があります。
弱冷房除湿 | 室内の空気の温度を下げ、水分を外に排出してから部屋に戻す機能。ドライとも言われる。イメージとしては「弱めの冷房」。 |
再熱除湿 | 湿度を下げるために温度を下げた空気を、再びあたためて部屋に戻す機能。湿度だけを下げることができる。消費電力が大きい。 |
ハイブリッド除湿 | 室内の空気の温度と湿度を下げ、室温に近い状態に戻した上で送風する機能。弱冷房除湿よりも部屋が冷えづらく、再熱除湿ほど電気を使わない。 |
これらの除湿モードの電気代を冷房と比較すると、以下のようになります。
再熱除湿 > 冷房 > 弱冷房除湿 ≒ ハイブリッド除湿 |
冷やした空気をあたためる分、冷房よりも再熱除湿の方が電気代が高くなるようです。
ここまで冷房と暖房、除湿の大まかな電気代を解説しました。これら3つのモードを比較すると、電気代が高くなりやすいのは「暖房」であることがわかります。
なぜ暖房の電気代が高くなりやすいのか? それは、冬は夏よりも室内と気温の温度差が大きくなるからです。
例えば外の気温が0度として、暖房の設定温度を20度にすると、この場合の温度差は20度です。一方で外の気温が35度として、冷房の設定温度を27度にした場合の温度差は8度になります。
このように冬の方が室内外の温度差が大きくなるため、暖房の方が電気代が高くなりやすいのです。
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ここまでエアコンの冷房・暖房・除湿の電気代を解説し、暖房の電気代は高くなりやすい、ということがわかりました。次に解説したいのが「エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代」についてです。
対応畳数
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モード
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消費電力
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8時間つけっぱなしの電気代
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24時間つけっぱなしの場合の電気代
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1ヶ月の電気代
(8時間つけっぱなし)
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1ヶ月の電気代
(24時間つけっぱなし)
|
6畳
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冷房
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425W | 105.6円 | 316.8円 | 3,168.0円 | 9,504.0円 |
暖房
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430W
|
106.4円
|
319.2円 | 3,192.0円 | 9,576.0円 | |
8畳
|
冷房
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500W | 124.0円 | 372.0円 | 3,720.0円 | 11,160.0円 |
暖房
|
515W
|
128.0円
|
384.0円 | 3,840.0円 | 11,520.0円 | |
10畳
|
冷房
|
515W | 128.0円 | 384.0円 | 3,840.0円 | 11,520.0円 |
暖房
|
690W
|
171.2円
|
513.6円 | 5,136.0円 | 15,408.0円 | |
12畳
|
冷房
|
825W | 204.8円 | 614.4円 | 6,144.0円 | 18,432.0円 |
暖房
|
915W
|
227.2円
|
681.6円 | 6,816.0円 | 20,448.0円 | |
14畳
|
冷房
|
830W | 205.6円 | 616.8円 | 6,168.0円 | 18,504.0円 |
暖房
|
950W
|
236.0円
|
708.0円 | 7,080.0円 | 21,240.0円 | |
18畳
|
冷房
|
1,580W | 392.0円 | 1,176.0円 | 11,760.0円 | 35,280.0円 |
暖房
|
1,500W
|
372.0円
|
1,116.0円 | 11,160.0円 | 33,480.0円 |
上図は、冷房と暖房を「8時間」と「24時間」つけっぱなしにした場合の電気代をまとめたものです。
エアコンを8時間つけっぱなしにすると105.6円〜392.0円、24時間つけっぱなしにすると3,168円〜11,760円かかることがわかります。これを1ヶ月続けると、電気代が10,000円を超えるケースもあるようです。
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よく「エアコンはつけっぱなしにした方が電気代が安い」と言いますが、これは本当なのでしょうか?
