「それほど電気を使っていないのに電気代が高い気がする。」そのように感じたことのある方もいるでしょう。
本記事では、それほど使っていないのに電気代が高くなる原因やその調査方法、対処法などをご紹介します。なぜ電気代が高くなるのか気になる方はぜひ参考にしてください。
この記事を読んでわかること
・使っていないのに電気代が高くなる原因
・使っていないのに電気代が高くなる場合の原因の調べ方 ・使っていないのに電気代が高くなる場合の対処法 |
結論をまとめると!
・使ってないのに電気代が高くなるのはさまざまな原因がある
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まず最初に、あまり電気を使っていないはずなのに電気代が高くなる原因を9つ解説します。
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電気代が高くなる原因として、電気料金そのものが値上がりしているケースがあります。これは、電気を作るための燃料である液化天然ガスや石炭などの価格が、世界情勢や為替などの影響を受けて高騰するためです。
燃料価格の変動は「燃料費調整額」として毎月の電気料金に反映される仕組みになっており、たとえ家庭での電気使用量が同じでも、燃料費が高騰すれば請求額は上がります。電気代の高騰は、個人の節約努力だけでは対応が難しい要因なのです。
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補助金の終了をはじめとした国の政策が変更することで、電気代が高くなるケースもあります。
政府は国民の生活を支援するため、電気料金の一部を補助する政策を期間限定で実施する場合があります。補助金が適用されている期間は電気代の請求額は抑えられますが、補助が終了すると同じ使用量でも請求額が上がるため、電気代が高くなったと感じるのです。
以上のことから、国の政策により、自身の電気使用量が変わらなくても電気代が変動することがあります。
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自身のライフスタイルに合わない電気料金プランを契約していると、電気代が割高になる可能性があります。電力会社は、夜間の電気代が安いプランや、日中の使用量が多い家庭向けのプランなど、多様な料金体系を提供しています。
たとえば、日中に電気を多く使う方が夜間の電気代が安くなるプランを契約していると、かえって電気代は高くなるのです。電気料金プランは、現在のライフスタイルに合うものを選ばなければ、予想以上に高くなることがあるため注意が必要です。
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10年以上前の古い家電を使い続けることは、電気代を高くする大きな原因のひとつです。家電の省エネ技術は年々向上しており、最新のモデルは昔の製品に比べて少ない消費電力で稼働します。
資源エネルギー庁によると、冷蔵庫は10年前と比べると約28〜35%の消費電力を抑えられることがわかっています。省エネタイプのエアコンは10年前と比べると約15%、温水洗浄便座の場合は約8%消費電力を抑えられるのです。以上のように、古い家電を使い続けていると消費電力が大きくなるため、省エネ家電への買い替えも視野に入れるとよさそうです。
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部屋の広さをはじめ、住環境に適していない家電を使うことは、余分な電力消費につながります。とくに、広いリビングに小さな部屋用のエアコンを設置すると、部屋を冷やすために常にフルパワーで稼働し続ける必要があり、電力効率が悪くなります。
一方で、狭い部屋に大きすぎる性能の家電を使うのも、無駄な電力を消費する原因となるのです。家電を選ぶ際は、カタログなどに記載されている「適用畳数」を確認し、使用する部屋の広さや環境に合った適切な性能の製品を選ぶことが大切です。
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家族構成やライフスタイルの変化によって、気づかないうちに電気の使用量が増えている場合があります。たとえば、子どもの成長にともない自室で過ごす時間が増えたり、在宅勤務が始まって日中の電力消費が増えたりすることが考えられます。趣味で新しい家電を導入することも、電気代増加の原因になるでしょう。
家族構成やライフスタイルが変化した場合は、自分では「使っていない」つもりでも、生活全体で見ると電気代が高くなる場合があるのです。
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使っていない家電のコンセントを差しっぱなしにすることで発生する「待機電力」が、電気代を高くする原因になります。多くの家電製品は、電源がオフの状態でも、リモコンの信号を待ったり時刻を表示したりするために常に少量の電力を消費しています。
一つ一つの待機電力はわずかですが、家庭内にある多くの家電製品の分が積み重なると、年間で見ると無視できない金額になるのです。とくにテレビやパソコン、温水洗浄便座などは、待機電力が大きい家電の代表例です。
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住宅の電気回路や家電製品から電気が漏れる「漏電」も、電気代が高くなる原因のひとつです。漏電は、電気配線の絶縁体が劣化したり、家電が水に濡れたりすることで発生します。漏電すると、電気が本来の回路を外れて流れ出てしまうため、誰も電気を使っていない状態でも電力メーターが回り続け、電気代が異常に高くなるのです。
漏電は、感電や火災を引き起こす重大な危険をともないます。電気代が急に、そして異常に高くなった場合は、安全のためにもすぐに漏電の可能性を疑い、専門家に相談することが重要です。
