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一般家庭の電気使用量の平均はどれぐらい?使用量が多くなる原因や電気代の節約方法も解説!

一般家庭の電気使用量の平均はどれぐらい?使用量が多くなる原因や電気代の節約方法も解説!

電気使用量は月々の電気代に直結しますが、日頃どれぐらい使っているのかわからない方も多いでしょう。

本記事では、一般家庭の電気使用量の平均を、世帯人数別、月別、地域別にご紹介します。電気使用量が多くなる原因や電気代の節約方法についても触れているので、是非参考にしてください。

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この記事を読んでわかること

・一般家庭の電気使用量の平均
・電気使用量が多いときの原因や対策方法
・電気使用量を減らして電気代を節約する方法

目次

電気使用量の単位「kWhとは?」

一般家庭の電気使用量の平均を世帯人数別・月別に解説!
戸建て住宅の場合
集合住宅の場合
世帯人数別の電気代の平均

一般家庭の電気使用量の平均を地域別に解説!

自宅の電気使用量を確認する方法
①検針票・請求書で確認する
②電力会社のWebサイトやアプリで確認する
③スマートメーターでリアルタイム確認する

電気使用量がおかしい!?多すぎる原因とは?
①消費電力の高い電化製品の使用量が多い
②ライフスタイルが変化した
③電化製品が故障している
④漏電や盗電の疑いがある

電気使用量を減らし電気代を節約する方法を解説!
①電化製品の使い方を工夫する
②省エネ家電に買い替える
③電気料金プランを見直す
④電力会社を乗り換える

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電気使用量の単位「kWhとは?」

電気使用量の単位「kWhとは?」

結論をまとめると!
 
・「電気使用量」とは、一定期間にどれだけの量の電気を使ったかを示す言葉

「電気使用量」とは、一定期間にどれだけの量の電気を使ったかを示す言葉で、単位は「kWh(キロワットアワー)で表します。kWh(キロアットアワー)と混同されやすいものにkW(キロワット)がありますが、こちらは消費電力を表す単位です。

電気使用量(kWh)は、消費電力(kW)× 使用時間(h)で算出します。

電力会社は月ごとの電気使用量(kWh)に応じて電気料金を計算します。そのため、電気代を節約したい場合はこの電気使用量(kWh)を減らすことが効果的です。

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一般家庭の電気使用量の平均を世帯人数別・月別に解説!

一般家庭の電気使用量の平均を世帯人数別・月別に解説!

結論をまとめると!
 
・電気使用量は世帯人数が増えるのに比例して多くなる
・集合住宅の電気使用量は、戸建て住宅に比べて少ない
・電気使用量は、冷暖房の使用が増える夏や冬に多くなる

ここまで、電気使用量とは一定期間にどれだけの量の電気を使ったかを示す言葉であると解説しました。ここからは、一般家庭の電気使用量の平均を、世帯人数別・月別にわけて解説します。

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戸建て住宅の場合

まずは、戸建て住宅の一般家庭の電気使用量の平均を確認してみましょう。

 
1月
3月
5月
7月
9月
11月
1人世帯
315
262
195
316
243
236
2人世帯
443
344
237
413
290
320
3人世帯
508
400
290
513
362
363
4人世帯以上
563
417
316
560
403
419

※参考:東京都観光局「家庭の省エネハンドブック」(単位:kWh)

上図は、戸建て住宅の一般家庭の電気使用量の平均を世帯人数別・月別にわけて表したものです。

こうしてみると、世帯人数が増えるのに比例して電気使用量も多くなることがわかります。とくに1人世帯と2人世帯の差が大きくなりがちですが、さらに世帯人数が増えるとその差は緩やかになるようです。

世帯人数が増えるにつれて電気使用量が増加するのは、エアコンのように消費電力の大きな電化製品が大型化することが要因だと想定できます。

月別でみると、冷暖房の使用頻度が多い1月と7月の電気使用量がもっとも多いことがわかります。とくにエアコンは、室温と設定温度の差が大きいほど電力を消費するため、冬季と夏季に電力消費が多くなるようです。一方で、冷暖房ともに必要のない5月は電気使用量も少なくなっています。