結論からいうと、冷房の場合、短時間の外出ならつけっぱなしの方が電気代が安くなります。そして暖房は、基本的につけっぱなしのままでも問題はありません。より詳しく説明すると、以下のことがわかっています。
<冷房>
|
<暖房>
|
冷房が18〜35分程度の外出なら電気代が安い理由は、エアコンは稼働するタイミングで最も多くの電力を消費するからです。
上図はエアコンの電力消費量を図にしたものです。これを見ると「つけっぱなし」は最初に多くの電気を使いますが、次第に消費電力も落ち着くことがわかります。一方「こまめにオンオフ」した場合は室温が安定するタイミングで電源を切るため、次回オンにした際、また多くの電力を消費するのです。
このように「こまめにオンオフ」すると室温が安定しないことから、短時間の外出であればエアコンをつけっぱなしにした方がいいといえます。逆に30分を超える外出の場合、電気がもったいないため冷房をこまめに切ることをおすすめします。
次に暖房がつけっぱなしでも問題ない理由は、つけっぱなしの方が室温が安定し、電力消費が少なくなるからです。
上図はエアコン(暖房)を使った場合の、室温の推移を図にしたものです。これを見ると「つけっぱなし」は室温が安定する一方、「こまめにオンオフ」する場合は、室温の変化の波が大きいことがわかります。
冬場は室温がすぐに下がります。そしてエアコンは温度調整をする際に多くのエネルギーを使うことから、オンにするたびに大きく開いた温度差を埋めようと多くの電気を使ってしまうのです。そのため、暖房はつけっぱなしでも電気代に大きな違いはない、ということがいえます。
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ここまで「エアコンはつけっぱなしの方がオトクなのか」ということを解説してきました。次に、エアコンの最適な設定温度は何度なのか、について見ていきましょう。
環境省によると、夏季の室温の目安は28度、冬季の室温の目安は20度とされています。
これだけを聞くと、エアコンを同じ設定温度にする方もいるかもしれませんが、これは室温の目安です。また、この室温はクールビスやウォームビズなど、快適に過ごせる服装をした場合の体感温度をもとに設定されたものです。
そのため、夏は室温が28度、冬は室温が20度になるように意識しながらエアコンの設定温度を調整することをオススメします。しかし必ずこの設定温度を守る必要はありません。体調不良を防ぐためにも、暑いと思ったら温度を下げ、寒いと思ったら温度を上げるようにしましょう。
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ここまでエアコンの最適な設定温度について解説してきました。それでは最後に、エアコンの電気代の節約術を紹介します。共通編のあとは冷房と暖房の節約術についても解説するため、ぜひ参考にしてください。
結論をまとめると エアコンの冷房・暖房で共通する節約術は以下の7つ。①エアコンの風量設定を自動にする ②サーキュレーターや扇風機を併用する ③フィルターをこまめに掃除する ④タイマーを上手く活用する ⑤室外機の吹き出し口をふさがない ⑥古いエアコンは買い替える ⑦電力会社や電力プランを見直す |
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エアコンの電気代を下げる1つ目の方法が、風量設定を自動にすることです。
エアコンの風量は「強・弱・微風・自動」など複数あります。一見すると「弱」や「微風」の方が電気代が安くなりそうですが、実はそうではありません。これらの場合、室温が設定温度に達するまでに時間がかかるため、余分な電力を消費するのです。
しかし自動運転であれば、室温が設定温度になるまでは「強」、達したら「微風」に切り替わるなど、室温に応じて最適な風量で調整してくれます。電気を効率よく使うなら、風量設定を自動にすることをおすすめします。
エアコンの電気代を下げる2つ目の方法が、サーキュレーターや扇風機の併用です。
冷気は下に溜まり、あたたかい空気は上に溜まる性質を持っています。空気のムラが発生するとエアコンが温度を感知できず、涼しいのに風力が強くなる、寒いのに暖房が効かないといった問題を招き、電気代をムダにしかねません。
そこでオススメなのがサーキュレーターや扇風機です。これらを使えば空気を循環させることができ、エアコンをさらに効率よく使えるようになります。サーキュレーターは電気代が1時間1円程度なので、節約したい方は併用するといいでしょう。