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可能性は低いですが、第三者に自宅の電気を不正に使用される「盗電」も、電気代が高くなる原因として考えられます。盗電は、屋外にあるコンセントから無断で電源を取られることで発生する犯罪行為です。とくに屋外のコンセントは人の目に付きにくいため、気づかないうちに長期間にわたって電気を盗まれてしまうケースがあるのです。
盗電は、身に覚えのない電気使用量が発生し、請求額が高くなります。長期間留守にしたあとの電気代が普段と変わらないなど不審な点がある場合は、屋外コンセントの状況を確認してみることも必要です。
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結論をまとめると! ・世帯別・月別の平均的な電気代と比較することで、電気代が高いかどうかがわかる |
ここまで、使っていないのに電気代が高くなる原因を9つご紹介しました。あまり使っていないのに電気代が高いと感じる場合は、日本の平均的な電気代と比較してみるのもよいかもしれません。
ここからは、世帯別の平均的な電気代はいくらぐらいなのか解説します。
月
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平均
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2人世帯
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3人世帯
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4人世帯
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5人世帯
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6人以上
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1月
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12,376円
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10,995円
|
12,918円
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13,492円
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15,275円
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20,224円
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2月
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13,639円
|
12,556円
|
14,067円
|
14,074円
|
16,791円
|
21,446円
|
3月
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13,780円
|
12,583円
|
14,300円
|
14,708円
|
16,850円
|
18,245円
|
4月
|
12,799円
|
11,829円
|
13,319円
|
13,473円
|
15,040円
|
17,082円
|
5月
|
11,013円
|
9,983円
|
11,581円
|
11,868円
|
12,856円
|
15,465円
|
6月
|
9,562円
|
8,786円
|
9,856円
|
10,210円
|
11,371円
|
13,542円
|
7月
|
9,896円
|
8,972円
|
10,292円
|
10,949円
|
11,300円
|
13,390円
|
8月
|
12,225円
|
10,999円
|
13,078円
|
13,047円
|
14,632円
|
16,790円
|
9月
|
13,831円
|
12,226円
|
14,937円
|
14,996円
|
16,499円
|
20,809円
|
10月
|
13,028円
|
11,898円
|
13,991円
|
13,700円
|
14,591円
|
17,973円
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11月
|
10,591円
|
9,416円
|
11,339円
|
11,334円
|
13,481円
|
14,403円
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12月
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11,352円
|
10,291円
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12,128円
|
11,814円
|
14,266円
|
14,576円
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※引用元:政府統計の総合窓口e-Stat|家計調査 家計収支編 二人以上の世帯
上図は、2024年の世帯別・月ごとの電気代を表したものです。こうしてみると、電気代は、世帯人数が増えるに従い多くなることがわかります。また、冬場に暖房を多く使う場合や夏場の冷房が必要なときなどはとくに電気代が高くなります。
上図は日本のさまざまな世帯の平均的な電気代を表しているため、ご家庭の電気代が実際に高いのか低いのか比較してみるとよいでしょう。
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結論をまとめると!