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集合住宅の場合

次に、集合住宅の一般家庭の電気使用量の平均を確認してみましょう。

 
1月
3月
5月
7月
9月
11月
1人世帯
180
149
128
210
155
141
2人世帯
301
256
204
338
250
228
3人世帯
369
304
254
434
318
293
4人世帯以上
400
356
299
485
369
319

※参考:東京都観光局「家庭の省エネハンドブック」(単位:kWh)

上図は、集合住宅の一般家庭の電気使用量の平均を世帯人数別・月別にわけて表したものです。こうしてみると、集合住宅の電気使用量は、戸建て住宅に比べてかなり少なくなっていることがわかります。

集合住宅は上下左右を他の部屋に囲まれているため、外気に触れる面積が少なく、断熱性が高い傾向にあります。一方、一戸建ては外気に触れる壁面が多く、夏は熱が入り込みやすく冬は逃げやすいため、冷暖房の電力消費が増加しがちです。

また、一戸建ては集合住宅に比べて面積が広い場合が多く、冷暖房で空調するスペースも増えるため、電気使用量も増加傾向にあると考えられます。

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世帯人数別の電気代の平均

続いて、世帯人数別の電気代の平均を確認してみましょう。

 
1人暮らし
2人暮らし
3人家族
4人家族
電気代の平均
約6,756円
約10,878円
約12,651円
約12,805円

※参考:総務省統計局「4世帯人員・世帯主の年齢階級別」

上図は、世帯人数別の1か月の電気代の平均額を表したものです。総務省統計局の2024年の調査結果を参考にしました。

前述した電気使用量と同じく、世帯人数が増えるのに合わせて電気代も増加しています。なかでも1人暮らしと2人暮らしの電気代は、約1.6倍と大きく差が開いています。一方で、2人暮らし以降はそれほど大きな差はありません。

2人暮らし以降の電気代にあまり差がない理由は、電気代の基本料金が世帯ごとに固定されるからです。

基本料金は世帯あたりであるため、人数が増えても変動することはありません。そのため世帯人数が2人以上増えても電気代に大きく差が開くことはないのです。

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一般家庭の電気使用量の平均を地域別に解説!

一般家庭の電気使用量の平均を地域別に解説!

結論をまとめると!
 
・もっとも電気使用量が大きいのは北陸地方である
・寒い地域の方が電気使用量が多くなる傾向にある

ここまで、一般家庭の電気使用量の平均を世帯人数別・月別にご紹介しました。ここからは、一般家庭の電気使用量の平均を地域別に解説します。

参考:環境省「家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭のエネルギー事情を知る」

上図は、令和4年度の地域別の電気使用量の平均を表したものです。環境省の資料を参考にしました。

こうしてみると、もっとも電気使用量が大きいのは北陸地方であることがわかります。寒い地方では暖房の使用頻度が大きくなるため、電気使用量も多くなりがちです。

ただし、北海道や関東甲信越などとくに寒さの厳しい地方では、暖房に灯油を使用することも多いため、電気使用量がそれほど増えていないと考えられます。

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自宅の電気使用量を確認する方法

自宅の電気使用量を確認する方法

結論をまとめると!

①検針票・請求書で確認する
②電力会社のWebサイトやアプリで確認する
③スマートメーターでリアルタイム確認する

ここまで、一般家庭の電気使用量の平均を地域別に解説しました。ここからは、自宅の電気使用量の確認方法をご紹介します。

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①検針票・請求書で確認する

契約している電力会社から毎月届く紙の検針票・請求書では、1か月分の電気使用量や電気代を確認できます。しかし近年では、次にご紹介するWeb検針票が主流になっており、紙媒体の検針票を希望する場合は電力会社に申し込む必要があります。

また、近年の紙媒体の検針票・請求書は、50〜200円程度の手数料が加算される場合がほとんどです。

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②電力会社のWebサイトやアプリで確認する

契約している電力会社のWebサイトやアプリのマイページでは、毎月の電気使用量を確認できます。今月の電気使用量だけでなく、数か月前や1年前など遡って確認できるため、家庭の電気使用量の動きを把握しやすいのがポイントです。