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3つ目の節約方法が、フィルターのこまめな掃除です。エアコンはフィルターを通して冷風や温風を送りますが、このフィルターがホコリで目詰まりを起こすと、クーラーの効率が低下し、余計な電力を使用することになります。
パナソニックが行った実験によると、フィルター掃除によって年間1万円以上の電気代が節約できることがわかっています。フィルターに詰まったホコリはカビの原因にもなるため、2週間に1回程度の掃除がおすすめです。自動おそうじ機能がある場合はそれを活用しましょう。
エアコンのタイマー機能をうまく活用するのも電気代節約につながります。運転時間が長くなると、どうしてもそれだけ電気代が高くなってしまうからです。
特に「エアコンをつけっぱなしにしたくない」方は、エアコンのタイマー機能をうまく使い、自分のライフスタイルに合わせてエアコンを使うようにするといいでしょう。
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エアコンを節電する上で、室外機の吹き出し口をふさがないことも重要です。室外機は吹き出し口から空気を放出します。吹き出し口付近にものを置いたり、カバーで覆ってしまうと送り出そうとした風を吸い込んでしまい、効率が大幅に落ちてしまうのです。
そのため、室外機の前はスペースを空けて風通しを良くしましょう。専用カバーでも、風通しがいいものや日除けだけができるものを選ぶことをおすすめします。
6つ目の節約術が、古いエアコンを買い換えることです。
資源エネルギー庁によると、上図のようにエアコンは年々省エネ性能が上がっていることがわかっています。もし10年以上前のエアコンを使っている場合、大幅に電気代が安くなる可能性があるのです。
エアコンは安い買い物ではありません。しかし東京都世田谷区や愛知県一宮市のように家電の買い替えに補助金を支払う自治体もあるため、調べることをおすすめします。また環境省の比較サイトでは、実際に家電を買い替えた場合にどれだけ電気代を安くできるのか、製品ごとに調べることができます。ぜひご活用ください。
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ここまで、エアコンの電気代の節約する方法を紹介してきました。もっと大幅に電気代を下げたい方にオススメなのが「電気代の単価」を下げることです。
電気代は以下の式で算出できます。
電気代=使った電力の量×電気代の単価 |
使った電力の量を減らして節約できる電気代には限界があります。一方で電気代の単価を下げると、大幅に家の電気代を安くできる可能性があります。
そして、電気代の単価を下げる方法が、「電力会社の切り替え」です。電気代の単価は電力会社によって異なるため、単価が低い電力会社やプランを見つけて、乗り換えを検討してみてください。
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ここまで冷房と暖房共通の電気代の節約術を解説してきました。次に冷房だけに使える電気代の節約術を紹介します。
結論をまとめると エアコンの冷房の節約術は以下の3つ。①室温が28度になるよう設定温度を調整する ②室外機に直射日光があたらないようにする ③室温を上げないように工夫する |
冷房は設定温度を1度上げると約13%も節電できます。暑いからといって極端に設定温度を下げると電気代が上がるため、室温が28度となるよう、冷房の設定温度を26〜28度にするといいでしょう。
こまめに調整するのがイヤだ、という方は、自動運転モードを使うのも一つの手です。
2つ目の冷房の節電術が、室外機に直射日光が当たらないようにすることです。冷房の場合、エアコンの室外機は室内の熱を外に逃す役割を担っています。
そのため、室外機が日光によって熱を持ってしまうと室内の空気の熱をうまく逃がせず、結果的に余計な電力を消費することになるのです。室外機は日陰に設置するか、それが無理な場合は専用の日よけやよしずなどで日陰をつくり、温度が上がらないようにしましょう。
3つ目のエアコン(冷房)の電気代対策が、室温を上げないようにすることです。
例えばカーテンやブラインド、断熱シートを使うことで、外の熱い空気や直射日光を遮断でき、熱気の侵入を防げます。また火を使わない料理をするなど、室温が上がらないようにするのも効果的です。