①請求明細や電気代の内訳を確認する
②家電ごとの消費電力と電気代の計算方法を再確認する ③漏電していないか確認する ④盗電されていないか調べる |
ここまで、日本の平均的な電気代について、世帯別、月別にまとめて解説しました。ここからは、「使っていないのに電気代が高い」と感じる場合、原因はどう調べるとよいのか解説します。
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「使ってないのに電気代が高い」と感じる場合は、まずは毎月届く電気料金の明細書を確認しましょう。電気代は、いくつかの要素から成り立っています。明細の内訳を理解することで、どの部分で料金が増えているのかを把握できます。
とくに「電気使用量(kWh)」や「燃料費調整額」は毎月変動するため、前年同月と比較することが重要です。
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基本料金は、電気の使用量にかかわらず毎月固定で発生する料金です。電力会社がアンペア制を採用している場合は、アンペア数により金額が決まります。契約アンペア数が大きいほど一度に多くの電化製品を使えますが、その分基本料金も高くなる仕組みです。
もしご家庭の生活スタイルに対して契約アンペア数が大きすぎる場合は、無駄な基本料金を支払っている可能性があります。明細で契約アンペア数を確認し、ご家庭のライフスタイルに見合っているかを確認してみましょう。
しろくま電力では、基本料金無料を実施しています。アンペア数による料金の変化もありませんので、気になる方はぜひ一度ご確認ください。
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電力量料金は、実際に使用した電気の量(kWh)に応じて計算される料金です。この料金は「料金単価 × 電気使用量(kWh)」で決まります。
多くの電力会社では、電気の使用量が多くなるほど料金単価が高くなる「3段階料金制度」を採用しているため、使いすぎが直接的に電気料金の上昇につながります。前年同月と比べて電気使用量が大幅に増えている場合は、ライフスタイルの変化や新しい家電の導入、家電の不具合などが原因と考えられるでしょう。
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燃料費調整額は、火力発電に使う燃料の価格変動を電気料金に反映させたものです。原油や液化天然ガス(LNG)などの燃料価格は、為替や国際情勢によって常に変動します。この価格変動を迅速に料金に反映させるため、毎月自動的に調整されているのがこの料金です。
燃料価格が高騰している時期は燃料費調整額が高くなるため、電気の使用量が前年と同じでも電気代全体の請求額が高くなるのです。
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再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)は、再生可能エネルギーを普及させるために、電気を使用するすべての方が負担する料金です。再エネ賦課金は、電力会社が太陽光や風力などで発電された電気を買い取るための費用を、国民全体で分担する制度に基づいています。
再エネ賦課金の単価は国が年度ごとに定めており、どの電力会社を使用しても料金は同じです。この単価が上がった年度は、同じ電気使用量でも前年より電気代の請求額が高くなります。
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電気代が高い原因として、特定の家電の使い方が原因である場合もあります。どの家電が電気を多く使っているかを把握するために、消費電力を確認して電気代を計算してみるとよいでしょう。
電化製品
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消費電力
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エアコン(10畳用)
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冷房580W
(立ち上がり時1400W)
暖房660W
(立ち上がり時2000W)
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電子レンジ(30L)
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500~1500W程度
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電気ストーブ(ハロゲンヒーター)
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500~1000W程度
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ドライヤー
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1,200W程度
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アイロン
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1200~1400W程度
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掃除機
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200〜1,000W程度
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洗濯乾燥機
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洗濯時200W
乾燥時1300W |
電気ポット
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700~900W程度
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こたつ
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弱 100W
強 500W
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冷蔵庫
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250W程度
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液晶テレビ
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2100W程度
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上図は、一般的に家庭でよく使用される電化製品のおおよその消費電力を表したものです。ただし、実際の消費電力は製品により大きく異なります。ご家庭でお使いの製品の消費電力を把握するためには、製品本体のラベルや取扱説明書をご確認ください。
電気代は「消費電力(kW) × 使用時間(h) × 料金単価(円/kWh)」で計算できます。
自身で電気代を計算することで「使っていないつもり」だった家電が実は多くの電力を消費していたという発見につながります。電気代の高さが気になる方は、一度ご家庭のおもな家電の消費電力と電気代を調べてみることをおすすめします。
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電気代が異常に高い場合は、火災や感電の危険もある「漏電」を確認する必要があります。漏電していると電気が無駄に流れ出てしまうため、誰も使っていないのに電力メーターが回り続けます。
漏電の確認方法は、まず家中の家電のコンセントを抜き、ブレーカーをすべて「入」の状態にしてください。その状態で、電力メーターの円盤が回転していたりスマートメーターの表示が点滅したりしている場合は、漏電の可能性が高いです。
漏電しているかどうかは安全に関わる重要な確認であるため、電気代に不審な点があれば必ずこのチェックをおこないましょう。漏電が疑われる場合は、すぐに専門業者に連絡することが重要です。
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「使っていないのに電気代が高い」と感じる場合は、可能性は低いですが、第三者に電気を盗まれている「盗電」の可能性も確認すべきです。盗電は、屋外のコンセントから勝手に電気を使われるケースがほとんどです。
長期間留守にしたあとの電気代が普段と変わらないなど不審な点がある場合は、屋外のコンセントに見慣れないコードが繋がっていないかを目視で確認してみましょう。また、家中の電化製品のコンセントをすべて抜いても電力メーターが動いている場合は、盗電の可能性があります。
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結論をまとめると!