マイページでは、月ごとの電気使用量だけでなく日別や時間別に確認することも可能なので、とくに電気を多く使用する時間や曜日などを特定するのにも便利です。

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③スマートメーターでリアルタイム確認する

自宅に設置されているスマートメーターでは、リアルタイムの総電気使用量を確認できます。しかし注意点として、スマートメーターで表示される電気使用量は積算値であるため、今月分の使用量がそのまま確認できるわけではありません。

今月分の電気使用量をスマートメーターで確認したい場合は、月初めと月末の使用量を確認し、差し引きで計算するとよいでしょう。

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電気使用量がおかしい!?多すぎる原因とは?

電気使用量がおかしい!?多すぎる原因とは?

結論をまとめると!

①消費電力の高い電化製品の使用量が多い
②ライフスタイルが変化した
③電化製品が故障している
④漏電や盗電の疑いがある

ここまで、自宅の電気使用量を確認する方法をご紹介しました。ここからは、電気使用量がおかしい、多すぎると感じるときの原因を解説します。

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①消費電力の高い電化製品の使用量が多い

電気使用量が多すぎる原因のひとつに、消費電力の高い電化製品の使用量が多いことが挙げられます。

電化製品
消費電力
エアコン(10〜15畳)
750〜1,100W
エアコン(6畳)
450W
電子レンジ
1,400W
冷蔵庫
200~300W
掃除機
1,000W
炊飯器(炊飯時)
1,300W
洗濯乾燥機(乾燥時)
1,100W
洗濯機
400W
食器洗い乾燥機
900W
電気ポット(沸騰時)
800W
蛍光灯照明
100W
液晶テレビ
50W
ドライヤー
1,000W

参考:東京都環境局「家庭の省エネハンドブック2025」

上図は、一般家庭で使用頻度の高い電化製品の消費電力の目安をまとめたものです。実際の消費電力は製品により異なるため、取扱説明書等でご確認ください。

電化製品のなかには、エアコンや洗濯乾燥機、電子レンジ、ドライヤーなど消費電力の大きいものがあります。消費電力の大きい電化製品の使用頻度が高いと、電気使用量も多くなります。

とくに、エアコンや洗濯乾燥機は使用時間も長いため、年間の電気使用量が多くなりがちです。一方で、電子レンジや掃除機、ドライヤーなどは、消費電力は大きいですが使用時間が短いため、年間の電気使用量はそれほど多くありません。

以上のことから、エアコンや洗濯乾燥機など、消費電力が大きく使用時間の長い電化製品の使い方を工夫すると、電気使用量を削減できることがわかります。

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②ライフスタイルが変化した

家族構成やライフスタイルが変わると、気づかないうちに電気使用量が増えることがあります。たとえば、子どもが成長して自室で過ごす時間が増えたり、在宅勤務が始まって日中の電力消費が多くなったりするケースです。

また、新しい家電を購入したことが電気使用量アップにつながることも少なくありません。自分では以前と同じように使っているつもりでも、家庭全体で見ると電気の使用量が増えていることがあります。

日中に家族が家に滞在する時間が長くなれば、照明やエアコンなどの使用時間が増え、結果として電気代が高くなりやすくなります。さらに、家族が増えると洗濯や調理の回数が増えるため、電力消費量も増加するでしょう。

加えて、除湿器や加湿器などの常時稼働する家電が増えると、気づかないうちに電気使用量が積み上がっている場合もあります。ライフスタイルに変化があった場合は、まず家電の利用状況を確認し、必要に応じて使い方を見直すことが無駄を防ぐポイントです。

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③電化製品が故障している

電化製品の故障も、電気使用量が増える原因のひとつです。たとえば、冷蔵庫のパッキンが劣化して冷気が漏れていたり、エアコンのフィルターが詰まって効率が落ちていたりすると、無駄に電力を消費することになります。