室温を上げないようにすることで、エアコンの稼働を安定させ、電気を効率よく使えるようになります。
ここまで冷房の節電方法を紹介してきました。それでは次に、暖房の電気代の節約術を見ていきましょう。
結論をまとめると エアコンの暖房の節約術は以下の4つ。 ①室温が20度になるよう温度設定を調整する |
暖房の電気代を下げる1つ目の方法が、室温が20度になるようにエアコン(暖房)を調整することです。先述したように、環境省は冬場の室温の目安として20度を推奨しています。
暖房の設定温度は消費電力に関係していて、設定温度を1度下げると約10%も電気代が節約されるといわれています。寒い場合も極端に温度を下げず、室温が20度となるよう、暖房の設定温度を20〜22度にするといいでしょう。
冷房と同じように、こまめな温度調整が面倒な方は自動運転モードを使うことをオススメします。また暖房はオンオフで温度調整をせず、設定温度を変えることで温度調整した方がいいです。
エアコン(暖房)は効率よく室内をあたためることができますが、他の暖房器具と併用するとエアコンの稼働を抑えることができ、結果的に電気代が安くなる場合があります。
部屋をあたためるのは「エアコン」で、体をあたためるのは「こたつ」や「電気毛布」、暖房の温風が出るまでは「セラミックファンヒーター」を使用するなど、うまく併用すれば効率よく部屋の温度を上げられます。特にこたつや電気毛布は1時間あたりの電気代が1〜5円程度なので、非常にオススメです。
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3つ目のエアコン(暖房)の電気代対策が、加湿器で湿度を上げることです。「湿度が10%上がれば体感温度は1℃上がる」と言われており、暖房の設定温度を変えなくても、湿度を上げることで暖かさを感じることができます。
人が快適に過ごせる湿度は40〜60%です。適切な湿度はインフルエンザウイルスの活動をストップさせる効果もあるため、加湿器や空気清浄機を活用することをおすすめします。
ただし、湿度が上がりすぎるとカビや結露の原因になるため注意しましょう。加湿器をエアコンの真下に置き、温風を加湿させると効率よく部屋をあたためられます。
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暖房をどう使うか以外にも、冬場の電気代を節約する方法はあります。例えば分厚いカーテンを使うことで、窓から熱が逃げるのを防げます。
それ以外にも、寒さを感じやすい「首」「手首」「足首」などをタートルネックやレッグウォーマーであたためるのも効果的です。普段の生活をうまく工夫し、暖房を効率よく使用するといいでしょう。
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ここまでエアコンの電気代を解説してきました。節約術をいくつか解説しましたが、最もオススメなのは「電気代の単価を下げること」、つまり「電力プランを切り替えること」です。
そして電気代を安くしたい方におすすめなのが、しろくま電力が提供する「しろくまプラン」です。
「しろくまプラン」は大手電力会社より電気代の単価を安く設定しているため、切り替えることで大手電力会社よりも約25%も電気代が安くなる可能性があります。
上図は4人世帯の場合の、大手電力との電気料金を比較したものです。大手電力会社は2023年6月に大幅に電気代を値上げしました。エリアによっては電気代が1.5倍になるケースもあります。
しかし「しろくまプラン」は大手電力の「値上げ前」よりも単価が安く、値上げも実施しません。そのため、電気のご使用状況によっては最大3割近く安くなる可能性があります。
また「しろくまプラン」の電気は、発電の際にCO2を出さない「実質再生可能エネルギー(※)」です。ただ安いだけでなく、電気を切り替えるだけで環境改善にも貢献できます。
「電気代を安くしたい、でもエアコンは思い切り使いたい」とお考えの方は、「しろくまプランお申し込みページ」または以下のバナーよりお申し込みください。
お申し込み方法はとても簡単。現在の電力会社との解約など、面倒な手続きは一切ありません。スマホからもお申し込みいただけます。
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