①古い家電から省エネ家電に買い替える
②契約アンペア数を見直す ③待機電力を減らす ④家電の使い方を見直す ⑤電力会社や料金プランを見直す |
ここまで、「使っていないのに電気代が高い」と感じるときの原因の調べ方を解説しました。ここからは、使っていないのに電気代が高いときの対処法をご紹介します。
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一般的に、家電製品は年々省エネ性能が向上しています。古い製品と比べると、最新の家電は少ない電力で効率よく稼働するように設計されているのです。
とくに、10年以上前の冷蔵庫やエアコンは、最新のモデルと比べて消費電力が大幅に増加するケースも珍しくありません。
引用元:一般社団法人 家電製品協会「2025年版スマートライフおすすめBOOK」
一般社団法人 家電製品協会「2025年版スマートライフおすすめBOOK」によると、最新の省エネタイプのエアコンは、10年前のものと比較して約14%省エネであることがわかりました。電気代にすると、年間約3,810円安くなるようです。
電化製品の買い替えは初期費用はかかりますが、長期的に見ると電気代が大幅に安くなり、結果として家計に優しいことも珍しくありません。環境省が提供する「しんきゅうさん」などの情報サイトでは、電化製品の型番から消費電力を比較することも可能です。気になる方は、ぜひ活用してみてください。
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電気料金は、基本料金と電力量料金の合計で決まります。基本料金は契約しているアンペア数によって変わるのが一般的であるため、契約アンペア数を下げると電気代が安くなる可能性があります。
たとえば現在50Aで契約している場合、ブレーカーが落ちることもなく複数の家電を同時に使う機会も少ないのであれば、契約アンペア数を30Aや40Aに下げることで基本料金を節約できるのです。
ただし、アンペア数は、下げすぎると同時に複数の家電を使用できなくなり、ブレーカーが落ちやすくなるため注意が必要です。また、契約アンペア数は、一度変更すると1年間は再変更ができません。そのため、1年間でもっとも多く電力を使うときを考慮して契約アンペア数を選ぶようにしてください。
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待機電力とは、家電の電源を切っている状態でも消費される電力のことです。リモコンで操作するテレビやエアコンなどは、電源プラグがコンセントに挿さっているだけで微量の電力を消費します。
資源エネルギー庁によると、テレビやパソコン、プリンターなどは、長時間使わないときにコンセントを抜いておくと、消費電力の約0.5~0.8%を節約できるとされています。また、温水洗浄便座は、使わないときにコンセントを抜いておくと0.2~0.6%の節電効果があるようです。
家中すべての待機電力をゼロにするのは難しいですが、使用していない家電のコンセントを抜いたりスイッチ付きの節電タップを利用したりすることで簡単に節約が可能です。
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電気代が高く感じる場合は、家電の使い方を見直すだけでも変化があります。たとえば、冷蔵庫は扉の開け閉めを少なくし、食材を詰め込みすぎないように工夫すると、冷却効率が上がり消費電力を抑えられます。
また、エアコンはフィルターをこまめに掃除することで風量が回復し、効率よく部屋を冷やしたり暖めたりできるようになるのです。さらに、洗濯乾燥機や食器洗い乾燥機は、使用回数を減らすことで消費電力を抑えられます。乾燥機能は消費電力が大きいため、できるだけ自然乾燥を活用すると電気代を大きく節約できるでしょう。
以上のように、日々の少しの心がけが大きな節約につながります。
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最後にご紹介する方法が、電力会社や料金プランを見直す方法です。すでにご紹介したように、電気の料金プランがライフスタイルに合っていないと、電気代が高くなる場合があります。現在利用中の料金プランを改めて確認し、現在の生活環境に合っているかどうか確認してみましょう。
また、電気料金プランは、電力会社により大きく異なります。日中安いプランや夜間にお得になるもの、オール電化特化プランなどさまざまです。また、電気代の単価も電力会社によって異なります。
たとえば、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電気代の単価の相場は31円/kWhですが、25円/kWhなどもっと安い電力会社はたくさんあるのです。ぜひ、単価が安い電力会社への乗り換えを検討してみてください。
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しろくま電力では、家庭・低圧法人を対象とした電力プラン「しろくまプラン」を提供しています。
このプランの特徴は「基本料金が0円」であること。それ以外の単価も、以下のように大手電力会社より安いケースがほとんどです。電力を切り替えるだけで、節電をしなくても電気代を安くできる可能性が非常に高いのです。
※ここに別途、大手電力は「燃料費調整額」「再エネ賦課金」が、しろくまプランは「電源調達調整費」「再エネ賦課金」が発生します。
また「しろくまプラン」は電気代が安いだけでなく、発電の際にCO2を排出しない実質再生可能エネルギーをお届けしています。切り替えるだけで、地球温暖化の防止に貢献することができます。
環境にも家計にもやさしい「しろくまプラン」への切り替えをお考えの方は「しろくまプランお申し込みページ」または以下のバナーからお申し込みください。申込ページでは、プランの詳細についてわかりやすく説明しています。