また、エアコンや冷蔵庫のコンプレッサーが故障した場合も、フル稼働し続けるため電気使用量が急増します。

  • 電化製品から異常音がする
  • 動作が不安定
  • 使用状況が変わっていないのに電気代だけ上がった

上記のような場合は、電化製品の点検や買い替えを検討することをおすすめします。

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④漏電や盗電の疑いがある

稀なケースですが、漏電や盗電が電気使用量増加の原因となっている可能性もあります。使用状況にまったく心当たりがないにもかかわらず電気代が大幅に上がったときは、念のため確認しておきたいポイントです。

まず、漏電とは、劣化した配線や破損したコンセントなどから電気が外部に漏れてしまう現象です。漏電が起きると、実際には使用していない電気が消費されてしまうため、電気使用量が増えてしまいます。

次に盗電とは、他者が無断で電気を使用する行為のことです。とくに屋外コンセントがある場合には、気づかないうちに電気を使われてしまう可能性があります。屋外コンセントのあるご家庭の場合、見覚えのない延長コードがつながっていないか確認してみてください。

漏電が疑われる場合は、自身で判断せず電力会社や電気工事会社に相談することが重要です。

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電気使用量を減らし電気代を節約する方法を解説!

電気使用量を減らし電気代を節約する方法を解説!

結論をまとめると!

①電化製品の使い方を工夫する
②省エネ家電に買い替える
③電気料金プランを見直す
④電力会社を乗り換える

ここまで、電気使用量がおかしい、多すぎる原因をご紹介しました。ここからは、電気使用量を減らして電気代を節約する方法を解説します。

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①電化製品の使い方を工夫する

電気使用量を減らすためには、普段使用している電化製品の使い方を見直すことが効果的です。たとえば、エアコンはフィルターをこまめに掃除して効率を上げたり、設定温度を夏は28°C、冬は20°Cに調整したり、自動運転にしたりするだけで電気使用量を大幅に減らせます。

また、冷蔵庫は詰め込みすぎを避け、熱いものは冷ましてから入れるなど、ちょっとした工夫で無駄な電力消費を抑えることができます。待機電力を減らすために、使っていない機器のコンセントを抜くのもよいでしょう。

以上のように、電化製品の使い方を見直すだけで、年間の電気使用量を大きく削減できます。

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②省エネ家電に買い替える

省エネ性能の高い家電への買い替えも、電気代節約に大きく貢献します。とくに冷蔵庫やエアコン、LED照明などは、省エネモデルにするだけで年間の電気使用量が大きく変わります。

 

引用元:一般社団法人 家電製品協会「2025年版スマートライフおすすめBOOK」

一般社団法人 家電製品協会「2025年版スマートライフおすすめBOOK」によると、最新の省エネタイプのエアコンは、10年前のものと比較して約14%省エネであることがわかっています。

電化製品の買い替えは初期費用はかかりますが、電気代の削減効果が長期間続くため、長い目で見るとお得になることが多いです。環境省が提供する「しんきゅうさん」などの情報サイトでは、電化製品の型番から消費電力を比較することも可能です。気になる方は、ぜひ活用してみてください。

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③電気料金プランを見直す

電気料金プランを見直すことで、今のライフスタイルに合った料金体系に変更できます。たとえば、夜に電気を多く使う家庭なら夜間の電気代がお得になるプランが向いています。

また、単身世帯や共働き家庭のように電気使用量の少ないご家庭の場合は、契約アンペア数を下げることで基本料金を安くできるかもしれません。以上のように、ご家庭の電気の使い方に適した電気料金プランを選ぶことが大切です。

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④電力会社を乗り換える

電力会社を乗り換えることで、基本料金が安くなったり電気使用量に応じて割引が適用されたりと、電気代を削減できる可能性があります。

また、電気代の単価は電力会社により異なります。たとえば、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が示す1kWhの電気代の目安は31円ですが、25円などもっと安い電力会社はたくさんあるのです。

電力会社のなかには、基本料金が0円のところもあり、現在の電気の使い方そのままに月々の電気代を削減できます。各電力会社の公式ページでは電気料金のシミュレーションが用意されているため、積極的に活用し、現在の電気代と比較してみてください。

しろくま電力の電気料金シミュレーションでは、現在契約中の電力会社を入力することで、年間で最大どれぐらい電気代がお得になるかを調べられます。気になる方は、ぜひご利用ください。

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